先日、義母とお中元の手続きに某百貨店へ行ったときの話。
何気なく「そういえば実家の父が、ストール欲しいって言うてたなあ
」と
つぶやくと、「買うたり
」と義母。「ちょうど父の日の前やんか」と言うの
ですが、それは先週「父の日&母の日プレゼント
」と題し、義母と実家
の両親と私たち夫婦とで、箕面の川床料理を堪能したばかり
なので「いいです
」とそっけなく答えると、「いいです、やあらへん。
たまには買うたりいな」と、なおも食い下がる義母
仕方なく
たまたま通りかかった某ブランドにディスプレイされてあった、
キレイな藤色のストールを手にとって見てみると、なんと¥27300の値札
がついてあって
「お義母さん、こんな高いのんいりません
これやったらシャツが買え
るわ
」と拒否したのですが、そうしたら今度は「ほんならシャツにしい。
たまには買うてあげなさい」と言って、一歩も引かない
小柄で肩幅の狭い父は洋服選びが難しく、試着なしで買うのはかなりの
冒険なのですが
結局果てしなく義母好みの、チェックのシャツを購入。
予定外の、痛い出費でございました…
ところがこれで終わりかと思いきや、義母の「ほんであんた、ストールは
どうすんの?」という言葉には心底驚いた
「もういいです
」と今度はきっぱりと拒否したところ、「そんなこと言わんと
見るだけ見ようや」と、理解に苦しむ発言を繰り返す義母
さらに「腰が痛い」と、日頃はなるべく歩きたがらないのに、わざわざ5F→
2Fに移動してまでストールを探す義母の姿には、驚きを隠せませんでした。
最終的に「これは私に買わせて。あんたのお父さんには、何かと世話に
なってるから
」と半ば強制的に言い、私に最終的な決定権を与えて買っ
た、淡いブルーを基調に白やグレーなどが混じったストール。
これを父にプレゼントしたら、もう喜んだのなんのって
シャツも思ったよりずっと喜びましたが、やはりストールの威力はすごし
すっかりテンション
で、帽子やら靴やらを次々と出してきては「これ(スト
ール)に似合うやろ
」と上機嫌でした。
そしてそのままの勢いで「お義母さんにお礼の電話するわ
」と言い、嬉
しそうな声で「いや~、実はあんなん欲しかったんですわ。
で中尾彬がし
てんのを見て、カッコええなあと思てましてん
」と言うのを横で聞いていて
「お父さん、中尾彬と全然キャラ違うし~
」と心の中でツッコミを入れた
ことでした。
しかしこの話、まだ続きがあります。
憧れのストールを手にしたものの、どうやって巻いたらいいのか分からな
い父。
しばらく放置していたら、端からきっちりと折りたたみ、首にきつく巻きつけ
ている姿を発見
思わず「お父さん、こういうものはくしゃっと折って、ふわっと巻かな~
」
と抗議し、売り場でレクチャーしてもらった巻き方を伝授しました。
そんな父娘の様子をそばで見ていた母が、悪気はないと思うのですが、
「ストンと垂らすだけでもいいけど、おとうさんは背が低いから、似合わん
かもなあ
」と地雷を踏む発言を
案の定、ムッときたらしい父でしたが、その返しが実に良かった
母に向かって「ほんなら、やっさん(故横山やすしさん)はどうなんねん。
よう似おとったやないか
」と吠えた!
中尾彬だのやっさんだの、一体どこから持ってきたのかと父のセンスを
疑うばかりでしたが、聞いていて思わず吹き出しました
まあ老け込まれるよりはいいかと思いますが、急にオシャレになった父
にビックリした出来事でした。
みなさんは昨日の父の日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
何気なく「そういえば実家の父が、ストール欲しいって言うてたなあ

つぶやくと、「買うたり

ですが、それは先週「父の日&母の日プレゼント

の両親と私たち夫婦とで、箕面の川床料理を堪能したばかり

なので「いいです

たまには買うたりいな」と、なおも食い下がる義母

仕方なく

キレイな藤色のストールを手にとって見てみると、なんと¥27300の値札
がついてあって

「お義母さん、こんな高いのんいりません

るわ

たまには買うてあげなさい」と言って、一歩も引かない

小柄で肩幅の狭い父は洋服選びが難しく、試着なしで買うのはかなりの
冒険なのですが

予定外の、痛い出費でございました…

ところがこれで終わりかと思いきや、義母の「ほんであんた、ストールは
どうすんの?」という言葉には心底驚いた

「もういいです

見るだけ見ようや」と、理解に苦しむ発言を繰り返す義母

さらに「腰が痛い」と、日頃はなるべく歩きたがらないのに、わざわざ5F→
2Fに移動してまでストールを探す義母の姿には、驚きを隠せませんでした。
最終的に「これは私に買わせて。あんたのお父さんには、何かと世話に
なってるから

た、淡いブルーを基調に白やグレーなどが混じったストール。
これを父にプレゼントしたら、もう喜んだのなんのって

シャツも思ったよりずっと喜びましたが、やはりストールの威力はすごし

すっかりテンション

ール)に似合うやろ

そしてそのままの勢いで「お義母さんにお礼の電話するわ

しそうな声で「いや~、実はあんなん欲しかったんですわ。

てんのを見て、カッコええなあと思てましてん

「お父さん、中尾彬と全然キャラ違うし~

ことでした。
しかしこの話、まだ続きがあります。
憧れのストールを手にしたものの、どうやって巻いたらいいのか分からな
い父。
しばらく放置していたら、端からきっちりと折りたたみ、首にきつく巻きつけ
ている姿を発見

思わず「お父さん、こういうものはくしゃっと折って、ふわっと巻かな~

と抗議し、売り場でレクチャーしてもらった巻き方を伝授しました。
そんな父娘の様子をそばで見ていた母が、悪気はないと思うのですが、
「ストンと垂らすだけでもいいけど、おとうさんは背が低いから、似合わん
かもなあ


案の定、ムッときたらしい父でしたが、その返しが実に良かった

母に向かって「ほんなら、やっさん(故横山やすしさん)はどうなんねん。
よう似おとったやないか

中尾彬だのやっさんだの、一体どこから持ってきたのかと父のセンスを
疑うばかりでしたが、聞いていて思わず吹き出しました

まあ老け込まれるよりはいいかと思いますが、急にオシャレになった父
にビックリした出来事でした。
みなさんは昨日の父の日、いかがお過ごしでしたでしょうか。