萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

風の森、翠×白

2013-04-30 19:03:51 | お知らせ他
葉隠の光、色、香



こんばんわ、風の強かった一日です。
今日は暦通り平日の方とGWだった方といらっしゃるでしょうね。
仕事・学校の方おつかれさまでした、休日の方も、いずれも楽しい事ありましたか?

短篇2つ「花の聲、森の息吹」「春風の音」と第64話「富岳4」加筆校正が終わりました。
今夜は連載短篇「暁光の斎」の続きと「富岳5」を上梓の予定です。

写真は近場の森にて、風と光ふるワンシーンです。
森は思ったよりも人がいて、休日の人も多いなという印象でした。



ハリエンジュ「針槐」の花です、ニセアカシアという名前もあります。
葉や幹には毒がありますが花は食用に出来、花序ごと天ぷらにしたら美味しいそうです。
酒に浸けると花の香の酒が出来るのだとか、ちょっとやってみたいです 笑 
あと蜂蜜で有名ですね。



この花木が近く咲いていると、水仙と似た甘く高雅な香を風ふくみます。
なので花の時期はすぐ木の在処が解かる、それくらい香が佳い花木です。
なんだか、そんなトコは気配が綺麗な人みたいでゆかしいなと。

木の下には白い花がたくさん鏤められて星みたいでした。
見あげたらちょうど風ゆれて花びらが舞いふる瞬間が来て、そりゃ綺麗です。
でもカメラにはうまく納まらず、現場にいた目の記憶にだけ映してあります。




この草、猫がよろこぶんですよね。笑
名前がなんだったか忘れました、が、なんか好きな草です。
拓けた場所で小さな叢になっていて風なびく様に幼い日の原っぱを見ました。

ちょっと広い空地が住宅街のなかにあって、いつもそこで遊んでいたのですが。
この季節になると白い穂やわらかに風ゆれて、緑の若い葉と靡く音や香が好きでした。




すこし薄暗いエリアに咲いていた法鐸草・ホウチャクソウです。
翠ふくんだ白が清々しいユリ科の花は、この季節の空気に合います。
花によって青色が濃いので一瞬、葉の色と混じって花があると気付けません。
でもよくみるとコンナ感じの花です、これの群落が森の下草に広がっていて綺麗でした。

で、下はココノトコ顔馴染の海老根蘭です。
森の妖精と幼い頃に聞いたことありますが、ほんとそんな感じがします。
この花が豊かに繁茂してレッドリストから外れてほしい、ソンナコト記憶の花にも想いながらシャッター切りました。










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