萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳ブンガク:生還―山岳遭難「まさか」のリアル

2016-09-04 23:42:09 | 解説:用語知識
遭難は0.1秒



山岳ブンガク:生還―山岳遭難「まさか」のリアル

登山これからしよっかな、って方、まずコレ読むべき本です。
登山いつもやってるけど、って方もあらためて読んだ方がと。

羽根田治『ドキュメント生還』ヤマケイ文庫

なぜ遭難者は遭難するのか?

その心理は誰でも・いつでも陥りやすい、それは自分自身もそう。
そういう自覚が遭難を防ぐポイントだなってコトがよく解かる本です。

で・自分もツイコノアイダ初めて道迷いしかけました、笑

およそ標高1,700メートル某山、ノーマル・ルートなら危険個所なんてない。
一面ひろがる草斜面は夏花あふれるハイキングみたいなルート、
が、別ルートはまったく違います。

藪漕ぎルート、森と谷へ入りこむルート、別山への縦走ルートほかアレコレ、
別のルートへ行くと下山ポイントも違う+クマ生息地も通ることになる。
そんな多種多様な道はすべて山頂で分かれています。

で、ナンデ迷いかけちゃったのかいうと霧です。

天候:明方に雨→日の出後の気温上昇=霧が昇る状況=雲が低くすりぬける視界不良、

視界不良→山頂で道標や下山口の相違が見分けにくい

違う下山口を下りかけた、

っていうカンジで道迷いしかけたワケなんですが、
自分は迷わずフツーに下山できたんですけど、その理由はごく簡単、

「あれ?これ行きと違う道じゃん戻ろうっと、」

って気づいて即座すぐ来た道を山頂へ戻り、

往路に来た道を戻って下山、

駐車場へ戻ったら雨降りだした、

ってワケで雨にも降られず無事に帰ることができたワケです。
無事だった要因は「来た道すぐ山頂に戻り」なんですけども、

「コンナン簡単ジャン誰デモデキルデショ?」

って思うと思うんですけど・コレが出来ない人が道迷い遭難→転滑落で大ケガ・死亡。
ナンテ事例について『ドキュメント生還』は載せられており、
本になるだけソウイウ事例は現実に多いってことです。

遭難する心理は「焦り×安直」です。



1)早く下山しないと電車・バスが無くなる、日が暮れる、
 ↓
2)「アレ?ナンカコノ道チョット違ウカモ?」
 ↓
3)「デモ下ッテイケバ山カラ出ラレルデショ、」
 ↓
4)「ア…谷ダ、滝ダ…飛ビ越セバイケルカナ?」
 ↓
5A)転落→→→死亡or大怪我×後遺症
5B)飛べても戻れない→深く迷い込む→食糧・水分不足から体力喪失→死亡

ってカンジに道迷い遭難は多く下山時に起きます。
そんな事例を生還した遭難者たち自身のドキュメンタリーで描いたのが『ドキュメント生還』です。
この本はタイトル通り生還者たちの肉声から書かれています、が、ただ生還したワケではない方も含まれています。

ルートミスで滝に出る

無理に登攀

滝から転落

頭部と大腿部の裂傷と解放骨折

救助を待つ間に傷が悪化

傷口に蛆がたかる

救助されたが後遺症は残った。
・蛆が眼に入りかけ、取り除こうとして片目の涙腺損傷
・治療のため片脚が長くなり通常には歩けない

蛆=ウジがたかるなんてあるの?って思うかもしれませんけど、放置した傷はすぐ蛆虫がたかります。
たとえば夏なら30分で蛆虫は集まり1時間で産卵、半日で体長2.0mmに成長して1日で4.0mm、2日で7.0mm…5日12.0mm。
ようするに放置すれば傷口から蛆に食い散らかされて死に至るってコトです。

20代女性2名が荷物を宿に置いたまま散策@7月

登山者と会話「西穂山荘まで登ればお花畑が見られるよ」

片道4時間なら帰りのバスに間に合う・登ろう

下山時、まちがえて別ルートを下る

立木の赤ペンキ目印を道標と思い込み下る※道標ではなく境界標識だった

熊笹の藪に迷い込み1名転落・受傷

9日後、転落した1名が自力下山し工事現場に到達・工事現場作業員に救助される

11日後、滝の上部で残り1名を捜索隊員が発見・救助される。

この女性2名は「奇跡の生還」としてマスコミが大々的に報じました。
山にマッタク無知な女性二人が9日間と11日間という長期間を生き延びたドラマ性が注目されたワケです。

が、この事件は後日談があります。

翌年5月「遭難現場を見に行く」と自宅に書き残して二人は入山。

その翌年7月に谷の上流部で2名の遺体発見。

遺体発見現場は、最初の遭難で9日間目に救助された女性が発見された谷でした。

で、この↑事件ドコが現場の山かいうと西穂高岳です。

っていうと山やる人はもう「あー5月とかマジムリだろ死亡フラグだろ?」ってなると思います。



5月の山は雪です、標高1,600あたりフツーに銀世界。
西穂高岳は標高2,909メートル、西穂山荘は2,385メートル。

春の残雪期は厄介です、山やっている方・ココを何度か読まれた方はもう解かると思うんですけど。
日中に溶けて・夜間に凍って、

固く締まった雪はアイスバーン状態=つるつる鏡面状態で滑落アウト
or
緩んだ雪はミゾレ状態=くずくず底なし沼状態に足とられて疲労凍死

っていうことが春5月の高山ではフツーにあります。
なのでフツーに冬山装備&技術はアタリマエに必要で、

アイゼン=登山靴の底に嵌める滑り止めのブレードやワカン=雪の踏抜きを避ける+ゲイター(膝下スパッツ)で足もと固めて、
ストック=杖で雪の深度を確かめたり、ピッケル=刃や石突がついた杖・つるはしをストッパーに使ったり、
防寒着・火を焚ける準備・急な降雪の装備(雨具・ツェルト・ヘッドライト)など当然に必要、
そしてなにより…

冬山・積雪期と夏山・無雪期は難易度マッタク違います。

積雪によりルートは不明瞭、道標も雪埋もれてしまうこともあり、
冬の偏西風は強く高山では突風になり、積雪期の富士山はシャッターを吹っ飛ばすほどの豪風となります。
そんなわけで5月の穂高は雪のなか、ヘルメット着用も必須となる初心者だけでは無謀すぎるルートです。

遭難現場は登山ルートから逸れた場所=危険個所だらけでルート設定できない場所、ってことです。
そして彼女たちの遺体が発見された場所は外ヶ谷=谷は急斜面=雪崩の危険アタリマエな場所です。

5月の穂高が積雪期であることも知らず、遭難現場がどういうポイントなのかを考えてもいない。
積雪期に遭難現場を見に行くという発想自体が・遭難時から進歩がない無知レベルのままだと暴露しています。

こんなこと言うと死者に鞭打つコトになるけれど「反省しろ迷惑を考えろ」と思います。

山岳遭難した当事者はしばらく登山を自粛することが多いです。
この『ドキュメント生還』に綴られる当事者たちも自粛期間を設けています、
それは自身に課した反省であり反芻=頭を醒ます期間でもあり、そうした時間が次からの山行を用心深くします。

2)「アレ?ナンカコノ道チョット違ウカモ?」
 ↓
3)「デモ下ッテイケバ山カラ出ラレルデショ、」
 ↓
4)「ア…谷ダ、滝ダ…飛ビ越セバイケルカナ?」

この2~3は「頭が醒めていなかった」ゆえの判断ミス、だから頭を醒ます反芻期間が必要なワケです。

「なぜ自分が遭難したのか?」

それを自身で突詰めて、その結論から遭難しない準備訓練をする。
そういうホントの反省を経てから「遭難現場を見に行く」人もあると思います、が、その場合は危険度が低い日時を選びます。
また危険個所には近寄らず遠くから見るなど安全遵守が当然のマナーです、そうした反省山行をしている方は作中にもいます。

で、この西穂高岳遭難事故について思うのは・こういう人は今もたくさんいるなってことです。



今夏、富士山で同じような人を見かけ引き返させたことが2度ありました。
サンダル履き女の子+街中ふぁっしょん男性ってカップル、半袖ハーフパンツのドライブ途中な男性、
いずれも時間は午後+天候は1時間以内に雨降るだろうなって曇×霧+クマが生息する標高、っていう条件、

「あーこれホッタラカシたら道迷いorクマ遭遇でアウトだなー」

思ったので声かけたんですけど、
その時の印象なんていうか…正直ちょっとホラーな感じがしました、

“魔がさす”

って言葉ありますけど、あんなカンジ。
なんでソンナこと言うのかっていうと、

カップルは手を繋いでマイナールートの林道をふらふらっと登りかけてゆき、
半袖男性はルート逸れた森へ(途中まで作業道アリ)ふらり踏みこんでゆき、

「…もうじき雨ヤバイって解かるだろこの曇り方×霧の降り方?」

っていう天候条件の午後は、もう森の中は薄闇が降り始めていて、
フツーに考えたらソンナトコわざわざ踏みこもうなんて思わない、だって真っ暗になるの近いだろ??
…っていうフツーの判断力も低下してしまうから「ふらふら」踏みこんでしまうんだろうけれど…なんていうか「?」な背中してて、

「すみませーん、そっちクマが棲んでますよ?今年は遭遇率が高いですよー」

って声かけたら、
どっちの時も「はっ!?あああれっ?」ってカンジの貌していて、
驚いたような醒めたような貌から「ああすみませーん、」て戻って行った貌が・なんていうか、

魔がさす、引きこまれる惹きこまれる、

ソンナカンジのなんとも言えない空気感があったんですよね。
コウイウコトって今夏だけじゃなくて今までに何度もあって、

積雪期の奥多摩でもいたし、
積雪期の尾瀬でもいたし、谷川岳でもいたし大菩薩嶺でもいたし…その他あちこちの山でもいて、
秘密にしている花の楽園な山でもナゼかいたときは正直・なんでコイツこんな恰好でこんなとこ?って薄気味が悪かったです。



それから、
子連れで装備が薄い・っていうか散歩スタイルな家族連れを2年前あたりからよく見ます、
ハッキリ言ってしまうけど・アレは子どもを殺しに行くようなもんです。

前に入笠山だったかな?で脱水症状の小学生に遭いました。
散歩スタイル(半袖)の親子連れ、持っているのは4人家族でペットボトル2本、
山頂360度パノラマ吹きさらし・風あり・曇・気温低め・紅葉も盛りすぎる秋10月っていう条件で、

「あ、これヤバイやつだ?」

思ったので塩分補給の飴と予備の水ペットボトルを小学生にあげました、
で、親御さんには、水しっかり飲ませて早く下山しろ低体温症になるぞ言ったんですけど、
半袖ハーフパンツにビーチサンダル履いた親はボケーッと反応も鈍いまま突っ立っていました。
親自身も疲労困憊で頭が動かない+自分たちは大丈夫っていう意地もある、っていう貌していたので、

ま、そこに大学山岳部なグループが飯食ってるし任せられるな?

と判断して自分も予定時間があるので、
いざとなったら助け求めろよと親&本人に念を押して下山しました。
そこにいた他の登山者みんなが装備ちゃんとしていた+正午前だったので、なんとかなったろう思います。



ノリやナントナクで山を歩けば、死に当る。

それくらい山の地形は複雑で・天候変化と日没は急激です。
それはオドシでも何でもない山の現実で、この本はそんな現実をつづっています。
大自然に無知・無防備な者は死ぬ、たとえ生還しても・遭難事故の後遺症が人生を変えてしまうことも当り前の現実。

なんて書くと山怖いなー思うと思いますが、その「怖い」こそが慎重な山行を歩かせてくれます。
怖いと思うから装備を整え・技術を学び・万が一サバイバル状況からも生還する知識と覚悟を備えさせてくれる。
だから「怖い」と、この本を読んで感じてもらえたらいいなー思います。

上にも書いたけど・自分が道迷いしても遭難しなかったのは判断力×決断力のおかげです。

「これ行きと違う道じゃん戻ろうっと、」

って思えたのは漠然とした感覚だけではありません。
そういう「違う道じゃん」って気づけるだけの歩き方をしているからです。

○登山ルートの事前確認。
・登山道がいくつあるかチェック、分岐点に要注意。
・ルートの途中に何があるか、標準コースタイムなどを登山図でチェックする(パンフレットや旅行雑誌の簡易マップでは補えないのでNG)
・自分が登らないルートの知識も頭に入れておく、別ルートの知識があると迷い込んでもすぐ気づける。

○登る途中たまに振り向く。
・山は登りと下りで風景が変わるモノ、振りかえることで下山時の風景を記憶させます。
・振りかえるときは後方左右+足場に要注意。
 ※登山ザックがぶつからないよう注意:後方や隣の人にぶつけて転滑落させる事故が起きています。
 ※ふりむく一歩がバランスを崩し滑落・落葉や雪庇を踏抜いて転落…など注意、安全な場所に立ち止まってから振向くこと。

○違和感を感じたらすぐ戻る。
・山頂は必ず正規の登山道に繋がっています、そこまで戻れば迷わずに下山可能です。
・戻るのはメンドウクサイ…と思った瞬間に遭難と直結します、マジメ戻りましょう。

○天候悪化の気配は即、下山…悪天候下の行動は道迷い頻発。
・遠雷→雷は標高が高いほど雷撃の危険が増加します、雷が小さくとも鳴ったら即・下山※雷撃死は奥多摩でも事例アリ・低山でも危険です。
・雨の匂い→埃っぽい湿った風は雨の報せ、10分~30分以内に降りだします。雨具を備え+岩場など滑りやすい場所で降雨に遭わないよう急ぐ。
・雪雲→10月~5月の山は雪の季節、灰色の重たい雲は雪を降らせます。西でこの雲が湧きだしたら風のスピードで15分後は吹雪くことも。
・強風→強い風は突風になり煽られバランスを崩し転倒・転落が危険です、天候変化も急激に起こします。
・霧→山の霧は雲=視界不良で道迷い・転落の危険度が増します、ヘッドライトの準備をして無難です。夏山の午後はよく霧が湧くため要注意。

○遅くとも15時には下山完了
・山中の日没は平地より早いです、16時で樹林帯は真っ暗になります。
・とくに秋は日暮れあっという間、要注意。
・夕方は野生獣が活動します(早朝・夕方はゴハンタイム餌探し)



それから…いちばん大事なのは、

“その場限りの言葉を信用しない”

これすごーく多いんですよね、実際。

「あとちょっとで行けますよ、すぐです、」
「ハイキングレベルですからナンテことありません、楽な道です」
「あっちのルートも良いらしいんですよ、下山あちらも良いんじゃないですか?(まだ私も行ったこと無いけど)」

なんていう安易な励まし?発言は・絶対に・信用しないほうがいいです。
こういうのは発言者の主観と見栄が入りこみやすいのでアテになりません。

・ちょっとで行けます=コースタイムは歩幅・技術で個人差が大きいです。
・ハイキングレベル=公式は中級レベルの山でもハイキング~と言う人は多くいます※山ブロガーは要注意。
・楽な道=ヤヤ面倒な道でも「俺レベルだとコンナ山は簡単だし?」っていう見栄が配合された発言であることも多くアリ。

特に危険なのは、

「あっちのルートも良い『らしい』んですよ、」

っていう伝聞形はホント無責任な発言だと思ったほうがいいです。
逆に「あっちのルートは危ないらしいですよ?」は信用したほうが無難ですけど。

こういう伝聞形の発言を、
山上での昼飯で一緒になった初対面者から言われて信じちゃって、
そのルートに行ってみたら道迷い+沢水の増水で渡渉不可+体力と時間を奪われて遭難、
っていう実例はよくある話で『ドキュメント生還』にも載せられています、で、当事者の述懐にも、

……
行ったこともないコースを「そっちのほうが近いんじゃないか」なんて、やっぱり言うべきじゃないと思います。
山ではよく励ますつもりで「もうすぐですよ」とか言ったりするけど実際にはけっこう時間がかかってりするでしょ。
だからあんまり安直なアドバイスはしないで「ちょっと大変だよ」ぐらいに言ったほうがいいかもしれないね。
……

コレほんとそうだなって思います、
この本を読む前からですけど、自分は山で訊かれるといつも「~が危ないので気を付けてくださいね?」とハッキリ言います。
危険ポイントを言われると・たいてい誰でも用心して歩くので遭難に陥る危険度も減ります。
だから装備とか様子を見て、

「あ、このひと山を調べずに歩いてる危険だな?」
「まだ登山始めたばっかりっぽいな、危ないな?」

思ったら、あいさつの後で声を掛けます、
あいさつすると「どうですか?」とかアレコレ訊いてくれるので「危ないですよ?」とハッキリ言います。
特に積雪期や天候が悪化する時に登ろうとする装備の薄い人は声を掛けます、それで戻らないなら本人の責任です。
登山は自助と相互扶助、基本の自助努力をしない人なら救助もいらないんだなーって判断させてもらって自分は下山します。

ざっくり書きましたけど・こういう知識だけだと身に沁みにくいと思います、
で、遭難の取材した本を読むと「遭難ヤバイ自分ならどうする?」て自分の頭で感じて考えるから沁みます、笑
この『ドキュメント生還』の著者・羽根田治さんは他にも遭難本を出してるんですけど、山に行くなら一読したらと思います。

青梅署山岳救助隊で長年勤められた金邦夫さんの著作もオススメ、
山の警察官として多く授章された山岳救助の指導者で、高難度の登山を多数こなしながら山岳救助の現場指揮をしたプロ中のプロ。
山好きな現皇太子の護衛兼ガイドも務めた人で、多くの山ヤさんと交流があり世界最強の山ヤと謳われた山野井泰史さんとも親しいそうです。

どんな道でもまず先達に習い倣うこと、って言いますけど・登山もまったくそうだな思います。
読んで学ぶこともオススメです、笑
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2 コメント

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Unknown (dan)
2016-09-06 16:35:28
息子が大学進学で上京する時私が言ったこと
「登山と全学連だけは絶対に駄目」

いつもここで山の写真を見ながら、空や峰の美しさにうっとりし、可憐な花の実物を見たいと思っていました。

今日のこのプログを読んで山はやっぱり大変だなあと。

このブログに溢れる智さんの優しさにぐっと
きています。皆さんが気をつけて登山を楽しんで欲しいと思いました。

息子は会社員になってから同僚と私に内緒で
穂高に登り、とても感動したと美しい写真を沢山見せてくれましたが、それっきり登山した様子は
ないので、余程しんどかったのでしょう。
やっぱり私に似たのですね。
返信する
danさんへ ()
2016-09-07 11:49:54
山はたしかに大変です、息上がるし、笑
それでも登りたくなるのは美しい風光と植物に逢えるからです。

登山はマナー×ルールきちんと守れば楽しい世界だと思います。
算数の足し算ができないと掛け算も因数分解もできないのと同じで、基礎の技術と知識がなければ苦しいドコロか命も落としかねないのが山です。
ホントみなさん安全に楽しんでもらえたらなーと願います。

息子さん、またいつか行ってみたくなるかもしれませんね?笑
ゆるやかなルートで風景の美しい山もたくさんあります、danさんもご一緒に歩かれたら楽しいと思いますよ?
返信する

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