「これ前に純愛ものってトモさん言ってたね、私あまり読まないジャンルだな、」
なんて花サンが言った7月たしか金曜夜@新居、
ワインかなんか飲みながら花サンが訊いてきた、
「この本を読んで御曹司サン、なんで泣いたの?」
「読んでみたら解かるよ?笑」
知りたかったら読めばいい、
そう思ったまんま言ったら彼女はちょっと考えこんで言った、
「読んでみたい気もするけど怖い気もするな、」
「なんで怖い?」
訊きながら傍らの猫が撫でてコールしてくれる、
その小さい頭そっと撫でる前で花サンは口開いた、
「読んで、もし解らなかったらショックじゃない?御曹司サンって私からすると言葉が通じないこと多いから、あんまり自信ないのに余計へこみそう、」
言葉が通じない、
それは恋愛したいなら致命的だろう?そんな発言に言ってみた、
「御曹司クンの言葉とか理解したいって思うんだ?」
「うん…思うなー、最近なんか思ってると思う、」
ワイン口つけながら「思」が多い、
それが本音を示すみたいで訊いてみた、
「御曹司クンは浮気性だよ?寂しがりな分だけすぐ手短な誰かに甘えたがってヤりたがる、しかもバイセクシャルだから360度ぐるり恋愛対象だよ、そういう御曹司クンを丸ごと理解して受けとめようって思える?」
男も女も恋愛対象、だから誰と出掛けても「ふたりきり」なら即デート。
そういう御曹司クンの主観を理解できるのか?そんな問いかけに花サンは訊いた、
「ね、なんで御曹司サンってそんなに寂しがりなの?手短な誰とするとか私は考えられないよ、」
それが普通の感覚なんだろう?
だけど御曹司クンなりの理由がある、そのヒントを言ってみた、
「言っちゃえば弱いんだろね、弱虫だから独りが怖くってXXXしたがるんじゃない?体を繋げれば心も繋がれるって思いたがってるよ、即物的だけどさ、」
体の距離が心の距離、
そういう考え方もあるんだろう、でも実際は違う。
それを身をもって思い知っちゃった人は溜息ひとつ困り顔で笑った、
「それなら私にもっと恋愛してくれても良さそうなのにね?ホント自分勝手な人だなーあいつめ、」
ホント自分勝手だ、御曹司クンは。
思いたがってるクセに結果ちがう、そんな現実に笑った、
「たしかに自分勝手だね、性懲りなく同じ間違いするアタリ弱くて馬鹿なワガママだって思うよ?笑」
ホント馬鹿だ、弱くてワガママで学習能力もない。
そういうヤツだって解ってる、それでも解ってほしいなって思ってる。
だって今ここで解らないと一生ホントに独りだろう、それを耐えられるほど強くない馬鹿男のために言ってみた、
「でも花サン、どんな動機でも花サンと近づきたいから御曹司クンもベッドに誘ったんだよ?その結果が想像と違っても距離を縮めたいのは本音だと思うよ、」
「そっかなーそれなら少し救われるけど、期待するのも今は怖いかな?」
困ったよう笑って言う貌は寂しそうで少し嬉しそうで、
そんな彼女自身が本当は寂しい、だからこそある可能性に笑いかけた、
「寂しがりだから手短に縋りたいけど誰でもいいワケじゃない、そういうの花サンもちょっと同じだろ?御曹司クンの気持ちもわかると思うけど、笑」
寂しがり×寂しがり
それが花サンと御曹司クンだろう、
似たもの同士だから惹かれもするし反発もする、その一人は笑って言った、
「確かにちょっと同じかな、でもトモさんは全く違うね?」
「だね、笑」
素直に認めてグラス口つけて、この「全く違う」が可笑しかった、
だってコンナふう彼女が言うのは意味あれこれ含んでいるのかもしれない?
御曹司クンと花サンは同類項がある、その共通点に恋愛可能性はある。
でも自分に同類項は少ない、だから結局のとこ恋愛に至りようがない。
そう考えることは花サンにとって楽かもしれない、
だって「恋愛外」な自分だからこそ花サンは気楽に何でも話せて逃げ場にもなれる、
そして「恋愛外」であることは御曹司クンと恋愛関係になりえない、それは御曹司クンが彼女に向く可能性を高くもする、
そんなこと考えながら飲んでる傍ら、携帯電話が鳴った、
なんでんかんでん20ブログトーナメント
加筆合間にすこし書いたんでUPします、
このあと第82話「声紋4」加筆倍ほどします、
Favonius「少年時譚87」校了、Aesculapius「Dryad25」読み直したら校了です、
コレや小説ほか楽しんでもらえたらコメント&バナーお願いします、笑
取り急ぎ、
智
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ワインかなんか飲みながら花サンが訊いてきた、
「この本を読んで御曹司サン、なんで泣いたの?」
「読んでみたら解かるよ?笑」
知りたかったら読めばいい、
そう思ったまんま言ったら彼女はちょっと考えこんで言った、
「読んでみたい気もするけど怖い気もするな、」
「なんで怖い?」
訊きながら傍らの猫が撫でてコールしてくれる、
その小さい頭そっと撫でる前で花サンは口開いた、
「読んで、もし解らなかったらショックじゃない?御曹司サンって私からすると言葉が通じないこと多いから、あんまり自信ないのに余計へこみそう、」
言葉が通じない、
それは恋愛したいなら致命的だろう?そんな発言に言ってみた、
「御曹司クンの言葉とか理解したいって思うんだ?」
「うん…思うなー、最近なんか思ってると思う、」
ワイン口つけながら「思」が多い、
それが本音を示すみたいで訊いてみた、
「御曹司クンは浮気性だよ?寂しがりな分だけすぐ手短な誰かに甘えたがってヤりたがる、しかもバイセクシャルだから360度ぐるり恋愛対象だよ、そういう御曹司クンを丸ごと理解して受けとめようって思える?」
男も女も恋愛対象、だから誰と出掛けても「ふたりきり」なら即デート。
そういう御曹司クンの主観を理解できるのか?そんな問いかけに花サンは訊いた、
「ね、なんで御曹司サンってそんなに寂しがりなの?手短な誰とするとか私は考えられないよ、」
それが普通の感覚なんだろう?
だけど御曹司クンなりの理由がある、そのヒントを言ってみた、
「言っちゃえば弱いんだろね、弱虫だから独りが怖くってXXXしたがるんじゃない?体を繋げれば心も繋がれるって思いたがってるよ、即物的だけどさ、」
体の距離が心の距離、
そういう考え方もあるんだろう、でも実際は違う。
それを身をもって思い知っちゃった人は溜息ひとつ困り顔で笑った、
「それなら私にもっと恋愛してくれても良さそうなのにね?ホント自分勝手な人だなーあいつめ、」
ホント自分勝手だ、御曹司クンは。
思いたがってるクセに結果ちがう、そんな現実に笑った、
「たしかに自分勝手だね、性懲りなく同じ間違いするアタリ弱くて馬鹿なワガママだって思うよ?笑」
ホント馬鹿だ、弱くてワガママで学習能力もない。
そういうヤツだって解ってる、それでも解ってほしいなって思ってる。
だって今ここで解らないと一生ホントに独りだろう、それを耐えられるほど強くない馬鹿男のために言ってみた、
「でも花サン、どんな動機でも花サンと近づきたいから御曹司クンもベッドに誘ったんだよ?その結果が想像と違っても距離を縮めたいのは本音だと思うよ、」
「そっかなーそれなら少し救われるけど、期待するのも今は怖いかな?」
困ったよう笑って言う貌は寂しそうで少し嬉しそうで、
そんな彼女自身が本当は寂しい、だからこそある可能性に笑いかけた、
「寂しがりだから手短に縋りたいけど誰でもいいワケじゃない、そういうの花サンもちょっと同じだろ?御曹司クンの気持ちもわかると思うけど、笑」
寂しがり×寂しがり
それが花サンと御曹司クンだろう、
似たもの同士だから惹かれもするし反発もする、その一人は笑って言った、
「確かにちょっと同じかな、でもトモさんは全く違うね?」
「だね、笑」
素直に認めてグラス口つけて、この「全く違う」が可笑しかった、
だってコンナふう彼女が言うのは意味あれこれ含んでいるのかもしれない?
御曹司クンと花サンは同類項がある、その共通点に恋愛可能性はある。
でも自分に同類項は少ない、だから結局のとこ恋愛に至りようがない。
そう考えることは花サンにとって楽かもしれない、
だって「恋愛外」な自分だからこそ花サンは気楽に何でも話せて逃げ場にもなれる、
そして「恋愛外」であることは御曹司クンと恋愛関係になりえない、それは御曹司クンが彼女に向く可能性を高くもする、
そんなこと考えながら飲んでる傍ら、携帯電話が鳴った、
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