萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚323

2015-01-27 00:00:03 | 雑談寓話
急だけど花サンが泊りに来た7月たぶん金曜日、

From:御曹司クン
本文:帰ってきてるんだよな?でも居場所もう解んないけどさ。

なんてメールが着て、
すごいタイミングで来るもんだなって可笑しかった、笑

「あ、メール?返信とか遠慮しないでね、」

って花サンが言ってくれるのもまた可笑しくて、
こんな話題タイミングのメールに困りながら言ってみた、

「御曹司クンからだよ?居場所が解からないって拗ねてる、笑」
「そりゃ拗ねるでしょ、あっちは大好きなんだから、」

なんてヤヤつっけんどんに言われて、
そんな御機嫌に本音が見えて訊いてみた、

「花サンも大好きなのにって拗ねてる?御曹司クンに対して、笑」

声かけて蕎麦猪口に酒を注いだ前、
彼女の眼がすこし大きくなって笑いだした、

「大好きっていうのは自信ないなあ、でも拗ねたい気分は本当かも?」
「それなら頑張ってみなよ?笑」

笑いかけて蕎麦猪口の酒呑んで、
その前でワイン飲んでる笑顔は訊いてきた、

「頑張るって、御曹司サンと恋人関係になってガンバレってこと?」
「御曹司クンに拗ねたい気分があるならね、笑」

笑って言って、ワイングラス片手の笑顔がすこし考えこんで、
それから彼女は言った、

「ね、もしかして二度と御曹司サンと会わないツモリ?引越し先も転職先も話していないんでしょ、メールだけにするの?」

その質問やっぱりしたいよね?
そんな貌に想うことそのまま言った、

「メールもそのうちしなくなると思うよ、そのうちケンカみたいなコトになるだろうしさ、笑」

きっと近々、ケンカじみたことになるだろう?
だって逢いたがってるのに拒絶したら二択だ、

逢いたい要望を頷くか、拒絶したまま自然消滅か。

そういうのは友達でも恋人でも家族でも変わらない、
ホントに家族は血縁と財産関係が切りきれないから続くこともある、
でも御曹司クンとは他人で、恋人でもなく連絡ツールも携帯電話経由でしかない、

もし番号&アドレス変えたらホントに終わりだな?

そんなこと考えながらも近々ホントに終わるんだろなって思ってた、それがお互い幸せだろうから。


カナリ眠いです、でもすこし書いたんでUPします、笑
コレや小説ほか楽しんでもらえたらコメント&バナーお願いします、続き掲載するバロメーターなので。

取り急ぎ、



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