萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚21

2014-03-02 22:15:11 | 雑談寓話
こんばんわ、今日は寒めでも雨でした。
そんな今日っぽい写真も貼りますが宮ヶ瀬@昨日のワンシーンです。

第74話「傍証7」読み直し&Aesculapius「Mouseion5」加筆まだ途中ですが、
昨日掲載した雑談にバナー押して頂いたようなので、お待たせ合間に続き載せます、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚21

From:御曹司クン
本文:マジほんと気になって凹む、それ以外にもナンカ凹み過ぎて最近ほんと寝れないんだけど。

なんてメールくれた金曜深夜、その日に見た御曹司クンの記憶はオツカレ貌だった。
だからホントに最近ずっと眠れていないんだろって気づいてさ、
さすがに放置は可哀想だなって思ったから電話した、

で、2コールぐらいで御曹司クンが出た。

「すげえタイミング良い、俺いま風呂出て部屋戻ったとこ、笑」

そんなの当り前だろ?笑
なんて言葉だったからツッコミいれた、

「メールくれた直後ならタイミングイイに決まってるだろ、なにシラ切ってんの?笑」
「う、まあそうだけどさーでも電話したのソッチだし拗」

またヤヤ拗ねモード、でも思ったより明るい声で良かったな思ったよ。
だから遠慮なく図星ついてやった、笑

「あんなメールくれるなんてホントは電話で構ってってことだろ、明日は休みだしさ?笑」

図星だ、そんな空気が電話ごし流れてきた、笑
今日が金曜夜だからって狙ってる、そう指摘したまんま御曹司クンが拗ねた。

「ふん、その通りだけどさー…だってオールの後ってナンカ擦違って話す時間もないしさ、もしかしてって思った拗」

もしかしてって思った、
その「もし」が何か解かるなって想いながら笑ってやった。

「ソンナに疑い深いってさ、ホント重たい女みたいだね?笑」
「っ、なんだそれムカつく、笑」

ムカつくって言いながら笑ってくれる、そのトーンはもう明るかった。
この変化にあるのはコウイウコトだろなって想いながら訊いてみた、

「おまえがバイだから敬遠してるとか思ってたんだろ?仕事マジで忙しいくらい見て解かるだろが、馬鹿だねえ、笑」

バイセクシャルってばれると気持ち悪がられるか好奇心の餌食にされるだけ、
だから不安、だからカミングアウト出来ない、ほんとは怖いけど自分に嘘吐けないし。

そんなふう前に言ってた通り、自分に対しても不安になったんだろなって思ってさ、で、御曹司クンが笑った。

「そうだよな、ごめん、勝手に不安になってた、笑」
「で、疑ってくれたお詫びはドウしてくれんの?笑」
「だからメールで言った通りにオゴるってば、笑」

From:御曹司クン
本文:ほんとSだよなオマエ(怒顔文字)
   今週また呑み行こう、オゴッテやる、そんとき話してよ?

なんてくれたメールはまだ生きていたらしい、笑
でも条件ちょっと変更したくて言ってみた、

「アレは田中さんのコト話させるためのオゴリだったろ、あの条件解除するならオゴリで許してあげるけど?笑」

酒呑ませても話さないよ?笑
そんな交換条件に御曹司クンが拗ね笑った、

「解かった条件解除する、でも呑みながらオマエの自由意志で話してよ?マジ気になってるし拗笑」

ほんと拘るよね、笑
まあこだわる理由も解らなくないなー想いながら言ってやった、

「ずいぶん田中ちゃんのコト拘ってるけどさ、坊ちゃんクンは吹っ切れたワケ?笑」
「あ?」

いま気がついたびっくりした、
そんなトーンが電話向う考えこんで、照れくさそうに笑った。

「あー…そういえば俺、ここんとこ彼について気にしてなかった、照笑」

だいぶ吹っ切れかけてるらしい、笑
こんな変化が面白いなって想いながらSってみた、

「ふうん、あんなに大騒ぎしたクセにねえ?笑」
「っ、…だってしかたないじゃん気になるモンは気になるし、すっかり気にならない訳じゃないし拗」
「へえ、まだ坊ちゃんクンのコト気になるんだ?で、田中ちゃんもって忙しいね、オツカレサン、笑」
「なんだよそれーホントおまえ他人事って笑ってんだろ?ムカつくほんっとS、拗笑」

なんとなくの会話に笑って、だんだん御曹司クンの声は明るくなってきた。
これで今夜は寝られると良いけどね?って思ってたら電話ごしに訊いてきた、

「でさ、田中さんとおまえのコト話してくれるっていうのダメ?」

やっぱソコに戻っちゃうんだ?笑
まあ気になるのは当然だろう、でもちょっと話し難いなって思いながら応えた、

「お茶とゴハン一緒にする仲間だけど?笑」
「仲間っておまえ、それだけで名前で呼び合うとかしないだろー」
「ソレだけでもするんじゃない?笑」
「でも俺のこと名前で呼ばないじゃん、」
「あれ、名前で呼んでとか思ってんの?へーえ、笑」
「っ、おまえまた遊んでるだろからかってんだろバカ、拗」

なんて会話で笑ってさ、
で、御曹司クン訊いてきた、

「でもさー…あの田中さんが名前で呼びあいたいって言うの、よっぽどじゃねえの?」

プライベートでは名前で呼び合いたい、
そんな提案くれた彼女は確かに「よっぽど」じゃなければソンナ提案しないだろな?
なんて納得していたら御曹司クンが言ってきた、

「なあ、どういう付合いなワケ?俺、言いふらすとか絶対しないから聴かせてよ?」

信頼してほしい、
そんな声が言ってくれるけど、でも言った。

「ダメだね、電話で話せること違うからさ?」
「じゃあ呑みなら話してくれるワケ?」

すぐ訊いてくるトーンがなんか必死だった、
だから「拘る」理由が解かるなって思いながら、笑ってやったよ、

「そういうモードになったらね、笑」




とりあえずココで一旦切りますけど続きあります、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、
で、気が向いたら続篇載せます、笑

第74話「傍証7」もう一回読み直し校正します、
それ終わったらAesculapiusの続き書いてってカンジです。
ソッチも面白かったらバナーorコメントお願いします、笑

取り急ぎ、




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