萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚243

2014-10-18 00:25:00 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚243

大学の友達ハルと呑む4月ある夜、ハルの恋愛相談→御曹司譚になった、

「そいつ跡取り息子でいわゆる御曹司なんだよね、だから今の職場でも立場ちょっと微妙なトコがあってさ。そういうの本人がいちばん解ってるトコあるから人間を信用し難いトコあるんだよね、」

って話から初めて、

「その反動か惚れっぽいトコあってさ?だから友達のことも女じゃ一番好きだから手も出したらしいんだけど、出張先で男の同僚にR18なコトしたらしいんだよね、」

ってカンジにとりまとめ話したらハルの「怒」スイッチが入った、

「はあ?なんやのんそれえ、ホンマのアカンタレやんかソイツしばいたろかあ?」

ホントしばかれることも御曹司クンは必要かもしれない、
だって御曹司クンは多分本気で叱られた事がない、そしてハルのシバキは真直ぐストレートだ。

もし御曹司クンがハルみたいな人に早く逢っていたらよかったのに?

そうしたら御曹司クンは恋愛浮浪者にならなかったかもしれない、
そんなこと考えながら笑った、

「ハルのシバキって見てみたい気もするね?笑」
「ホンマにしばいて良いんやったらしばくで、ソレでなんでトモが転職に相成ったん?」

怒りながらも訊いてくる、その真面目な顔に答えた、

「元から転職は考えてたんだけどさ、御曹司クンと友達の間に挟まってるのもドウかなって考えたのがタイミングになったよ?笑」

まとめちゃえばソンナ感じだ、そして全部だろう?
そんな回答にハルは訊いてくれた、

「その御曹司くんがトモに気ぃあるままだと友達の子が御曹司くんと上手くいかへんから、トモが転職して姿消すってことなんか?」
「そういうカンジだね、単純に転職したいだけでもあるけどさ?笑」

笑って答えたテーブル越しハルが溜息かるく吐いて、で、言った、

「なんやね、トモも相手のために転職ってトコもあるんやな?私が先輩のことで転職考えたんと変わらんやんか、」

確かに変わらんかもしれない?でも一点違うところを言ってみた、

「自分の転職はね、その仕事したいって目的のある転職だよ?ほんとタイミングの問題だったんだ、笑」
「たしかにな、トモが無計画でナンカするって無いわ、」

あっさり認めて頷いてくれる顔はちょっと複雑で、また訊いてくれた。

「トモが転職すること、その二人は知っとるの?」
「彼女のほうはね、笑」

ありのまま言って、で、ハルは言った、

「なあ、その御曹司くんのほうが転職のこと知ったら大騒ぎするんやない?大丈夫なんか?」

確かにソレが心配なんだよね?
なんて考えていたら携帯電話が振動して、ハルが言ってくれた、

「メールでも電話でも遠慮せんでええよ、くだんの御曹司くんかもしれんで?」
「そこまでタイミング良いんだ?笑」

笑ってなにげなく携帯を開いて、メールは2通だった、

From:歯医者
本文:あの本読み終わったよ、材木の使い方すごかった。こんどの連休の予定とかある?

これ「無い」って言ったら予定が入るんだろうな?
そんな予想と開いたもう一通につい笑った、

「ハルの予想は半分あたりだよ?笑」

From:御曹司クン
本文:連休、30分でも良いから時間くれない?

なんでんかんでん5ブログトーナメント

映画「恋するシェイクスピア」がBSでやってます、で、つい観ながら書いていました、笑
ちょっと昔の映画ですが「Shakespeare's Sonnet」を物語にしたカンジです、

会話短篇Short Scene Talk「夕休某日―Side Story act.34」英二と周太サイド版UPしました、
Favonius「少年時譚 act.49」+第79話「交点act.4」+Savant「晨の故山act.4」校了しました。
Aesculapius「Chiron31」加筆もう少しします、校正ほか終わったら第79話の続きか短編の予定です。

あいかわらず眠いです、でも昨日もバナー押して頂いたのでUPします、笑
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取り急ぎ、



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