乗馬クラブに入会したときに、無料乗馬体験チケットをもらいました。以前姪っ子がポニーにのってゴキゲンだったことを思い出し、大きな馬にも乗せてやろうと思ったのです。姪のなっちゃんは小学2年生。もちろん乗馬経験はゼロ。少し臆病だけど、「大きな馬だけど、乗りたい?」ときくと、「うん、乗ってみる」とうなずいた。結構勇気あるやん。ついでになっちゃんのママ(ともちゃんの妹)と、Mr.Dashにも体験乗馬させてもらいました。
馬場に着いたら保険に入って、ヘルメットとボディプロテクター、ブーツをレンタル。試乗は無料だけど保険とレンタル料は有料。なっちゃんは、神妙な顔でサイズを合わせてもらっていました。
馬場に出ると、ビギナー用の馬場まで少し歩きます。つないである馬の前も通らなければならないし、駆け足練習の馬場の横も通ります。なっちゃんママに「どうかした?」と声をかけられたのをきっかけに、涙がぽろぽろこぼれてきました。理由を聞いても何も言わず、ただ涙を流すだけ。まずは妹と、私のダンナを試乗させ、恐くないことをアピールする。妹は心底楽しんで、軽速足の馬の上で高らかに笑っていました。泣きながら、横目でちらちらとその様子を見ているなっちゃん。
いよいよなっちゃんの出番。涙はまだ止まっていないけど、インストラクターのお姉さんに連れられて、鞍によじ登りました。涙の残る顔で馬に乗る、いじらしいなっちゃんです。
馬の魅力は不思議です。なっちゃんの泣き顔が、みるみる笑顔になっていきました。そのうち、馬の首を「よしよし」となでられるようにもなってきたりして。