◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

アイフルショック!!

2006年04月18日 02時32分37秒 | 兜町の乞食
 アイフルと言えば、チワワ犬のクーちゃんのCMで有名な会社ですが、
先週の金曜日、消費者金融会社のアイフルが、利息超過での貸付と、
債権者への厳しい取立てが問題と成り、政府から営業停止命令を受け、
マスコミ各社にも大きく取り上げられて、問題に成りました。

 これを受け、金曜日はアイフルが終日ストップ安気配で張り付き、
ザラバ中は取引が成立しませんでした。

 他の消費者金融各社も、この動きに連動する様に大きく値を下げました。
 しかし他者は連想売りが出ていて安い物の、問題の当事者では有りません。
 こう言う場合、最近のネット投機家の登場が代表する様に、
短期筋の絶好の賭博場と化します。
なので、安く寄った所を買い上げて、リバウンドした利鞘を稼ごうとする輩が現れます。
因って、同業他社は低く寄れども、そこから大きく値を上げて取引を終えました。

 しかし本体のアイフルはまだ下がったままなので、
翌の今週も低い所から始まると、他社の短期利鞘は一気に含み損に転落する事態でしょう。
 今回の事件は、数年前の日栄(現、ロプロ)社が問題を起こした状況と良く似ています。
 あの時のロプロの株価チャートを見ると、当に崖の様に暴落して居ます。
10年チャートで見ても、その崖はハッキリと見え、そのチャートはちょっと壮観です。
 何しろ、直近の高値が1万円台だったのが、一気に三桁半ばまで落ち込んでしまったのですから、
 それだけで、その暴落振りは理解頂けると思います。
(自分がその株を保有して居たらと思うと、ゾっとしますね)

 しかし、今回のアイフルは、あの時のロプロよりも厳しい処分が出されました。
これらの状況から、アイフル株スレでは、過去の状況から、
これから何日ストップ安が続くのか?と言う恐慌の書き込みが多かったです。
 これを見て、筆者は思いました(2ch投資法の項参照)。
 意外と月曜の朝、簡単に寄ってしまうのでは無いか?と。

 実は金曜まで、サラ金では無いですが、有る金融関係の銘柄をチャートの動きを見て、
空売りして居ました。
 なので、この事件の影響で、凄く、では無いですが利益は出ていました。
 そしてその後の展開を予測するのに、この2chスレの会話で、ある情勢を予測しました。
 それは、アイフルは、朝は特売り気配でスタートするが、ストップ安気配に張り付くか、
その直前で寄り付いて、暴騰するのではないか!?と、
 この予測が正しければ、同業他社は、初め連続ストップ安の懸念から、
値を下げて行くが、本丸が反転する時は、その直前で、その気配を見取った他社は、
だいたい先回りして、本丸のアイフルが寄り付く前に反転して上昇する場面が多いので、
その様な動きをするだろう。と予測を建てました。

 そして実際に気配値を見ると、確かに売り超の気配だが、絶対的格差でも無く、
これは気配値を切り下げて行く内に、確実に午前中には寄り付いてしまうな。
と思いました。
 そこで、先回り(と言うか遅れを取らない様に)、早々と、
当初買い返済する予定だった単価で買い戻し返済をしてしまいましたが、
これは正直失敗でした。
 今日の行動の正解例は、アイフル株が寄り付いたその瞬間が、
他社の反転のタイミングでした。

 しかし、その後は強かった物の、後場に入ると短期の利確売りに押され値を下げて来ました。
 他社も同様に下げて来て、大引けにはアイフルは大陽線ですが、大き目の上髭。
他社は、大陰線のところが多かった様です。

 これはやはり中期的には金融関連銘柄は下げだと思うのですが、
此処で面白い事実が…
 実はこの日のアイフル社の信用取り組みが、超絶売りに成って、賃借倍率0.04倍と、
株不足に陥っている事です。
 これはもしかすると逆日歩が付く可能性が有り、大人の買い方が、売り方を苛める為の、
踏み上げ相場を作る可能性が出てきましたので、短期的な値動きに、上下の予断を許さない状況に成って来ました。
かなり熱いです。
 日経平均株価は、今日はギリギリ1万7千円を死守しましたが、200円以上の大幅安でした。
市況コメント等は、今回の事件に付いて一言も触れていませんが、
筆者は今回の大幅安は、今回の事件&アイフル株の値動きが、かなり関係していたと分析しています。
 市況コメントは、今後は底を固めたので、景気の回復期待から上昇する。
と有りますが、まだこの事件に関連した法整備の動きも有り、
その詳細も明らかに成っていない状況では、その動きの方向性が定まるまでは、
まだまだ影響は有ると思っています。

 消費者金融に、一番融資して居るのは大手銀行です。
消費者金融の経営が行き詰まると、大手銀行も多大な影響を受けずには居れないでしょう。
 大手銀行株は、日本経済の根幹を成す銘柄なので、日経平均株価にも影響は少なくないでしょう。
 アイフルがロプロの様な動きをすれば、当分影響は続くかも知れませんね。
 どっちにしても、もう数日間はかなり激しい値動きの乱高下を見せると思うので、
ギャラリーとして楽しむには面白いと思います。

 筆者は投機家では無い積りなので、手は出しませんが、
関連株への影響や、今後の参考として、注視します。

 どうなる事か?株式投資は自己責任です。
この文章を読んで、それで投資判断して損失をしても、筆者は責任を負いません。


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