縁結びの御守

　先日、別の用事で出掛けた時に、最近不運な事が多い為に、厄払いでもしようと、
地元の有名な神社へ友人と参拝した。

　始めは友人の厄払の御守購入が目的だったが、自分の幼少の頃からの巫女さん好きも有り、
巫女さんを見に行く、と言う不純な動機も加味され、行く事に成った。
　巫女さんは、以前来た時は、此処の装束は袴が橙色だった記憶が有るのだが、
何時の間にか、普通の朱色に成って居たのが印象的。

　と巫女さん談議は此れ位で（笑）本道のタイトルの話題だ。

　そうやって何時までも巫女さんに見惚れていると、怪しい男に成ってしまうので、
いよいよ御守売り場で購入する様に友人に勧める。
　しかし友人が躊躇しているので、自分も何か買いそうなそぶりをしないとやはり怪しいと思い、
自分もそんな素振りを見せる為に御守を見始めた。
すると、ちょっと変わった御守が目に入って気に成ってしまった。
それは箱に紅白の小さい二つの御守が入った縁結びの御守だった。

　その瞬間、物珍しさと、意中のあの娘の顔が目に浮かび、思わずそれを友人が買うより早く購入してしまった。
当にミイラ取りがミイラに成った。みたいな感じだ。
　と、買ってから思ったのだが（←馬鹿？）、この二つ有るのはどう言う意図なのだろう？と
その時初めて、その事に考えが及んだ。
　二つセットで売って居たので、二対で持てば二人の想いが御守の如くくっ付く。
等と都合良く考えて見たが、普通に考えるとどー考えても一方は自分で、
もう一方は意中の人に持って居て貰い、想いを成就する。と考える方が自然だな。と思った。

　って事は、まだ想いも伝えて無いし、完全に片思いの俺じゃ、この御守全然駄目じゃんっ！！
好きなあの娘に渡したら、その時点でバレバレだし（苦笑）
な感じでガッカリです…

　一応一縷の望みを掛けて、巨大掲示板群の関連板で真偽を確かめたら、やはりこれは意中の娘に渡すのだそうだ。
　仕方が無い、俺の想いを受け止めて貰える位進展出来るまで、この御守は封印ですね。トホホ…


　ちなみに、この日御神籤を引いたが、気に成る御神託、「恋愛」の項は…
「成就しますが、時が来るまで待ちなさい」だそうです。
いや、でもこのお告げは、今のトホホな状態も良く表して居るが、
今の恋愛の状況も表して居る様に感じれて、ちょっと嬉しかったりはした。

　追記：ちなみに、この御守は、渡す相手がまだ現われて居ない場合は、片方を大切に保管して、
片方を良縁が有る様願いながら所持し、現われた時点で保管した方を渡しても良いそうです。