◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

アイ アム レジェンド

2007年12月16日 15時20分28秒 | 映画
注)ネタバレ有り
公開初日と言う事で、東京では、元キングオブTOKYOアマラウ氏にクリソツで有名な、
ウィルスミス主演のこの作品を観て来ました。

感想は…

広告戦略に、見事に騙されました…(泣)


あのCMを見ると、地球に彼1人だけ。
何故こう成ってしまったのか?
本当に他に人は居ないのか?
と言った謎を追っていく様な映画だとバッカリ思って居ました。
要は、地球全部を使ったキャストアウェイみたいなイメージ。

が、始まってみると、単なるゾンビ映画でした…(ガッカリ)
まぁ、この作品は、過去2回にわたって、小説の映画化・リメイクをされた作品らしく、
映画が本当に趣味だ。って人達から言わせれば、かなり内容は常識だったみたいですが、
筆者は作品の謎のネタバレ等を防ぐ為に、余計な知識は入れ無い様に、
作品の掲示板等も敢えて見ない様にしてましたが、それが仇と成りましたね。

もしゾンビ映画だと解っていたら、多分見に行かなかったと思います。
帰った後に、早速2chの該当スレを覗きましたが、やはり筆者と同じ様に、
勘違いしてた人や、公開前のCMが流れた時期には、内容を把握している映画好き達が、
「あのCMは拙いだろう!?ゾンビ映画と知らずに観に行ってしまったら、
そう言うの苦手な人は怒るんじゃないか?」
と言った反応まで。

実際に、その場に居た観客も、殆ど筆者と同じ様な人が多いらしく、
ダークシーカー(この映画でのゾンビみたいな奴(もっと言うとゾンビ=死人では無く、狂犬病の様な伝染病に感染した人間))
が登場した時点で、”騙されたー!”みたいな雰囲気がシアター全体から感じましたし、
(実際筆者も、心の叫びが出ました)
それと、やはりゾンビを予想して居なかった、ホラーが苦手と思われる観客(女性?)で、途中で帰ってしまう人も何人か見受けられました。

 まぁ、筆者は別にゾンビ映画が嫌いと言う訳では無いので、
途中からは頭を切り替えて最後まで見ましたが、見始める前に欲していた欲求と、
全然違う物を与えられた感満載なので、まるでラーメン屋でラーメンを注文したのに、
出て来たのがカレーライスだった。みたいな気分です。

 初めからゾンビ映画ですよぉ~的プロモーションをしていれば、
また違った感想を抱いたとは思いますが、まぁ同時期に同じ様なゾンビ映画、
バイオハザード3が公開されて、そっち方面で宣伝すると、被った感満載ですし、
年明けには、またまた同様のウィルスパニックゾンビ映画、『28日後』と言う映画も
公開されると有っては、こう言う宣伝の仕方に成らざるを得なかったのかも知れませんね。

兎に角、まぁゾンビ映画としては、そこそこ楽しめました。
ただ、ストーリーにそんなに捻りが有ったわけでもなく、
全編通して驚かし系演出に終始してましたね。
一番の山場が、飼い犬のサム君が感染してしまい、発祥寸前に止む無く止めを刺す場面が、
悲しい感じで良かったですが、それが一番の山場って、どうなの?
と言う感じでした。

実は、見終わった後、原作や、前の映画化&リメイク作品のストーリーも調べたんですが、
そちらのラストは、かなり衝撃的と言うか、大ドンデン返しな結末だったみたいで、
真新しさを出そうとしたのか、それとは違う結末だったみたいですが、
いっそ、前作と同じ結末にすれば、単なるゾンビ映画で終わらずに面白かったのになぁ~…
と思いました。

で、不満な感じで帰ってきましたが、その後、上映時間と被ってしまうので、
録画して置いた、TVドラマ「男の子育て」の最終回の方が、全然感動出来て面白かった。
と言うのが、なんだかなぁ~な映画鑑賞と成りました。
チャンチャン!