WEB想音

音楽、小説、アート等、多趣味人間の日記です

歌声は神の領域に近く

2008-02-26 00:46:18 | レビュー
ミクシィ日記より抜粋です。



本日は大阪城ホールで行われたビョークのジャパンツアーに
行って参りました。
アリーナBブロックの9列目、やや右側。
前から数えて22列目くらいでしたかねえ?
おおっ前って感じでした。

やや遅れて始まったので、1時間半ぐらいだったでしょうか?
ともかくあっという間の時間でした。

アリーナは最初から総立ちでした。
でなきゃ見えん・苦笑。
皆さん踊っているというか揺れているというか、
でも、感覚はビョークに釘付けにされているような
緊張感のあるステージでしたね。
セットにはちょっと民芸調の旗がたくさんかかってて、
それの揺れる感じとか
ビョークの金色の衣装が身体に沿わずに翻る感じとか
ブラス隊の女の子が旗をつけてたのですがそれの動く感じとか
整然とした計算されたものとは正反対の、
生き物然とした空気がありました。
ブラスの音が息遣いっぽいせいもあるかもしれない。

それでもってビョークの歌声の自由なことといったら!
しゃべってる声も可愛かったですね。「アリガト!」って。

こんな歌だっけか?と思いながら、
アルバムのアレンジとまったく違っていても
でも彼女の声なら全部本物でしたね。

個人的にはペイガン・ポエトリーが聴けて嬉しかったです。
もうちょい盛り上がってからだと、もっと嬉しかったけれど。

今までビョークのこと、ディーヴァだと思ってましたが
実際に聴いてみると、神ですね。
音楽は癒しだなんて生ぬるいもんじゃなくて、
例えばアーミー・オブ・ミーの攻撃的なパフォーマンスに
ダメージ喰らって倒れそうになってたり。
破壊力ありましたよ、あれは。やばかった。

って、何を書いても伝わらないような気がするのは
字書きの限界なのでしょうが…。

ビョークという稀有な個性の繭に包まれた
稀少な時間でした。
癒されたとか励まされたとか良かったとか
在り来たりな言葉では到底足りないのですが
得たものは烈しく豊かだと思います。
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