WEB想音

音楽、小説、アート等、多趣味人間の日記です

ジェネリックを語る

2006-04-14 22:22:54 | 日記
ん~。いよいよ面倒ごとが本格的になって参りましたよ。
えと、仕事の話なんですが。
最近CMなどですっかり認知度が高まったジェネリック医薬品
(後発品ともいう。特許切れの医薬品を他メーカーが出すこと。
先発品より安いのが特徴)の話です。
この4月より、処方箋にDrのサインがあれば処方薬をジェネリックに
変更可、ということになったんですね。
Drがというか、多分に患者の希望ではあるのですが。
で、レセも落ち着いたところで、制度がぼちぼち導入されてきました。

「先生が後発品に変更可の許可をされてますので、変更されますか?」
「なんでもいいから安くしてーや」

というやり取りがもう何件も。
いや、さすが大阪。
メーカーの信用もへったくれもなく、とりあえず価格に飛び付きますね。
でもちょっと待って下さい。
後発品は大手メーカーの先発品に比べると、
小さい無名会社のものが多々あります。
そういうのに限って単価は確かに安いのですが、
はっきりいって入荷が困難な場合が多いのです…汗。
今日注文して、来週半ば納品予定なんて、ざら。
とある大手ジェネリック会社は、
銘柄の整理をするとかしないとかいってます。
整理ということは作らなくなるものもあるということで。
毎日服用するものなのに、安定供給されないのはちょっと…と思います。
あと、先発品とまったく同じ物かどうかも多少疑問。
確かに成分は同じなのですが、
例えば貼り薬の場合だと、主成分以外のテープの部分が原因で
後発品だとかぶれた、というケースが実際にありました。

確かに安い。でも理由はあるんです。
後発品を扱うのは、入荷の段取りとかの手間を考えると
現場の人間としては負担感が強いのですが、
まあそれはそれとして。
今使っている薬が高いから、
安いジェネリックのある同系統の別の薬に変えてくれという人もいます。
その場合、成分も違うものになる訳で。
今、その薬で安定しているのなら、
変えないでその体調を維持することも大切だと思うのですよ。
どうなんでしょうね。
どんどん増えつつある在庫の種類を見ながら、
ちょっと未来のことを考えてみたりもします。
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