…さすが我らがタイガース・苦笑。
悔しいやら、多少ほっとしたやらですが、
甲子園でも苦手なピッチャーって変わんないのね・ため息。
では次のお楽しみはパ・リーグのプレーオフっつーことで!
原稿出来てるのに何でアップしないかなー、
とか言ってても始まらないので、とにかく続けます。
今回は「夜鳴鳥」ヒロイン予定でもある、ルシーです。
①フルネーム
ルスキニア・ナサレフ。愛称はルシー。
②生年月・出身地
アシアン暦224年2月生まれ
半島西部ナサレフ侯領の都エルナ出身。
③身分・素性
諸侯の一翼、エルナ領主ナサレフ侯の息女として生まれる。
兄は次のナサレフ侯となったアルコン。
生後すぐに親同士の取り決めで、ソロン侯公子オンラード・ウルと婚約。
気候穏やかなエルナで、姫君として何不自由なく成長する。
10歳で王都クォーナへ。社交界デビュー前の年齢だが、行儀見習いとして
長期滞在する。この時兄アルコンのはからいで、当時18歳の婚約者
オンラード・ウルと初対面を果たす。
16歳で結婚し、マイオスに移り住む。当初は北方の気候に馴染めず、
体調を崩しがちだったが、20歳を過ぎて二児に恵まれる頃には、
山城ジャンヴィエ城の暮らしにも慣れ、頭領の奥方として
一目置かれる存在となった。
夫のオンラード・ウルは多忙で、ともに過ごす時間は短かったが、
明るくけなげに待つ妻であり続けた。
オンラード・ウルが負傷の為不具の身となった時は献身的に寄り添い、
彼の隠居生活にも連れ添って、湖畔の別邸へと移った。
そこで夫の最期まで数年間を過ごした後は、
既に妻帯していた息子クリシス・ノイの許へは行かず、
実家に戻って親族の間で静かな余生を送った。
④外見
小柄で華奢。幼い顔立ちとあいまって、少女のような可憐さをたもち続けた。
長いまっすぐな金髪。青い瞳。
少々乙女チックではあるが、若くてお美しい奥様とお呼びするのに、
ふさわしい女性だった様子。
⑤性格
基本的にはおしゃべりで陽気で楽天的。
甘えるのが上手で誰にでも好かれるタイプ。
夫の前では可愛らしく振る舞っているが、諸侯の家に生まれたのは伊達ではなく、
いざという時には肝の据わった女性である。
⑥趣味・特技
美しいものが大好き。ファッションやガーデニング、料理に情熱をそそぎ、
野暮ったい北の地のカリスママダムとなった。
しかし単なる浪費家ではなく、衣装デザインや庭の構成などはほとんど
自分が指示して作らせた。
刺繍やレース編みは自身の作品も多かったようである。
⑦その他 作者コメント
天真爛漫なお姫様から、常に少女らしさを失わない可愛らしい奥方へ。
男ばかりながら二児にも恵まれ、一見何の不自由もないように見える
ルシーですが、ただ一つままならないものが、夫のオンラード・ウルでした。
戦場と王都の往復に明け暮れ、城にはまともな寝床もない有様。
でもルシーがそれを我慢出来たのは、ナサレフ侯の娘の矜持と、
それでも夫に、女性としては最も愛されているという実感あってのことでした。
単なるワガママ娘だったら、一年目の冬に逃げ帰ってますよ。
ま、エルナからついてきた侍女たちはその方が嬉しかったかもしれませんが・苦笑。
ゆえに右腕を失い、衰弱して戻った夫の有様は、
むしろ彼女を幸福にしたかもしれません。
彼も長生きはしませんでしたが、
もっと若くに戦死していた可能性もあったのですから、
毎日寄り添い、世話をして、感謝の言葉をもらう数年は、
彼女にとっては蜜月だったのでしょうね。
たとえ夫がすべての生き甲斐を奪われていたにしても。
夫がフォルスクラン王に傾倒していたことは、渋々認めていたようです。
勝負の出来る相手ではありませんし。そこはちょっと可哀想なところです。
息子達とは仲良しでしたが、相談事のしやすいキャラではないので、
あまり頼られてはいなかったようです…。
その為か晩年の彼女は実家に戻ってしまうのですが、
兄の家族は気さくだし、ソロン家の援助はあるしで、
なかなか優雅な暮らしだったようです。
ルスキニアはナイチンゲールを意味するラテン語。
姓のナサレフは響きだけでつけていた頃のもので、特に意味はありません。
ロシアとか東欧っぽい響きを意識したのかな、と思います。