WEB想音

音楽、小説、アート等、多趣味人間の日記です

世間は夏休み

2010-07-23 00:09:20 | レビュー

すみません、一日遅れですが、
映画レビュー貼っておきます。
…原稿は、ちまちまと進行中。
シティ新刊は多分コピー誌になると思います。


本日はレディースデーの映画館へ。
びっくりするくらい子供たちでわーきゃーなってました。
そうか、世間は夏休みなのね…。
そんなお子様たちは、ジブリとおもちゃに行ったようですが、
我々が観てきたのは、ナイト・シャマラン監督「エアベンダー」
しかも2D吹き替え版。
上映時間とか色々制約がありまして…汗。
公開1週目にしてはヤバイんじゃないかってくらい
空いてましたけど、
それほどがっかりする出来ではなかったです。
ちょっと説明不足っていうか、
入り込むのに時間がかかるお話ですが、
本格的なファンタジーってもれなくそうですからね。

とある世界。
気・水・土・火の各王国に分かれた世界には
それぞれを意のままに操る能力を持つ能力者ベンダーがいる。
かれらの頂点には輪廻転生する指導者アバターがいて、
彼はすべての自然の力を手中にしていた。
が、100年前、気の国にいたアバターが突如失踪、
秩序を失った世界は
野心ある火の国に征服されてしまう。
100年後、水のベンダーの少女カタラは
兄のサカとともに、海中から気のベンダーの少年アンを発見、
運命に導かれるように行動をともにする。
少年は100年前に失われたアバターだった。
が、異変をいち早く察した火の国の王子ズーコはアンを捕獲、
自分を追放した父王への手土産にしようとする。
かろうじて脱出したアンはカタラたちと合流、
荒れ果てた世界をゆく旅に出る…

とまあ、こんなくだりがかなりのハイスピードで語られます。
ついてくの、大変・汗。
話はアレですが、
デタラメ系のアクションとど派手なSFXがお好きな方には、
観に行く価値があるかと。

以下、各キャラについて。

アン少年 演じるのはテコンドーの地区チャンピオンだとかの
     男の子で、演技は初挑戦らしいんですが、
     逆にその初々しさが良かったような。
     親代わりのおっしょー様との
     心温まる回想シーンに思わず萌え!
     凄いな、隠れ師弟愛!!

ズーコ王子 スラムドックミリオネアの人。顔が濃い。
      おつきの伯父上がとってもいい人。
      本人も優しいところあるのですが、
      王子のプライドからアンの行く手を阻みます。

カタラちゃん ちょっとうっかりさんでしたが、
       真面目に修行に励んで、
       のちには敵に一杯食わせるシーンも。

サカ兄ちゃん 最初はちょっと頼りなかったりする。
       無駄にイケメン…とか思ったら
       一目惚れロマンスがはじまり、ビックリ。

原作がアニメだとかで、少々アレレな展開がありますが、
それはともかく、3部作予定の第1部って
観る前には気付かなかったよ!

東洋的な雰囲気や、敵を壊滅させない戦いのあり方は
なかなか興味をひかれるところでした。
勉強になるなあ。
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輝く星に

2010-07-02 00:55:46 | レビュー
映画観ました。今日は千円。

「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」

夭折した英国詩人の恋物語を、
恋人の側から描いた映画です。
詩人は22歳の駆け出しで文無しで弟が病気。
恋人は上流階級のお嬢様。
そんな二人が出会い、心惹かれ、
お嬢様は詩の勉強を口実に詩人に近付き、
やがて魂に寄り添います。
詩人はどうしようもなく彼女に惹かれながら、
結婚を口にすることは出来ず、
愛の詩を次々に送り出します。
そんな身分違いの恋を、やがて更に病魔が切り裂き…
…という物語。
彼女が丹念に縫うフリルや刺繍、
美しい英国の風景、猫、
やりとりされる手紙、詩人の語る目と表情、
溢れ出す詩、
そんな細かいひとつひとつに目がいく映画でした。
監督はピアノ・レッスンのジェーン・カンピオン。
久々に監督作観ましたが、繊細で官能的な持ち味は
健在でした。
もう一回観たいなー。
ほんとは英語が解れば、
詩の韻律とかも解るのに。

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