写真は「屏風柄」のハギレです。
すごく気に入って買ったのですが、これしかない・・。
羽裏だと思います。どんな羽織の裏を彩っていたのでしょうか。
手元にある部分には「秋の紅葉」と「雪椿」ですから、
きっと「春の桜」と「夏」は朝顔?水辺の蛍かな?いずれにしても、
四季の柄だったと思うのです。全部欲しかったぁ!!
というわけで、今日は「屏風」のお話し。
とは言ってみたものの、屏風については・・・あん . . . 本文を読む
何かにしよう・・と買いためていた「てぬぐい」の一枚です。
椿柄、ちょうど時期ですので・・。
私が子供の頃は、家に「てぬぐい」というものはあって当たり前、でした。
盆暮れには酒屋さんとか米屋さんとか、小さな「のし紙」のついたてぬぐいを
置いていったものです。広げると、どことなく「へたうま」な絵があって、
はじの方に「○○酒店 電話・・・番」とか「毎度、有難うございます」とか。
母は「うちわ」より . . . 本文を読む
ウチの商い品です。今HPの方はしめちゃってますが・・。
これはコインパースなんですが、縁起のいい柄でしたので、長襦袢の袖一枚分で
コインパースをいろいろ作りました。これはその一部です。
実は知り合いの小学生のお嬢さんが、おばあちゃんに「還暦のお祝いに」と
ためたお小遣いででこの柄のものをひとつお買い上げくださって・・
「縁起がいい」と、とても喜ばれたそうです。
どんな柄かというと下の写真です。
. . . 本文を読む
手持ちの古布で、きちんと髪型がわかる柄がありませんでしたので、
今日は「絵」、これは「芦屋堀萬昭堂」さんというお店で買い求めた
「カレンダーつき和風クリスマスカード」の中のイラストです。
著作権等の問題ありましたら、先にお詫び申し上げます。ご一報下さい。
昨日は「再び髪を結うようになった」「前髪、鬢、髱、元結から先、
の4つが基本」といったお話しを致しました。
さて、今日はどういう具合にお話し . . . 本文を読む
いきなりモノクロ写真ですみません。言いたくはありませんが「過去の私」です。
「いちゅちゅのあたち」でちゅ!(オェッ!)
「あたち」はどうでもよくて、本日のお題はお正月間近シリーズ??「羽子板」。
なにしろこの羽子板のホンモノはすでになく、写真の登場となりました。
これは、おもちゃ屋さんで売っている「板に絵を描いたもの」、
次の写真は「押し絵」のものです、この写真は3年後、8歳で、
さすがに壊すこ . . . 本文を読む
写真は「和紙」を使ったもの・・です。後ろの手つきの小物入れは
息子の通う活動ホームでの販売品、これにキャンディを入れたり、
お菓子をいれて、ちょっとしたプレゼントやお土産にしています。
手前の「結んであるもの」は和紙の箸置き、艶出しを重ね塗りしているので
ちょっとくらいの水気はOKです。一時期コッていくつも作った残りです。
真ん中の鶴は・・ブサイクですみません、この写真のために私が折りました。
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これは「真綿」です。大きさの比較においたのはボールペンです。
少し斜めにおいてあるうっす~い1枚が、真綿一枚です。
ただし相当の年代モノなので、すでに重さでペッタンコになってます。
ここから先は「綿」と書くと「めん」と「わた」とがごっちゃになりそうなので、
綿・木綿は「綿(めん)」、わたの方は「ワタ」と書きます。
さて、最初からややこしいですが「ワタ」というのは、
昔は「絹」のワタをさしました . . . 本文を読む
昨日の「銘仙」のお話しで、「座布団のサイズの銘仙判とは?」という
コメントを頂戴しました。本日は座布団のお話しです。
それにしたって、なんなのこの「コ汚いざぶとん」は・・・。
すみません、とんぼ愛用の座布団です。
すでに紙のごとく真っ二つに折れるというミゴトなまでの「せんべい座布団」。
これは、主人の亡くなった両親の家にあったもの。
どちらがすわっていたのかわかりませんが、いい具合にヘタって、
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今日の写真は素材のCDからおとした「浮世絵」です。
ちょっと時期がズレますが、これはお正月「お年賀」の絵と思われます。
左の青い着物の女性が年始客、右の立ち姿の女性は「奥様」で、
座っているのは娘でしょう。二人の髪型は「島田髷」、娘さんは「桃割れ」と
思います。肩上げもしているし娘というより、まだ少女、でしょう。
その帯結びは、一般的だった「立て結び」真ん中に赤い帯揚げを大きく
飾っているのは、 . . . 本文を読む
この前の「櫛」のページにコメントをいただきました。
「くしけずる」という言葉についてです。
なんか「けずる」ってほんと、痛そう・・。
そのことは、漢字の読み方から・・ということではないかと思うんですが。
「けずる」というとホント、髪の毛ゴソッと抜けそうですよね。
でも実は「けずる」とまではいかなくても、その表現でいいんじゃないか・・
という思いをいだいたことがあるんです・・。
女性が垂髪からま . . . 本文を読む
つれづれの「扇子のお話し」の続きです。
平安時代、扇子というと女性用の「檜扇」がパッと思い浮かびます。
もともと「木簡」をつないだものが原型といわれています。
男性用だと僧侶などが使った「中啓(ちゅうけい)」と呼ばれるものが、
「あ~あれね」とわかりやすいでしょうか、あの先が少し開いた
「三味線のバチ」みたいなかっこした扇子です。
あれもひらこうと思えばひらけるのですが、お飾りみたいなもので
め . . . 本文を読む
ちょっと光って模様がわかりにくいですが「櫛」です。
もうとっくに鬼籍に入り、しかも93歳の大往生だった
祖母からもらったもので、たぶんもう90年くらい前のものです。
福島の寒村の生まれで「東京」に女中奉公にでてきた・・と聞いています。
そういう状況ですから「本鼈甲」なんてシロモノではございません。
セルロイド製や木製です。それでも金色の彩色や小さな螺鈿は
きれいに残っています。おそらく晴れ着用で . . . 本文を読む
さてお立会い!見ての通りレコードです。
しかし古い・・。たぶん昭和20年代・・じゃないかと思うのですが、
はっきりしたことはわかりません。父の持ち物でした。
過日、私が古いものを整理していたらちょうど父が来て
「そういえば、ヨメに行くときに置いてった古いもの、あったな」
と言って次の日ドーンと届いたのが私の古いレコードや本。
それに紛れて、このテのレコードがあったので「これは私のじゃない」
とい . . . 本文を読む
「おくどさん」の箱と一緒に入っていた箱から出てきました。
これは母からもらったもの、少なくとも50年以上昔のものです。
大きさはタバコと比較してみてください。
今、ドールハウスがはやっていますが、日本にはずーっと昔に
こんなものがあったんですね。鏡台とお針箱です。
よくわかるように、わざと引き出しを開けました。全部ちゃんと開きます。
鏡台の鏡部分は昔(つまり私が子供のころ)は、もっとちゃんと映っ . . . 本文を読む
どうみたってオモチャ・・ハイその通りです。
これは昨年手に入れたもので、昔の「おままごと」のセットです。
おくどさん、つまり「かまど」ですね。
お釜、鍋、一番右はお湯を沸かすためのもので、
かまどの中に隠れている部分はどんと大きいです。
下にはいかにも薪がストックされているように、
薄く輪切りにされた木が貼り付けてあります。
どんな女の子がこれでおままごとをしたのでしょう。
いまやかまどなんても . . . 本文を読む