11月27日 WED
22℃
今朝も4時に起きて、チョイさんと普天間飛行場・大山ゲートへ6時到着。「命どぅ宝・さらばんじぬ会」のメンバー約20名で抗議行動を続けました。
(大山ゲート入口 午前6時すぎ)
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昨夜、衆議院で「特定秘密保護法案」が、多数の国民の反対や疑問、不安の声を押しつぶして、数の力で強行採決されました。
日本の米軍基地の75%を抱えさせられている沖縄では特に、この「特定秘密保護法案」の影響が甚大です。
チョイさんは、以前から何度も沖縄防衛局に対して、「オスプレイの飛行実態調査結果」や高江ヘリパッド建設に関する情報公開請求を行ってきました。今でさえ公開される情報は「非開示」や「墨塗り」の部分があるのに、「特定秘密保護法案」が成立したら、まず米軍基地にかかわるあらゆる情報が出て来なくなるのは確実でしょう。
それより何より、米軍基地に係わる「情報を知りたいので、公開してください」という、情報公開法に基づいて正当に情報公開を求めた個人が、「秘密情報を知ろうとした、入手しようとした」ということで、逮捕、処罰されることになるかもしれません。
私も、オスプレイが那覇市の住宅地上空を、日米ルール違反の危険なヘリモードや転換モードで飛んだり、夜10時過ぎに夜間飛行をしている時には、廊下に飛び出して写真を撮って記録しています。これも米軍機の飛行に関する秘密情報を記録しようとした、と言われるかもしれません。要するに「何が秘密に当たるか、それは秘密」という冗談にもならないようなことが、まかり通ろうとしているのです。
再び戦争への道を開くために、まず国民の目と耳と口をふさぎ、「拠らしむべし知らしむべからず」の息詰まるような社会を作る、そして時の為政者に反抗する者は容赦なく弾圧する・・・これって、まさに「いつか来た道」です。
あ~、嫌だ嫌だ、こんな社会の再来は御免だわ。
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昨26日、沖縄の「住基ネットに反対する市民ネットワーク沖縄」が、抗議声明を発表して、安倍首相にファックスを送りました。
今日、その全文を先輩がくださったので、以下に掲げます。 沖縄が秘密保護法案によって、いかに重大な事態を迎えるか、この抗議声明には明確に書かれています。
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上の抗議声明の中に触れられていますが、沖縄戦の最中、那覇を出港して長崎に向かった疎開船対馬丸がアメリカ艦船の魚雷攻撃で撃沈されて、多くの学童、県民が犠牲になった時に、奇跡的に生還した人達に対して、軍から厳重なかん口令が敷かれたそうです。つまり「軍事機密は、多くの子供たちや県民の生命より大切なもの」とされたわけですね。
抗議声明中にある、次の戦前の標語こそ、この「特定秘密保護法案」の本質そのものだと感じました。こんな国民を作りたいのですね。
「見まい、聞くまい、話すまい、国の秘密 心して」
稀代の悪法が衆院を通過したからといって、決してあきらめないこと、それしかないです。こんな安倍政権の強権的なやり方にNOを突き付けられるのは、国民の世論のうねりしかないでしょうから。