すいーと雑記帳

とっこの独り言

負けへんで!西宮冷蔵  HP開設

2010-08-10 16:33:04 | 日録・雑感など
8月10日 TUE   30℃  


昨日、西宮冷蔵の専務・水谷甲太郎さんから通信が届きました。(2、3ヶ月に
一度出しておられます)
ホームページ開設のお知らせのチラシも入っていました。(下の写真)


中央赤いシャツが水谷洋一社長。その左隣が長男で専務の甲太郎さん

この写真で何より嬉しかったのは、事故に遭われたお嬢さんが車椅子で元気に
拳をあげておられる姿でした。

2002年、西宮冷蔵・水谷社長が雪印食品による牛肉偽装事件を告発しました。
そのことでかえって国交省から処分を受けたり、取引先が撤退するなどして、
一時は廃業の危機に陥ったものの、全国からの支援を受けて、なんとか再建
したことは、マスコミでもとりあげられてきたので、みなさん、よくご存じだと思い
ます。

再建後も、このご時世、いつも財政危機を抱えながら、社長とご長男の専務・
甲太郎さんを中心に頑張ってこられて、現在は従業員9名となって、業績も
雪印食品告発前の7割程度に戻っているそうです。

私が水谷社長にはじめてお会いしたのは、2004年9月、大阪梅田の陸橋の
上でした。

炎天下の陸橋上で、傘も帽子も何も無しで日にジリジリと照らされてじっと瞑目
しておられる姿は、まるで滝に打たれて修行する行者のように見えました。
(詳しくは下記の「大逆転ブランド」に)

今も、あの水谷社長の姿は、目に焼き付いて離れません。
自分に少々のシンドイことがあっても、あの陸橋上の水谷さんの姿やら、長男・
甲太郎さんや娘さんが、電気代が払えなくて送電を止められた真っ暗な工場の
事務所で、寒い中、ランプで夕食を食べておられた姿を思い出すと、「こんな
ぐらい何や、頑張らな!」と思うことができました。

2007年2月に、大阪梅田で、水谷社長の闘いを描いた映画「ハダカの城」
(柴田誠監督)を見たときに、甲太郎さんにもお会いしましたが、とても素直で
誠実な青年だったのに驚きました。
その時、洋一社長は、事故で手足がマヒしたお嬢さんの介護のために映画会場
へ来られないとお聞きして、とても驚きました。(あの暗い事務所で、懐中電灯の
灯りで高校受験の勉強をしていたあのお嬢さんが、高校へ進学してから事故に遭わ
れるとは・・)

会社経営だけでも大抵じゃないのに、お嬢さんの看病・介護まで社長がしなけれ
ばならないとは大変だなあ・・ととても心配したのですが、今日の写真で、元気
そうなお嬢さんを見て、本当に「よかったなあ!」と嬉しく思いました。

西宮冷蔵だけは、何としてもつぶしたらアカンと思うので、通信をいただくたびに、
ほんの心ばかりのカンパを続けさせてもらっています。

新しくできた下記HPに、神戸牛肉やお米の販売の案内もありますので、是非ご覧
になってご協力ください。よろしくお願いします。

西宮冷蔵のホームページ

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以下は高校同期HP「七期天国」に、西宮冷蔵のことを書いた拙文です。

M社長   (酔桃亭だより45  2004年5月)

「大逆転」ブランド  (同上50 2004年9月)

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