すいーと雑記帳

とっこの独り言

野外劇団 「楽市楽座」

2011-11-05 21:08:30 | 日録・雑感など
11月5日 SAT   26℃  

昨夜は、「野外劇団 楽市楽座」の芝居を見に行きました。

牧志公設市場の裏手にある「にぎわい広場」での公演なので、うまい具合に雨が上がってよかったです。広場に入ると、驚いたことに、広場の真ん中に大きな池というか円形プールが作られていて、そこに大きな木?の丸い板を浮かして舞台がしつらえてありました。
(こんな水上舞台、見たことないわ~!)


水中にポンプがあるとのことで、ゆっくりゆっくり舞台が回ります


「始まり、始まり~!」
(親子3人だけの劇団です)


「ツバメ恋唄」を熱演中のお父さんとお母さん


「ツバメ恋唄」・・旅芸人のツバメ父子が傷ついた蝶にめぐり合い、父が恋に落ちるが娘のスワンを置いていけない、というドタバタ喜歌劇・・・
いよいよ舞台は、クライマックスにさしかかります。

円形舞台の上を見てください。たくさんの「おひねり」が転がっているでしょう!
これは「投げ銭」なんです (公演は無料で投げ銭、カンパのみ)

開演前に、お客に折り紙を数枚束にしたものが配られます。それに小銭を包んで、盛り上がった時、うまいと思った時など、いいタイミングで舞台に投げ入れるわけです。
これがまた場内を盛り上げるのですが、子どもたちもせっせとお小遣いの10円玉を包んで投げ入れるものの、時々ポチャンと周囲の水に落ちてしまうこともあって、またそれをすくい上げるのに一生懸命で、舞台そっちのけになっています。

1時間余りの熱演(役者さんは汗びっしょりでした!)の後、舞台から降りて客席に来られたNさんSさんご夫婦と少し話をさせてもらいました。奥さんのセリフが関西なまりと言うか、モロに関西弁も出るので、「大阪ですか?」と聞いたら、やはりそうでした。ご主人は東京出身だけれど、今はご一家の本拠は大阪にあって、そこから旅公演に西日本を回っておられるそうです。(旅の間は戸外のテントで生活するので、原発事故後、娘のために東日本公演は中止させてもらった、とのこと)

那覇の前は、大宜味村でやって大盛り上がりだったそうですが、確かにこれは鄙びた村の広場でやったら、もっともっと趣があるだろうな、と思います。
これからうるま市の石川ビーチ、今帰仁村、読谷、伊江島と、ずっと沖縄県を回って行かれるとのこと。
Nさんが私たちに「この公演を何で知られたのですか?」と聞かれたので、「高江の知人が電話で教えてくれました。大宜味村で見て、とてもよかったからとのことで・・」と言うと、「あ~高江ですか、できたら高江でも是非やりたいと思っているんですよ」とおっしゃっていました。

水上舞台のしつらえも新鮮だし、しばし楽しい時を過ごしたわけですが、なんたってこの大がかりなプールから舞台の板から、周囲の客席から小道具、音響、衣装、メイク等々全部スタッフなし、親子3人だけでやるわけだから大変!! その労力に対してだけでもなんとか報いたいとの観客の思いでしょうか、最後に回ってきたカンパ籠には、四角いお金もそこそこ入りました。(でも考えたら、朝から舞台設営の準備やら何やらして、夜の9時前に公演が終わって、最終日には分解、片付け、車に積み込んで・・・と考えると、とても厳しいな~!と思いました

明日6日(日)は、那覇公演の最終日です。
19時開演、「にぎわい広場」(那覇市松尾2-7-10 旧第二牧志公設市場跡地)です。 お近くの方、どうぞお出かけください。


以下に楽市楽座のHPと今後のスケジュールをリンクしておきます。しばらく(来春まで?)沖縄にいるので、公演できそうな場所があれば是非連絡してほしいともおっしゃっていました。

「野外劇団 楽市楽座」のHP
     今後の公演スケジュール

最新の画像もっと見る