すいーと雑記帳

とっこの独り言

「もう終わりにしようじゃないか!」  國吉和夫展

2011-05-26 17:34:26 | 日録・雑感など
5月26日 THU   27℃

今日は、梅雨の晴れ間で気持ちのよい晴天でした。
昼食後、バスで南風原(はえばる)町にある画廊沖縄へ写真展を見に行きました。

國吉和夫 展
「もう終りにしようじゃないか! Farewell, Military!


基地の島を照射 國吉和夫展開催 (2011.5.24 琉球新報)

韓国の米軍基地、沖縄ヤンバルの北部訓練場、キャンプハンセンなどで、米兵たちが戦場さながらの状況、装備で猛訓練をする姿を間近から撮った迫力ある白黒写真が30点ほどありました。

会場におられた國吉さんに「至近距離から撮っておられますが、訓練場へどうやって入られたんですか?」とお伺いしたら、米軍に許可願を出すんだそうです。「そのうちにカメラマンのグループとか個人に許可が出ることがある。それを繰り返し繰り返しやる、そういう風に基地内に入って間近から撮った」とのことでした。
道理で兵士のなまなましい表情は勿論、息遣いまで聞こえそうな写真ばかりでした。

中でも、キャンプハンセンでしたか、射撃の的にしたのか、銃弾でボコボコの穴だらけになった車両or戦車の写真がありました。すごい衝撃的な映像でした。

また北部訓練場のジャングル内の泥の川で必死の顔をして渡渉訓練をしている若い米兵の姿、ヘリで強行着陸の訓練をしている写真、鉄条網の下をほふく前進する兵士たちの写真等々・・・・。

「やっぱり基地というのは、戦争のための実地訓練をするところなんや~!!」という、当たり前のことを、あらためて実感させられたことでした。

沖縄へ来て3年経って、よく米軍基地の横を車で走る、(というか、狭い沖縄本島のいい場所の大部分は米軍基地だから、いやでも横を走らざるを得ないのですが)時は、「へえ、基地か」と何気なく通っていましたが、やっぱり米軍基地というのは、災害救助訓練をする所ではなく、まさに戦争の稽古、人殺しの稽古をするところなんやなあ、と痛感した写真展でした。
(コザ暴動の写真も数点あって、それもすごく迫力ありました)


「もう終わりにしようじゃないか」というキャプションのついた米兵の写真が、印象的でした。
新報元カメラマン國吉さんが写真展(2011.5.17 琉球新報)

ほんとに「もう終わりにし」てほしい、ですね。Farewell,Militaray!


それなのに、今また、安波(あは)というヤンバル、国頭村の小さな集落に普天間基地移設を誘致するなんていう馬鹿げた話が出てきて、安波地区の人たちは大混乱させられています。
過疎の村に交付金や道路整備をぶら下げて、引き換えに米軍基地を作ろうなんて、そんなことは、もう終わりにしたい!! 
原発でも基地でも、過疎の村の地域振興とくっつけて、ゼニカネで人の頬をひっぱたいて人々を分断させるようなやり方は、もうやめてほしい。

最新の画像もっと見る