以前、you tubeで偶然目にした、「狼と香辛料」なるアニメのオープニングソングが耳から離れなくて、さっそくi tunes(アイ チューンズ)でその曲を購入しては繰り返し聞いていました。
神秘的で、それでいて、ちょっともの悲しい感じで始まった曲調が、次第、次第に、荒々しい旋律をともなって聞く者の心を掻き立てていく。
そんな感じの歌に、しばらく夢中にさせられました。
それに「香辛料」という言葉の響きが良いじゃないですか。
なんかもう、大航海時代好きの私としては、「香辛料」という言葉の響きが連想させる、オリエンタルチックな情景と、歌の旋律とがあいまって、余計に感情移入しちゃうんですね。
アニメは全く見た事がないんですが、こうなるともう、どういうお話なのかちょっと気になってきてしまいまして・・・、
というわけで、原作版「狼と香辛料」の第一巻を読んでみたんです。
それで、どういうお話だったのか、というのは、今日は書きません・・・。
というのも、まだ一巻しか読んでませんし、それに、暑くて暑くて、もう、これ以上文章が書けないんです・・・うう。
もう2~3巻読んで、そして、もう少し涼しくなったら「狼と香辛料」の感想でも書いてみたいと思います。
突っ込みどころ満載な設定でありながら、なかなかしっかりとした文章と構成で「虚」と「現(うつつ)」を絶妙に折衷させた作者の手腕は、なかなか読み応えがあるし、
それでいて、物語の核が、「冒険」じゃなくて「経済」という所も、ちょっと皮肉のスパイスが利いてて面白いんです。
シリーズは、けっこう続いているみたいですが、次巻以降でも、作者のこの才覚のきらめきが見られるなら、読書の楽しみがもう一つ増えるかもしれないです。