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BROTHERS(ブラザーズ)

2010-04-24 16:31:58 | 諸事雑感!

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 たぶん、この作品も一連の摩陀羅サーガに属する物語の一つだと思われます。

 輪廻転生が主題の摩陀羅サーガだから、こういった異色のお話も、けっこうサラっと描けたりするのかもしれないです。

 戦闘シーンにほとんど頼ることなく、かなり真っ正直にラブコメをやってしまって、しかも、なかなか面白いお話が出来上がってしまうあたり、ここに来て田島昭宇の本領が大爆発したのかも。

 ちなみに、摩陀羅サーガは全部で108編あるそうで、田島昭宇以外の作家も、いろいろと描いているようでした。

 

 摩陀羅壱を正伝とした場合、そのパラレルワールドに位置しているブラザーズは、単独の作品としても楽しめますが、やっぱり正伝と比較しながら読むのが楽しいですね。

 誰が誰の生まれ変わりなのか? とか、いろいろ思い出しながら読むのはファンにはたまらないはず。

 でも、へっぽこファンの私なんかは、主人公の赤井兄弟が本当に摩陀羅兄弟の転生なのかどうか、未だによく分っていなかったりして・・・。

 何となく、夏凰翔(カオス)と聖神邪(セイシンジャ)の面影が感じられたりして・・・、でもそうなると餡子(あんこ)は邪魅羅(ジャミラ)の生まれ変わりということになるし・・・、

 う~ん、やっぱりそれは無いよなぁ。

 と、なると、沙門(しゃもん)の生まれ変わりではないかと思っていたアイツが、実は夏凰翔(カオス)の生まれ変わりで、だとすると、聖神邪(セイシンジャ)の生まれ変わりは・・・あ、あいつ!!?


諸事雑感! 聖神邪(MADARA赤)

2010-04-12 15:59:27 | 諸事雑感!

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 この人は、「魍魎戦記MADARA」に登場したキャラクターの1人で、後のシリーズ(MADARA赤=ラサ)では主人公を務めることになります。

 新政府樹立の立役者の1人でもある彼が、政権の枢要に身を置くことを拒み、海を渡って旅立つ様は、何となく坂本竜馬的な匂いを感じなくもないです。

 

 明治政府樹立後の伊藤博文がその贅沢三昧な生活によって周囲の顰蹙(ひんしゅく)を買っていたにもかかわらず、何ら恥じることがなかったのと同様、聖神邪の、その功績に見合った然るべき報酬のほとんどを放棄して旅立ってしまう姿を見ていると、何と言うか、その、どちらも強烈なニヒリズムの持ち主という意味においては、同じ性質を持った人物のように見えなくもないんです。

 何か、こう、世情に流されないで超然と世界を眺めているような気がして、ちょっと格好いいんですよ!


諸事雑感! 摩陀羅(まだら)。

2010-04-09 18:04:41 | 諸事雑感!

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 大昔に流行った漫画、「魍魎戦記MADARA」の主人公。

 当時は、いろんなバトル漫画があったけど、その中でも、この「摩陀羅」は漫画的演出とゲーム的演出の折衷がかなり良くできていました。

 でも、ゲーム的演出が上手くいきすぎたせいか、ちょっと気になることがあるんです。

 それはですね・・・。

 

 な~んか、主人公の存在感がちょっと薄いんじゃない? って事なんです。

 

 脇役の個性が強すぎるせいか、余計に摩陀羅の影が薄く感じてしまうのかも。

 でも、後のシリーズが色んな形で展開していったのが、摩陀羅の存在感が薄かったせいなのかな、って考えると、ゲーム的手法が漫画的なそれに比べて、より柔軟に物語の幅を広げる手段に成り得る、一つの実例になったのかもしれないですね。


諸事雑感! 桶狭間の戦い

2010-04-06 17:04:01 | 諸事雑感!

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 信長という人を評価するのに、同時代の戦国武将を以てその比較対象とするのは適当でない。とよく言われます。

 まぁ、それだけ信長の戦国アイデアというのが突出していた訳なんですね。

 でも、信長のそうした、ずば抜けたアイデアに目が行き過ぎて、信長を超人扱いするのは、ちょっとどうしたモンかな?と、思ったりもするんです。

 と言う訳で、今回の諸事雑感!は、桶狭間の戦いについて囀(さえず)ってみたいと思います。

 

 桶狭間の戦いにおける圧倒的不利な形勢を、信長は如何にして逆転したのでしょう?

 「偶然に偶然が重なって、奇跡が起こったのさ!」

 

 ・・・え~っとですね、戦国時代において、何も信長だけが突出して情報戦に長けていた訳ではないと思うんです。

 どこの殿様だって間諜(忍者みたいな者)を使っていた訳ですし。

 信長のアイデアが時代を超絶していたのは認めます。 でも、あらゆるアイデアが緻密な計算に基づいたモノであるという、現代人的解釈には、ちょっと抵抗を感じるんです。

 長篠の戦いの勝因が鉄砲隊の効率的運用にあったとしても、それは納得できます。

 でも、桶狭間に関しては、どう見ても博打的要素が強すぎるんです。

 伸びきった陣列の側面を突くのは兵法の常道ですが、それも分断した敵戦力の片割れを殲滅できる程度の火力があって初めて意味のある戦法となります。

 その火力すら用意できない信長は、もう、「敵の親玉を道連れに見事相果てご覧に入れ申し候!!(もう、日本語めっちゃくちゃ)」の特攻作戦しか思いつかなかったんじゃないでしょうか?

 運も実力の内といいますが、そういう意味においては、奇跡的にこの絶体絶命のピンチを乗り越えた信長は戦国大名としての資質を見事天下に知らしめたことになります。

 でも、私はそれを以て信長の天才的軍略の才の開花だとは、とても思えないんです。


諸事雑感! サマルトリアの王子様(ドラクエ2)

2010-04-04 15:17:51 | 諸事雑感!

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 迷子の王子様を、探して、探して、探しまくって・・・。

 それでもすれ違いを重ねる2人。

 しだいに、ふつふつと怒りがわいてくる。

 「頼むから動き回らないでくれ~!」

 やがて感動のご対面。

 サマルトリアの王子「いや~、さがしましたよ。」

 「って、こっちのセリフじゃ~っ!」

 

 ゲームのキャラクターが、ただの記号でしかなかったあの頃、キャラクターの造形等による直接的表現以外の間接的手段を以て、単なる記号に人格投影させた堀井雄二は、やっぱりスゴい人ですよ。