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オープニングが印象的なゲーム ファイナルファンタジー8

2009-05-15 18:06:04 | オープニングが印象的なゲーム

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FF7が大好評だったため、同路線での開発がなされたFF8は、シリーズ直系史上、最も奇天烈な作品となりました。

 作り手の思い入れが、全く統一性を欠いたままゲーム内に投影されてしまったため、ストーリーから世界観、ゲームシステムと、多くの要素に非常に強いアクが出てしまい、そのため、私などは、常に戸惑いを持ちつつゲームを進めることになりました。

 キャラクターの造形を、前作よりも、さらに男前路線に特化したのは、女性ファンに向けてのサービスであるのは間違いありません。

 しかし、キャラ設定に関しては、男子中高生向けラブコメ漫画の特徴をもろに反映していたため、必ずしも当初の目的を果たしたとは言えなかったのではないでしょうか?(確か、作家の宮部みゆきさんは、リノアの言動に違和感を感じた、と、云うようなことを(大極宮)の中で書いてありました)。

 ストーリーに関しても、私には、もう何が何やらさっぱり解りませんでした。

 例えば、超常的要因が社会(ゲーム内における社会という意味です)に及ぼす影響によって、主人公たちの目的が定まるのであれば、いくらかストーリーの理解もし易いのかもしれません(推察の余地が生まれると云うことです)。

 しかし、突出した内的世界に終始したストーリーを把握するのは、オメガウェポンを倒すよりも骨があります。

 FF9で原点回帰を目指したのは、そうしたことへの反省があったのでしょうか?

 と、まあ、私にとっては非常に厄介なゲームだったFF8ですが、CGに関してはとても驚きました。

 金掛けてるな~。 と、思わず唸ってしまいそうになるCG動画ですが、特に印象に残っているのはオープニングです。

 スタイリッシュな映像と、重厚なオペラが、スコールとサイファーの喧嘩を大いに盛り上げていき、コーラスの絶唱とともにリノアとスコールが再会を果たすラストは、いまだに鳥肌が立ちます。

 エンディングの動画もかなり力が入っていましたが、個人的には断然オープニングの方がいいですね。

 当時、他社と比べても、突出して完成度の高かったCGを作り上げていたスクウェアが、いかにCG制作に資金と労力を傾注していたかがよくわかります。

 こうした傾向は、後にスクウェアの経営を逼迫させたといいますが、それでもCG全盛時代にゲーム業界をリードしていたスクウェアが作り上げたFF8のオープニングには、正当な評価をねじ曲げてしまう程の魔力を放って、人々を魅了していたのです。


オープニングが印象的なゲーム テイルズ・オブ・ジ・アビス

2009-04-28 16:57:09 | オープニングが印象的なゲーム

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 稼げる間に、稼げるだけ稼ごうと、怒涛のシリーズラッシュを続けるテイルズシリーズの中でも、最もメーカーの都合に拠ったこのタイトル。

 クリアまでに掛かった時間が約80時間。

 その中でロードの占める割合はというと、体感ロード時間で40時間!!つまり、ゲーム中、半分の時間がロードに取られているのです!!!(あくまで個人的印象に基づくデータです)。

 これはもう、熱狂的なシリーズファンでもない限り、許容できる範囲を大きく逸脱したモラルハザード。

 コンプライアンスは一体どうなっとるんだ! と、怒りに我を失くしそうになりながらも、根っからの貧乏性でラストまで漕ぎ着けたあの日々。

 いま思い返しても、あの痛みをこらえてエンディングを迎えた自分が、なんて誇らしいのでしょう。

 そんな苦行の如きこのゲームを、毎回電源を入れて再開させる気にしたのは、なんといってもオープニングのあの歌、「カルマ」でしょう。

 毎回、オープニングアニメに力を入れて客の購買意欲に火を付けてきた同シリーズの中でも、アビスのオープニングの出来は、シリーズ中屈指と言っても過言ではないです。

 アニメそのものの出来、ということではなく、歌とアニメが見事に融合し、ものすごい魅力を放っているのです。

 いや、もしかすると、アニメも実はそれほど大したものではなく、「カルマ」によって本来以上の出来に仕立て上げられているだけなのかもしれません。

 もはやアビスの主題歌としての「カルマ」ではなく、「カルマ」のためのアビスであり、「カルマ」のプロモーションのためのアビスであり、そう考えると、この完成度に重大な問題を抱えるアビスに対しても、いくらか寛容の精神を持って接することができるのではないでしょうか。


オープニングが印象的なゲーム その1 幻想水滸伝3

2009-04-05 15:34:32 | オープニングが印象的なゲーム

 

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国産ゲームでは、オープニング・エンディングに特に力を入れて製作する傾向があります。

 そこで、私がプレーしたゲームの中で、特にオープニング・エンディングが印象的だったゲームを、不定期的に一本ずつ紹介していきたいと思います。

 一本目は、幻想水滸伝3(PS2)です。

 幻水シリーズ初のPS2タイトル。

 ストーリー的にはシリーズ中、もっとも硬派なこのタイトルは、オープニングの作りもシリーズ屈指の出来です。

 前2作の成功を受けて、予算に余裕があったんでしょうか?全編アニメーションバリバリのオープニング。

 それも、かなり質の高いアニメーションなんです。

 また、それに合わせて流れる歌も、アジアっぽい民族音楽調の、悲哀を感じさせる美しい調べの曲で、ゲームのストーリーにもぴったりなんです。

 幻水3では、ひとつの事象を多角的視点で体験する手法が採られていますが、そうした手法が、幻水シリーズのこれまでの、やや勧善懲悪的ストーリーとは一線を画した雰囲気を醸し出していて、前2作のファンの方の中には、強い違和感を持たれた方も多いと聞きました。

 しかし、そうした悲哀・悲壮感までも表現した、幻水3オープニングは、ゲームの出来不出来を別にしても観る価値のあるものに仕上がっているように思うのです。