快読日記

日々の読書記録

読書中『現代インド短編小説集』岳真也 編訳

2016年03月29日 | 翻訳小説
3月28日(月)

『現代インド短編小説集』(岳真也 編訳/彩流社)の2つめ「落石事故」、3つめ「郵便局員」を読みながら、文学ってのは特殊を書いて普遍を描くもんだということを思い出す。
ふたつとも、60年前の日本を舞台にしても全然違和感ない気がする。
あ、でもラストが違うかな、「そこか!」っていう。

ひとつお願いするなら、話に出てくるお金について、それがどのくらいの価値なのかという註がほしい。

この短編集、期待以上におもしろい。
満足しつつ就寝。