快読日記

日々の読書記録

「真っ赤なウソ」養老孟司

2020年05月10日 | エッセイ・自叙伝・手記・紀行
5月6日(水)

ぽちぽち読んでいた「真っ赤なウソ」養老孟司(PHP文庫)を読み終わる。

オウムの事件当時、みんなが首をかしげた「優秀な理系エリートがなぜ?」という疑問に対して、
池田清彦が、“一見正反対に見える宗教と科学だけど、両者を突き詰めると、全てをコントロールしたい(できる)という地点で重なりあう”という話をしていました。

養老先生は昆虫マニアで解剖医の“ザ・理系”であるけれど、
その“理系エリート”たちとは対極のところに立っています。

同じものを学び、同じもを目の前にしたとしても、そこから何を得るかで人間が決まってくるのか~と思うと、
ちょっと目が覚めるというか、
ぼやぼやしてたらいかんなーという気になります。
気になるだけですが。