快読日記

日々の読書記録

読了『車寅次郎の不思議』江戸川橋寅さん研究会

2015年12月26日 | アート・映画など
12月25日(金)

犬と散歩をしていたら、日本兵みたいな帽子をかぶった園児(と保育士)の集団に遭遇した。
「わー!わんわんかわいい!わんわん!わんわん!」の絶叫に、「ばいばーい!」と手を振りながら追い越し(犬は子供に見向きもしない)て進むと、後方から「お散歩?お散歩してるの?」「がんばれ~!お散歩がんばれ~!」「おーい!おーい!がんばれ~!」という力強いエールが聞こえた。

帰宅して「車寅次郎の不思議」(江戸川橋寅さん研究会/双葉社)を読了。
「磯野家の謎」がヒットした当時の類似便乗本。
特に発見もないし、なるほど~とうなるような記述もなかった。
でも、BSジャパンの「土曜は寅さん」の二巡めも終わり、軽い「寅さんロス」な今、余韻をかみしめるよすがにはなった。

夜、「寄る年波には平泳ぎ」(群ようこ/幻冬舎)を読み始める。
わたしも正しいおばちゃんになりたいが、“正義の味方はいつも怒っていて、悪役の方がいつも笑っている”という話を思い出して、しばらく悩む。

「頭の中身が漏れ出る日々」(北大路公子/毎日新聞社)を再読しながら就寝。