快読日記

日々の読書記録

読書中『名俳句1000』佐川和夫 編

2016年06月19日 | 言語・文芸評論・古典・詩歌
6月18日(土)

木曜日にやっている「プレバト」の俳句があんまりおもしろい(梅沢富美男の〈トランクの下の水たまりにも虹〉に感動)ので、積ん読だった『名俳句1000』(佐川和夫 編/彩図社)を引っ張り出し、「夏の部」を読み始める。

松尾芭蕉と与謝蕪村って、1世紀離れてたのか、知らなかった。
というか、俳句に限らずとにかく無知だ。

気を取り直して、好きな句をひとつ見つける。

〈涼しさや投出す足に月の影〉
西村定雅(1744〜1826)


夜『白鵬のメンタル』(内藤堅志/講談社+α新書)をちょっと読む。
白鵬の〈流れ〉を意識した思考法を、プロ野球選手に試して(試したわけではないだろうけど)よい結果が出た話。
ブルペンで投げてるときとマウンドとで、自分はフォームが違う、マウンドでもランナーがいるときといないときで変わってしまう、と選手自身が気づき、〈流れ〉(つまりルーティン)をトレーナーと一緒に作っていく過程に感動する。
これはきっと、千代の富士がいつも言ってる「自分の型」につながっているんではないか! と思いついて興奮するが、さしあたってそれをわたしの生活の何に生かすかとんと見当がつかず、そのまま寝る。