《2人の漫画家の、小説を読み込む力も桁違いですね。そこらの評論家なんか目じゃないです》
どちらも原作に忠実でありつつ、100%近藤・丸尾両者の作品になっているのが凄いです。
漫画化とは映像化であるということも痛感しました。
好きな小説が映画になったとき、頭の中にできあがっているパーフェクトな映像(好みも含めて)とのあまりの落差にがっかりすることがありますが、
力量のある人がその「脳内完璧映像」を紙に表現すればこうなるんですね。
そして、この原作と漫画家の組み合わせの妙!
近藤ようこのシンプルな線画は夜長姫の美貌(とくに肌の潤い)と底知れなさを描くのにぴったりだし、
パノラマ島と人見広介は、丸尾末広の偏執狂的な絵でしか表せないと思います。
堪能しました~。
■4/29読了
●「夜長姫と耳男」近藤ようこ(原本 坂口安吾『夜長姫と耳男』)
小学館 2008年刊 【日本の漫画】
●「パノラマ島綺譚」江戸川乱歩 丸尾末広
エンターブレイン 2008年刊 【日本の漫画】
※タイトル・著者名などの表記は、奥付に従っています。
どちらも原作に忠実でありつつ、100%近藤・丸尾両者の作品になっているのが凄いです。
漫画化とは映像化であるということも痛感しました。
好きな小説が映画になったとき、頭の中にできあがっているパーフェクトな映像(好みも含めて)とのあまりの落差にがっかりすることがありますが、
力量のある人がその「脳内完璧映像」を紙に表現すればこうなるんですね。
そして、この原作と漫画家の組み合わせの妙!
近藤ようこのシンプルな線画は夜長姫の美貌(とくに肌の潤い)と底知れなさを描くのにぴったりだし、
パノラマ島と人見広介は、丸尾末広の偏執狂的な絵でしか表せないと思います。
堪能しました~。
■4/29読了
●「夜長姫と耳男」近藤ようこ(原本 坂口安吾『夜長姫と耳男』)
小学館 2008年刊 【日本の漫画】
●「パノラマ島綺譚」江戸川乱歩 丸尾末広
エンターブレイン 2008年刊 【日本の漫画】
※タイトル・著者名などの表記は、奥付に従っています。