今年もたくさん咲いてくれたクレマチス
だんだん色褪せ花びらを落とし始めている
真ん中のプランターに植えたボイセンベリーは
いくつもの白い花が咲いては散って
どんどん実を作ろうとしている
そして
いよいよペニーレーンの開花が始まった!
今年はステムが長く伸びてしまったけど・・・
板塀がにぎやかなになる楽しみな時季は続く
ポタジェをつくろうとしているところは
ご近所さんの畑が集まっているところの一画で
平均年齢は70歳オーバー
畑歴◯十年の大先輩ばかり
そんな中で私に畑ができるかなぁ?
私も思ったし、たぶん夫も思っただろう
畑作業はもちろん
気にせずにはいられない他人の目とか・・・
いろいろ不安もあったけど
「やったことないんやからうまくできひんかって当たり前」と
初めてなのをよいことに
ゴーイングマイウエイを決め込んで
開き直ってスタート
最初のうちはなぜだかほとんど誰にも出会わず
ひとり耕しながら
気楽でいいわ~と思っていたけど
でも
周りの畑って・・・
めっちゃ気になる~!
自転車乗りながらあっちをちらっ、こっちもちらっ
あの畝は何が植わってるんだろう?とか
じゃがいもの芽があんなに出てる~とか
車に乗ってても
畑ばっかり目がいくくらい
「がんばってるな~」
「無理しんとぼちぼちしーやー」
「ここは何を植えるんや~?」
何かと声をかけてもらえばありがたく心強く
親より歳上の方々の畑が草もなくきれいにしてあるのを見ては
私もがんばろう、と
もうすでに
ひとりぼっちの畑じゃなくてよかったなぁと思っている
新入り一年生の私
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」なんだとか
なるほどその通り
ワクワクドキドキヒヤヒヤ
どうにかこうにか夏野菜、さつまいもまで植え付け終了
どうか無事に育ってくれますように
今日も楽しく畑へと向かう
色褪せたままの棚の上
5匹のお猿さんと
この家に置き去りにされていた二十四の瞳の像は
縫い物をするとき型紙を押さえる重しとして使っているもの
天気がいいと
ついつい庭や畑に出てしまうので
なかなか出番がやってこない
母の畑で植えっぱなしになっていた苺を
とりあえず移動させておいたら
花が咲き実がついてきて・・・
毎日少しずついただいている
株間はキチキチ肥料はあげたっけ?という具合なので
かなり小粒だが
あまーーい!
こんなことならもっと丁寧に植えておけばよかった、と欲が出て
間引いた株をあちこちに植えてみた
期待してはいけません
母の家の庭にある1本のさくらんぼの木
ソメイヨシノより一足早く満開を迎える
花が終わると小さな実をたくさんつけ始めるので
防鳥網でしっかりガード
赤い防鳥網
この見た目は好きじゃないけど
おかげで鳥たちに先をこされることなく
たわわに実った赤い実を無事収穫
ありがたいことに今年も大豊作で
ザルいっぱいの収穫が3日間続き
ジャム作りが追いつかないほど
一粒ずつひたすら種をとって
砂糖をまぶしておいたら
アクを取りながら一気に炊き上げる
去年同様桜の塩漬けで香りをつけて
さくらんぼジャムのでき上がり
うーん、おいしい!
残りのさくらんぼは鳥たちにあげてもいいかなぁ・・・
実家の母がどなたかにいただいたのをさらに株分けしてもらった
しばらく名前もわからなかったけど
イワヤツデというそうだ
早春に蕾がニョキニョキ出てきて花だけがいきなり咲く
これがちょっとバランス悪いように思えて
いつも庭の隅っこの方に置いてしまう・・・
あとから出てくるヤツデみたいな葉っぱは
夏の暑さにも乾燥にも強くてとってもきれい
なんだけど
やっぱりなんだかすき間をうめるグランドカバーのような扱いで・・・
冬には葉っぱも枯れてなんにもなくなってしまうが
そのまんま外で冬を越せるたくましい存在
結局今のところわが家の庭では一年中主役になれない感じなのだが
なくてはならない名脇役であることは間違いない
春からスタートしたポタジェ
記念すべき初収穫は
間引きしたルッコラ数本
広い畑に間引くのもかわいそうなほど少しだけ育ってきた
ルッコラ、レタス、ニンジンにオカヒジキ
周りの方々の畑にモリモリ育つホウレンソウや小松菜を見るたび
もっと種を蒔けばよかったとちょっと恥ずかしい思いをしている
歳を重ねていくことは
いろんなことに自分なりに上手く折り合いをつけられるようになること
何事もちょっと下がって見ることができるようになること
そんな風になりたいと思う歳になりました