十勝の活性化を考える会

     
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新年交流会

2023-02-11 05:00:00 | 投稿

 

先日、Nホテルで“帯広身体障害者福祉協会”の新年交流会が、約30名の参加者があり盛大に行われた。コロナ禍で3年ぶりに開催されたらしい。会長の挨拶から始まり、よさこいソーランチームによるアトラクション、会員同士の歓談などもあり大変面白かった。

お隣の席に座ったご婦人は、37歳の時に交通事故に遭って障害者になったらしい。彼女が言う。「障害の苦しさは、障害者にならなければ分からない」と。確かに同じ経験をすれば障害のことが理解できるので、そのとおりである。

しかし当然であるが、私のように11年前、脳出血した経験を健常者が罹患することは出来ないし、経験しない方が良いのはいうまでもない。ただ、倒れたことにより得たこともたくさんある。

新年交流会でお隣に座ったご婦人に出会ったのもそうだし、元財務官僚であった障害者に出会ったこともそうだ。帯広身体障害者福祉協会のM事務局長にも出会うことが出来た。人生は、本当に小説よりも奇なりである。

新年交流会では、「カラオケのど自慢大会」もあったので、彼女は“じょんがら節”のカラオケを歌った。「じょんがら」の意味・語源については、一説によれば、戦国時代に青森県の浅瀬石城(あせいしじょう)下にあった寺の和尚・常椽(じょうえん)の名前に由来するというが詳しくはわからないらしい。その後、青森県の津軽じょんから節石川県の輪島ちょんがり節の唄となって各地に広まったらしい。

私はリハビリを兼ねて、11年ぶりに“無縁坂”を唄ってみた。

『 母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた
ため息つけば それで済む
後ろだけは 見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった
運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
そういうことって 確かにあると
あなたを見てて そう思う
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生


いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに 白い手はとても小さくなった
母はすべてを 暦に刻んで
流して きたんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに
運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
めぐる暦は 季節の中で
漂いながら 過ぎてゆく
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生 』

「十勝の活性化を考える会」会員