十勝の活性化を考える会

     
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公務員と民間人の違い

2023-02-03 05:00:00 | 投稿

私は、中小企業経営に携わる仕事に携わってきました。中小企業の従業員は「玉石混交」で、そのような中で「どのように人を使うか」で経営者は悩みます。その結果、大企業でも日産や東芝のように「イエスマン」ばかりになって財務悪化を招くこともあります。また、民間企業では倒産するかもしれないので、公務員と違って毎日が命がけなのです。

公務員から民間会社に転職した人が、“公務員と民間人の違い”は、危機感の違いにあると言っていました。日本はいま、1千兆円を超える国債という多額の借金を抱えています。財務省のホーム ページにも、「日本の財政は、危機的な状況に陥っている」と書かれていました。日本の国は、本当にこのままで良いのでしょうか。

世界各国は、地球温暖化・コロナ禍・戦争などで大変なことになっています。日本は公僕が頑張らなくても本当に大丈夫なのでしょうか。これからの日本は、急激な人口減少で大変な事態が予想されます。民間人は一所懸命になって頑張っているのですから、公務員も一緒になって頑張ってもらいたいと思っています。

息子が国家公務員になる時、「一生に一度は、命懸けで仕事をする時が必ず来る。」といって送り出しました。日本人はお上に弱いそうですが、息子は命懸けで仕事をやっているだろうかと心配になっています。 “火事場のバカ力”と言う言葉があります。今の日本は火事場だと思いますので、今が公僕の腕の見せどころだと思います。

それでは、どのような方策で日本を立て直すのでしょうか。増税でしょうか、あるいは減税でしょうか。良い方策は自分の頭では見当たりませんが、言えることは各自が持つ力を一点に集中させることです。一点に集中させるためには、頭脳の集積が必要です。どのように頭脳を集中させるかは、公僕の得意とするところだと思います。

後日、この文章について高校の校長だった方から、賛同のメールをいただきましたことを付け加えさせていただきます。  

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