十勝の活性化を考える会

     
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アスペルガー症候群とは・・

2023-02-20 05:00:00 | 投稿

アスペルガー症候群とは、特定の分野への強いこだわりを示し、知的障害および言語障害をともなわないグループを言う。「雨にも負けず」を書いた宮沢賢治は、アスペルガー症候群という解離性障害を抱えていたという。逆に言えば、障害を抱えていたからこそ「雨にも負けず」という詩が書けたと思っている。医学界では、これらの原因が「解離」という脳の働きにあることが明らかになっている。

私は宮沢賢治のような解離性障害だとは思っていないが、柴山雅俊著“解離性障害”を読むと、交通事故などの高次脳障害が引き金になるとも書かれていた。脳出血の時、頭蓋骨を5センチばかり切っているので、解離性障害を含むアスペルガー症候群かもしれない

 アスペルガー症候群とは、コミュニケーションの質的障害、興味や活動の偏りなどの共通の類似点として持っている。アスペルガー症候群の特徴としては、「こだわりの強さ」があるともいわれ、特定のことのに執着するそうである。

私はこの5年間、こだわってアイヌ(エミシ)関係の書物を読んできた。そのため今度、「誰も言わなかったアイヌのこと」の本を出版する予定である。アイヌに関する本で分かったのだが、私にもアイヌのDNAが流れているということである。というよりも、日本人の祖先は縄文人なので、みんなアイヌの血が流れているそうである。

アイヌと呼ばれるか否かは、弥生人との混血の度合いにあるそうだ。人間は混血により優性遺伝する。テニスの大坂なおみ選手やバスケットの八村塁選手も混血で、高い運動能力が生み出されたと思っている。

ところで、アイヌという自民族の呼称として使われだしたのは、本州の人々との交易が増加した18世紀前後といわれ、それ以前は、「アイノ」とか「カイノ」、「エゾ」、「エンチュウ」などと呼ばれていたらしい。

アイヌという言葉が古文書に使われ始めたのは、19世紀に入った江戸時代の後半になってからで、「アイヌ」という名称が初めて文献に現れたのは、板倉源次郎氏が1739年に書いた『北海随筆』中の「アイノとは長者のことなり」という部分である。

私の母方の祖父母は北東北出身なので、アイヌのDNA(遺伝子)が強い。このDNAに着目すると、北海道人の多くは東北にご先祖を持つ人が多いので、アイヌ系の人が多いと思っている。私の祖父母のアルバムを見るとやはりアイヌ系であったので、間違いあるまい。

 なお、環境活動家の“グレタ・ツゥ―ンベリ”さんは、新聞報道によるとアスペルガー症候群で、彼女の母親に言わせれば空気が見える能力を持っているそうである。障害は個性のひとつといわれるが、アスペルガー症候群も障害であるから、個性のひとつだと思っている。 

「十勝の活性化を考える会」会員