忘年会

若い頃は、忘年会の幹事をやらされました。

先輩社員に楽しんでもらおうと企画しましたが、一番盛り上がったのは「クイズこの人に聞きました」です。
これは、某ＴＶ番組の恋人選びをヒントにしました。

まず、忘年会出席メンバほぼ全員の上半身写真を用意します。それを紙に張って、街でいろんな人に質問します。回答してくれた人の写真を証拠写真として撮らせてもらいますが、これが一番たいへん。でも、事情を話せば意外なほど、協力的でした。

女子中学生への質問は、将来社長になりそうな人。
３１アイスの女性店員さんへは、お話ししてもいいタイプ。
駅長さんへは、最終電車で寝込んでいそうな人。
散髪屋さんへは、一番髪の毛を大切にしてそうな人。
デパガは、写真撮影不可で断念したのが残念でした。
他にも、顔が一番大きそうな人とか、遅刻しそうな人とか準備しました。

席順に答えてもらい、当たると景品を出して、次席から新しい質問で始めます。
幹事としては最低１周して欲しいと冷や冷やだったのですが、意外に当たらず一安心。
ま、確かに用意した選択肢も１４人分ありましたが、３～４周しました。
メンバ各人がそれぞれに対して抱いている印象も見え隠れし、当たらずともその回答で盛り上がりました。

当時は、デジカメなどなく現像やら景品やら、準備も大変でしたが、まさに年の瀬を忘れた楽しい会が催せたと思います。
その後、忘年会は単なる飲み会となり、参加しない輩が増えたのも時代の流れでしょう。
自分の部署では、忘年会さえ開催されなくなりました。