とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

ドブネズミの怪・・・。

2007-09-01 15:10:30 | 徒然なるままに・・・。
私は小さい頃から動物が大好き。
今は虫がダメになってしまったけど、その昔は結構平気だった。
蛇が嫌いな祖母を裏庭に呼んで、わざと子供の蛇を見せて怒られたり、祖母と散歩をしている時に石垣の間から顔を出している蛇の別の所から出ている尻尾を踏んだりして祖母を困らせていた。
(それって好きっていうのか?)
動物好きなのは、私の母の家系譲りで、特に祖父は祖母が「黙ってたら、サルでもライオンでも拾ってくる」とこぼしてたほどの動物好きだった。
その話を聞いて「じいちゃん、ライオン拾ってこないかなぁ」などと考えてるとぼけた子供は私だ・・・。
だって、車で30分も行けば、サファリパークがあるから・・・。ライオンとか逃げないかなぁと思って・・・。


ある日の夕方、私は自転車でフラフラとあても無くさまよっていた。
すると、目の前を横切る小さい物体。
自転車を止めてその行方を追うと、小さいネズミだった。
「こんな小さいネズミがこんな道路を歩いてるなんて!きっと親とはぐれたに違いない!」
すぐに私はこの赤ちゃんネズミのお母さんになってあげようと決心した。
私の前を右往左往するネズミの赤ちゃんを拾い上げる。
大きさは親指くらい。本当に小さいネズミだった。
私は、そのネズミをジャージの胸元にぶらさげると、ネズミも必死にしがみついて動かなかった。
家に着き、玄関を開けると母が出てきた。
「これ!見て!」
「うわ~かわいい」と言うだろうと予想した母の一言は

「何やってんの!!そんなのドブネズミだよ!!捨ててきなさい!!」

「まだ赤ちゃんなのに~・・・捨てたら死んじゃうよ~」
とグズグズ言う私に。
「ばい菌だらけだよ!!ネズミの前にみんなが具合悪くなる!」と言われ・・・。
仕方なくネズミを放した・・・。

その日の夜は「あ~・・・かわいそうに・・・。今頃お腹すかしてるんじゃないかなぁ・・・」とネズミの事を思いながら床についた。

眠りに落ちてからどれ位経っただろう・・・。
私は夜中に目が覚めた・・・。
それは・・・。
灼熱地獄の様な熱さの中で・・・。
体が燃える様に熱い。ジリジリジリジリとのども焼けるようだ。
「お母さ~ん、熱いよ~」
そんな私の叫びも別室の母には届くはずも無く・・・。
翌日も熱かった。
しかし、季節が夏だったこともあり・・・。
「熱い」と言っても母は本気にせず。
その日の夕方、遊びにきた母の姉が、あまりにダルそうにしてる私を見て、おでこに手をあてビックリ!!
「何だ!!すごい熱あるよ!!」

寝かされたのはそれからだった・・・。
とにかく、下痢もひどく、くしゃみや咳、おならをしようとしただけでも洩れてしまうのだ・・・。
しかも真っ黒い下痢。
こうして4日位寝込んでいた。
ちなみに・・・。この間、母はちゃんと仕事に行ってました。隣の家に祖父母もいたからね。

おそらく、今、検査したら恐ろしい菌に感染してたんだろうなぁ。
当時も病院には連れていかれましたが、掛かりつけの個人医院でしたので内服治療位で終わっちゃったんだよね。
でも、後にも先にもあんなジリジリ熱い熱の出し方をしたことは無いですね。
腎盂腎炎で敗血症になった時も悪寒がきて熱が出るという発熱のパターンでしたけど、あの時はいきなりカーッと焼けるように熱くなるんだもん。

でも・・・。
あれからだわねぇ・・・。
毒を飲んでも死なない体になってしまったのは・・・。
コメント (2)
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