とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

のぶなが様

2006-04-10 21:28:42 | 徒然なるままに・・・。
もしも、あなたがお犬様なら・・・。
迷う事なく、我が家の「のぶなが様」にお使えする事をお勧めします。
このお方に着いておれば、全く食いっぱぐれの心配はございません。
今日も、「のぶなが様」はまっくろになったおにぎりを探し当て食しておりました。
お側つきの私の制止など全く気にもせず・・・。
ただ、ただ食しておりました。
いつだったかも・・・。
のぶなが様と夜の散歩に出かけた時のことです。
相変わらず、私の知らぬ間に何かを見付けたご様子で、草むらの中から何やら板切れのような、長めのものをズルズルと引きずり出し、そのまま銜えて歩きはじめました。
暗闇でしたので、私もそれが何であるか検討がつかず、
「も~う・・・いい加減にしてよ~」
とブツクサ文句を言いながらお供していたのでありますが、ちょっと街灯がある所にでましたので、明かりの元、その物体を確認しましたら・・・。
猫の死体でありました・・・。
思わず、のぶなが様の首を吊るし上げ、口から離させたのは言うまでもありません。
もう一人のお側つきに確認しましたところ、これが初めてではなかったようです。
・・・そう言えば・・・。
現在、のぶなが様のご信頼も厚い「トラ」様との出会いもその様なものでした。
あれは、4年ほど前の6月の事だったと思います。
別のお側つきの者と夕方、散歩に出かけたのぶなが様。
途中にある小さな祠に4匹の子猫が捨てられておりました。
すると、その中の1匹がノコノコとのぶなが様の前に進み出て
「捨てられました・・・お殿様助けてください」
と懇願しました・・・。
すると、のぶなが様、その子猫と鼻を付き合わせ・・・。
「おお、そうか、可哀想にのう・・・」
お側つきも「のぶなが様にもやっと慈悲の心が!」と思ったのもつかの間、
次の瞬間パクッと身体半分口の中へ・・・。
のぶなが様の口からは足と尻尾が
「ぱたぱたぱたぱた・・・・・・ぱたっ・・・」
お側つきに頭をガンガン殴られ、やっと口から離したのぶなが様・・・。
その時、のぶなが様の手に掛かった子猫の後ろに着いて来ていたもう一匹の子猫が「トラ様」であります・・・。
今では、のぶなが様のご寵愛を一身に受け旗本の猫達の総括をするまでに登りつめました・・・。
のぶなが様の前に出るなど無礼千万であったのでございます・・・。
これからの季節、かえるやトカゲの干物がうまいと申しております。
雨上がり、翌日カラッカラに晴れた日の夜の散歩は最高だそうです。
あなたも、ぜひ、のぶなが様のお側にどうぞ。
コメント
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