くすりと釣りと白衣と海

薬家の道を選んでから、とうとう人生の半分を過ぎてしまった。
けれど、海で遊んでいられるうちは子供の時のまま。

マガニ=ショウジンガニ=エバッカニ

2009-06-18 | 釣り
日曜日のこと。
長男とスクーターに乗せられるだけの道具を持って舟付の磯場に。
が、潮が通らず、しかも暗く、あまり期待できる状況ではなかった。
浮き釣りの長男…ネンブツダイ…苦肉の策として、長男が釣ったネンブツダイを
エサにしてのカニ釣り。
最初は「磯辺ガニ」でも釣れればいいかと思ってやらせていたが、端の方から
やってきたのは、赤系迷彩色の「マガニ」。
「マガニ」と言えば、根モノ釣りのエサとして重宝されるが、味噌汁にすると、
これまたいいダシが取れるので奥様の好物でもある。
「マガニ」は「ショウジンガニ」のことを言い、地元では「エバッカニ」と呼ぶ。
これを獲るのが達者で、子供の頃から「エバ」と呼名された友人もいるくらい笑
自分としては秋が旬と思っているが、実際には通年モノで獲れる。
なぜに秋と?20数年前、大島の噴火が起きる1ヶ月前、こいつが異常発生した。
そのときは、竹の棒の先にサバの頭をくくり、そこに我こそと群がったカニを
「ザクザク」と言った具合にタモに押し込む。すぐにバケツ一杯になった。
「獲る」のであればわけはないが「釣る」となるとそうはいかない。
1匹に賭ける時間と駆け引きは難しくなる割にゲットするのが難しい。
糸先の潰したネンブツダイをカニの鼻先に持って行き、引上げ易いポジションまで
おびき寄せる。がっちりしがみついたところで少しずつ引き、あの鋭い爪を
岩から引き離し、離れたと同時に引き上げるのだが、しっかり掴んでいないと
すぐに落ちてしまうし、揚げたはいいが素早く取り押さえないとサッサと逃げる。
今回、初めて挑戦した長男だが、彼の掌以上のサイズですから怖がるのも当然。
マゴマゴしているうちに逃げられてしまう姿は、自分も通った道ながら滑稽(笑
長男くん、しばらくはこれにハマりそう笑

それにしても長男くん、「これ、ママが大好きだから持って帰るよ。」
やさしい男だ笑

ちなみにお父さんは、ルアーでカサゴをゲット!!!

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