くすりと釣りと白衣と海

薬家の道を選んでから、とうとう人生の半分を過ぎてしまった。
けれど、海で遊んでいられるうちは子供の時のまま。

さて、アジ釣りの外道は?

2009-06-29 | 釣り
今シーズン3回目の、大磯港より二宮沖のアジ船に。

頭の中はピーカンのままで、何を思ったかカッパの上着を
クルマに置き忘れての乗船…
案の定の大雨に見舞われ、帰りは曇り止めのエアコンで、
震えながらの運転だった(>_<)
さて、前回の大アジを期待した1投目、あらら、ピクリとしない。
しばらく潮もあまり動かず船中が慌しいムード。
百戦錬磨なこの船常連達の仕立てときたら、
じっとしている間もなくあれこれ試しだす。
指示棚3-5mのところ、底から7mくらいを探ってみたり、
赤タンから虫に替えたり、ん?ハリス替えてるのは俺?

そこへ狼煙を挙げたのは、本日のお供、我が長男小学2年生。
いきなり大アジ大サバのダブルヒット!
が、後に続くのは、前回までナリを潜めていたサバの猛襲。
アジの気配がない。たまにもそっとしたアタリがあるのだが、
なかなか食い込まない。
周りがアジをポツポツ獲り始めたが、
潮上に位置しているせいもあるのか、一向にサバしかない。
ん?そのサバがパタリとなくなる。
と、後ろで
「ソコから手繰った瞬間ブツリだよ。こりゃアジサバではないな。」
それを聞いて尽かさずサバ身を切る。
イワシミンチに寄ってきた魚ならばこれしかない。
さて、太いハリスは何号があるかな?等と考えているその時、
裏のその隣位置の置き竿がギューンと持っていかれた。
なんと、俺のサバ身を摘んでいった主の竿!
ガクガク引き込んだと思えば走りだす?さて、タイか?サメだろ?
15分ほどのやり取りのあとに上がったのは7kg弱のマダイ。
久しぶりに鯛の匂いを嗅ぐと、もう黙って見ているわけにはいかない。
まだいるとばかりにハリス6号(しか持っていなかった)に替え、
サバの身餌でひたすら勝負。
結果はサバ多数にアジ1本。こんな釣りもあるさ!
と長男に言い聞かせようとしたが、長男アジ2本にサバ10本、
アジの数で負けてしまった。

長男君とのお約束を忘れていた。
「船酔いしても頑張って10匹釣ったら、専用の竿を買ってあげるよ!」
アジ10匹のつもりで言っていたのだが、まさかサバが沸くとは思わなかった…

ふるえながらの帰宅道中も釣り竿の話。
仕方ないからそのままいつもの釣具屋へ=3=3=3
普通ならば60-210~270の竿がいいのだろうが、
それは家にたくさんある笑
手にしたのは80-180ライトタックルゲーム5922円
今日のようなアジはもちろん、これなら根モノや青物もいけるでしょう!
これで長男くん、おもちゃも入れて5本目の竿をゲット!
そしてねだられたのが竿ケース。
大そうご立派なものを要求されたが、そんなの持って行くところはないよって、
この竿専用にと588円のニット竿カバーを購入。
カウンターでそのまま入れて貰ったのだが、これが結構かっこいい。
店長と口をそろえて「かっこいいーーー!」
竿を抱きしめ、万面な笑顔。
俺もこんな顔をしていたのだろうか。

(画像はその主が持っているタイ)

我は海の子4

2009-06-22 | 生い立ち
初めて釣り竿を手にしたのは、小学校入学前の春休み。
4本つなぎの竹竿を父親から貰ったものだ。
その切っ掛けは、以降、毎年通うことになる「少年マス釣り大会」に
参加するために、父親が自分の竿の1本を譲ってくれたのだ。
その時の竿は、以降、ガイドやリールシートが着けられ、化粧糸で
華やかになりながら、「幻の魚」によってあえなくへし折られてしまったが、
今でも心の中に、いや、その感触が手に残っている。

「少年マス釣り大会」
最近は年に1日あるかどうか?町の少年指導員による催しで、当時は春休みの間、
毎日放流され、毎日山まで通ったものだ。
父親から貰ったその竿を初めて使ってマスを釣ったときのこと。
川を堰き止め、各堰に30人くらいの小学生が我よとばかりに竿を出すのだが、
まだ小学生でもない自分には、とてもその中に入っていくことができなかった。
もちろん父親同伴だが、人混みを嫌う父親なのだから、それ以上に嫌気だった。
なのでその脇を流れる、放流されていない筈の流れに仕掛けを流したところ、
「ガクン!」そんな引きが手に伝わったかと思うと、一気に下流へ向かった。
自分でも何が何だか分からなかったが、父親がそれを見て変わり、タモに
収まったのは、胴の太い居着き(鱒池から逃げ出し育ったもの)のマスだった。
腰を抜かしていた自分だが、その初めての感触と、初めて見るマスの輝きが…
とそのとき、上の方からマイクロホンのオヤジの声。
「大人が釣っちゃあ駄目だーーー!」
そう、最後に竿を持っていたのは父親なのだから、親が釣っていたと思われても
仕方のない状況。
今思えば、居着きだったわけで堂々と持ち帰っていればよかったのだが、父親は
「すみませーーーん!」と言いながら、両手で持ったマスを堰ではない元の川に
リリースした。
何とも悔しく、家では何十回とも同じ話をし、母親に「逃がした魚は大きい」とまで言われ、
(このときはじめて知った言葉かも?)とんだ初釣りだったのだが、このときの、
このマイクロホンの声の主が、自分の釣り歴にどれだけ影響する人物になるかなど
とはとても知る由もなかった。

月一のオツトメ

2009-06-22 | 日記
国保審査委員になって3期目(1期2年だから5年目)を迎えた。
この4年間は一番の新前でいたが、今回より2人の新委員登場。
審査件数も初めて10000件を切ってうれしい笑

かなり真面目に審査してます。
過誤請求?不正請求?どっちにしても、そのまま通せば医療費がなくなるし。
1枚見つけても1000円と変わらない。しかし、塵も積もれば何とやら。

6日間の集中日にこなすのだけど、早々平日には出来るわけがなく、土日を
宿泊してやっている。だから終わってからのビールがうまいけど、前夜祭で
ノックダウンし、日曜は大人しく帰るのがお決まりコース…
土曜日は行きつけの野毛の鳥しげにて、福岡の馬馬虎虎さんと松本純さんを
囲んでの「野毛薬科大学」。
薬剤師の仲間が集まって、やれ医療政策だの、調剤報酬だの、薬事法だのと
ワイワイやるのだが、お客さんが全国から来るので、付き合いも大変だ。
純さんの携帯で「牧島かれん」とも連絡をとれたので、そろそろ選挙モードに
ギアチェンジしないと。

って、こんなこと毎月やっているのだから、家族もいい加減にあきらめてる?
「父の日」だってのに主役が何時に帰ってくるのかわからない。
その主役、一人勝手に「父の日」やってしまいました。
「TAG Heuer Gland CARRERA」
前から欲しかったんだよね。
材質がチタンだから、これだけのサイズでも凄く軽いんだな。
時計の重さが40肩の原因と勝手に決めているので、
これはもう最高の一品~ナンチャッテ

研修会

2009-06-18 | 日記
釣りではない、サーフィンではない酒匂…
保健センターでブロック研修会だった。聴く側ではなく話す側。
昼間、国保の審査を終えて横浜から帰ってきてからの講義。

程一ちゃんが「介護保険の改定について」
俺が「介護に関係する調剤報酬について」
トリは藤沢から呼んだ祐ちゃんの「エッセンシャルOTC薬」

程一ちゃん、薬剤師でも専業は介護相談所のケア・マネ―ジャー。
だからってさぁ、肝腎なところを飛ばすんじゃないよ!
お陰で、俺が予定にない説明までしなくちゃならなかったじゃないか!
売り出し中の祐ちゃん、藤沢の財力は羨ましい限りです。

「とっきぃさんの説明、わかりやすくてよかったです。」
祐ちゃんや吉野さんにも言われて、少し照れちまったよ。
今日になっての付け刃なんだけどね^^;

終わってからの三平、いつもお会計が安くて、オヤジさんってば
つけ忘れてるんじゃないだろうかと、最初から最後まで俺がチェック。
それでも8人で24500円。あれだけ飲んで喰って一人3000円って、
やっぱり安過ぎ!しかもラーメンが何気に旨いんだな。
俺、…つけ間違えたかな?^^;

http://www.ekiten.jp/shop_457408/

マガニ=ショウジンガニ=エバッカニ

2009-06-18 | 釣り
日曜日のこと。
長男とスクーターに乗せられるだけの道具を持って舟付の磯場に。
が、潮が通らず、しかも暗く、あまり期待できる状況ではなかった。
浮き釣りの長男…ネンブツダイ…苦肉の策として、長男が釣ったネンブツダイを
エサにしてのカニ釣り。
最初は「磯辺ガニ」でも釣れればいいかと思ってやらせていたが、端の方から
やってきたのは、赤系迷彩色の「マガニ」。
「マガニ」と言えば、根モノ釣りのエサとして重宝されるが、味噌汁にすると、
これまたいいダシが取れるので奥様の好物でもある。
「マガニ」は「ショウジンガニ」のことを言い、地元では「エバッカニ」と呼ぶ。
これを獲るのが達者で、子供の頃から「エバ」と呼名された友人もいるくらい笑
自分としては秋が旬と思っているが、実際には通年モノで獲れる。
なぜに秋と?20数年前、大島の噴火が起きる1ヶ月前、こいつが異常発生した。
そのときは、竹の棒の先にサバの頭をくくり、そこに我こそと群がったカニを
「ザクザク」と言った具合にタモに押し込む。すぐにバケツ一杯になった。
「獲る」のであればわけはないが「釣る」となるとそうはいかない。
1匹に賭ける時間と駆け引きは難しくなる割にゲットするのが難しい。
糸先の潰したネンブツダイをカニの鼻先に持って行き、引上げ易いポジションまで
おびき寄せる。がっちりしがみついたところで少しずつ引き、あの鋭い爪を
岩から引き離し、離れたと同時に引き上げるのだが、しっかり掴んでいないと
すぐに落ちてしまうし、揚げたはいいが素早く取り押さえないとサッサと逃げる。
今回、初めて挑戦した長男だが、彼の掌以上のサイズですから怖がるのも当然。
マゴマゴしているうちに逃げられてしまう姿は、自分も通った道ながら滑稽(笑
長男くん、しばらくはこれにハマりそう笑

それにしても長男くん、「これ、ママが大好きだから持って帰るよ。」
やさしい男だ笑

ちなみにお父さんは、ルアーでカサゴをゲット!!!