くすりと釣りと白衣と海

薬家の道を選んでから、とうとう人生の半分を過ぎてしまった。
けれど、海で遊んでいられるうちは子供の時のまま。

天秤を作る

2010-03-01 | 釣り
職場の床張替があり留守にできず、家で待機。
そこで、仕掛けのロスが予想される土曜日の太刀魚釣り用に
天秤を作ってみました。
普段使っているのは記憶合金の直線型になるタイプ。アタリが
ダイレクトなのでお気に入りです。太刀魚のような探り釣りに
持って来いなのですが、ロスを考えるともったいないし…
しかも、材料を探してみても、身近(釣具屋)で購入できる
ステンレス棒だと50cmまでだし、通常の片天秤にしても
短いし、姿勢を維持するとなるとそれなりの太さが必要で
加工も大変だと思います。
そこに思いついたのが投げ釣りで見かける連結式の天秤。
なんとか式と命名されているようですがここでは省略笑

言葉がわからないので、道糸を結ぶ縦を軸、仕掛けを
結ぶ横を腕とすると、投入時は角度を保ち、投入後は直線で
アタリをダイレクトに取れるのですから理想にピッタリ!
しかも釣り具屋で買った材料だけで腕45cm程度のものを
作れ、太刀魚だったら申し分ないと思いました。
また、投入時以外は腕にさほどの強度は必要ないので、
それほど太いステンレス針棒を使わなくて済みます。
今回は腕‐軸を16φ‐18φ、14φ‐16φの組み合わせで
作ってみましたが、14-16φで十分なようです。
他、2~3号の丸型中通し錘またはビーズ、1/0サルカンです。

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ポイントは、投入時の姿勢を維持するため、腕の付け根の
角度・通し輪の形の調節です。これは一つ一つ確認しました。
また、今回のこだわりは、針棒を折り曲げる方向を一緒にし、
天秤にできるだけ立体化させないことです。サルカンを付ける
輪が、それぞれねじれていると、投入時、水の抵抗で回ったり
横に流れてオマツリの原因になりかねないからです。
ほかに、カマスなどアタリを敏感にとる釣りや、エビングなど
に使えそうです。

2010・1・31初釣りはイカの泳がせ

2010-03-01 | 釣り
今年の初釣り。かめや丸がラジエターの故障で、急遽変更になってのヤリイカ泳がせだ。
集合5時半。満月が雲の向こうで輝いている。二人組の方以外はいないようだ。
船に乗り込むと船長の指示で右のトモに座し、活き餌のヤリイカが3杯ずつ配られる。
船長に「イカの付け方わかる?」と声を掛けられ、「アタマと吹管?でしょ?大丈夫。」と
答える横で「骨に刺さないで薄くね。」
「え、骨?エンペラ側に通せばいいんだよな。え?薄く?」
さて、よく見ると胴が太くてエンペラになんてとても通せない。そう言えば
前はスルメだった…と悩んだ横から船長の手が伸びてきて仕掛けを取られた。
「こうして浅く刺して貫通させて」「あ、痛い!」
「針刺しちゃった?」「いや、イカが指を噛んでる!」「(笑)いいよ、離して。俺がやるから。」
船長実演でヤリイカの付け方を習った。
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10分ほどで真鶴半島沖に到着。まだ日が上らない状態で一投目開始。こっそり集魚灯を付けて落とす。
5分もしないで船長のアナウンス。「はい、上げて!なんか集まってきちゃった。」
ヤバい、多分、俺の集魚灯で小魚が集まってきたのだろう。仕掛けに固定されたイカは恰好な餌食だ。
船長にバレないように集魚灯をはずした。
満月が山に沈むと同時に朝日が登り、なんと神秘的。いい釣りになる予感♪
なんて勝手な思いをしたが、勝手は勝手。11時までの間、船中一度のアタリもなく沖上がり。
配給のイカも刺し傷以外は何事もなくお土産にあいなった。

回想~「2009納竿釣行」

2010-03-01 | 釣り
23日タイ×
27日AMタイ×
27日PMカワハギ×
さて、今日は久し振りにクラブがオフで釣りをせがんでいた長女を連れて、友達のボートで今年最後の釣行となる、中深場五目に行ってきた。
友達はコマセ五目がいいと言っていたのだが、23、27日のことが過ぎり、中深場五目となったのだ。
前日、職場の打ち上げと仲間内の飲み会があり、11時を過ぎるとタクシーがなくなり帰ったのは3時。友達も一緒だったので集合9時に。
翌朝、時間変更を知らない長女に早々と起こされ二日酔いのまま港へ。
まずは港沖、水深190-220m。友達が舵を取っている間に8本針200号をセットし投入。その間に友達は何やら長女に話し掛けている。何のことはない、潮の流れ、風、舵の取り方。5才の頃から船の上での付き合い、すぐに覚えていつの間にか船長。その友達はちゃっかり自分の道具をセット(笑)
と、僕の竿が跳ねた!
一堪えすると更に引き込んだ。手持ち手巻きで魚を確かめ、電動で巻き上げると、いきなりクロムツのダブル。なんと幸先いいスタート♪
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後から投入した友達の竿にもヒット!どうやら下から5mくらいの間が棚、底は岩場のようなのですぐに5本針に替え、コンパクトに。計4本の良型に混じって、ポイントをずれるとシロムツがポツポツ。
途中、80-100mでサバの反応があり、エサ用に5-6本キープ。友達も久し振りの大釣りと満足。風も治まり、凪もいいので初島まで行くことに。長女と操舵を代わり沖に走った。

途中、ヤリイカ船やアマダイ船の横を通ったが、あまり芳しくない様子。
初島東沖200-300mで反応を見つけ一流しすると、いきなり重いアタリがあるも、60cmのギス2本。釣れてなければ持ち帰ってツミレにするのだが、今日は大漁だし、クーラーが臭くなるしでリリースする。と、友達の竿に小キンメの一荷。しばらくキンメを拾って沖上がり。
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それにしても長女の操舵はなかなかのもの。横揺れどころか、魚探をみる限り反応を外さないよう流された分をジグザグに移動している。さすがに友達もビックリで、今度はお父さん関係なく誘うからと。ってヲイ!
帰りのクルマの中で、初めての操舵の話で盛り上がった。なんと、いつもの釣り船の動きを真似たのだそうだ。そして一言。
「でさ、私、今日は一匹も釣ってないんだけど!」
あちゃー!(>_<)
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回想~「修行あるのみ」2009.12.15

2010-02-25 | 釣り
日曜に続き、今日も海斗丸の午後船に。
朝目覚めとともに所を済ませ、有料道路計600円を使って、
アタマから離れなかった針を買いに。10時出発。
早めの昼食を済ませて港へ直行。
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気温は低いが風はなく、着込んでしまえば十分にしのげる程度。
準備して船へ行くと、一番乗り。船長の指示で右のトモに座した。
が、ここで船長から一言。カワハギが渋いと移動が多くなるので、
アオリとカワハギの竿は同時に出さないで欲しいとのこと。
どちらもマヅメの地合いが重なるが、4時から30分だけ間を決めてやることに。
が、またまた釣れず日記は省略。
さて、針はハゲ針6号と大きめにし、船は前回と同じポイントを探って行くが、
上がってくるのは外道ばかり。棚をずらすも効果なし。
終了30分前までなんとか前回と同じ5枚。暗くなってからは微妙なアタリあるも
どう合わせていいか解らない。が、右舷に座した方は一人ポツポツ上げている。
何かが違う。
ん?メクラ合わせ?違う…解った!指でアタリを取っているのだ。
マネしてみたら見事にヒット!良型を掛けたところで納竿となる。
上がり際に聞いてみた。今日のような微かなアタリでは引くのを待ってはダメ。
竿先見ても間に合わないと。それにしても厳しかったねぇと。
これからもっとスレてきて、厳しくなるんだそうな…
次27日、修行あるのみ!

回想~「午前船と午後船の通し~宴会で、アルコールを控えた~」2009.12.13

2010-02-25 | 釣り
前回の釣行から少し間が空いていた。
ん?気のせいか???久しぶりに予定のない日曜日、いや、無理やり予定を開けたのだが、土曜日、職場の宴会だったので、翌日は無理せずカワハギの午後船を予定していた。
仕事を午前で引き上げ、カワハギの準備をしているところに、海斗丸の船長からメール。
「明日、午前もコマセ五目で船出します。人数少ないので、よかったら通しでどうですか?」
ちょうど釣り具をいじっているところ、飲み始める前でもありすっかり乗り気(笑)
宴会中はしっかりセーブし、女性陣をさっさと帰せば、残った男性陣も渋々?三々五々。
10時には床に就き、程よい酔いが睡魔を誘った。

場所は福浦港・海斗丸。真鶴半島西~吉浜沖。
午前船はコマセ五目。5時半、船着き場に集合。お客さんは一人だけ。
一人でも出てくれるのがここの良いところで、急に決まったのだとか。
そこでお声が掛ったのだが、俺の顔を見るなり「二日酔いじゃないんですか~?」

人の集まりも早く、まだ暗い6時には釣り始めていたが、船中一向に当たった形跡がなく
日の出を迎えた。(最初の1投目、10mの仕掛けの先に念仏ダイだし…)
先週まで賑わっていたイナダの姿もなく、低気圧のうねりも残っているので厳しい釣りを
イメージしたが、風は残っているものの、うねりはさほどでもなく問題なし。
9時を過ぎた唯一の地合いで、ハリスをさらに長くし、クッションを入れれば13m。
そしてひたすら気合を入れて誘ってみる。ここで前回のように2mほど棚の下から
誘ってみたところ、いきなり「ゴンゴンゴーーーン!」鯛の引きにしては鈍いが、
リールから糸が引き出されるサイズだ。上がってみると50cm超えのアマダイ!
なかなか狙って釣れるものではないが、前回も同じポイントで同じようにして、
良型のアマダイを獲っており、喜びもヒトシオ♪
船を立て直し、ふたたび同じポイントへ。今度は久しぶりの1kgマダイを釣りあげる。が、後が続かず、お土産にアジを狙ってポイント移動。そのままタイ仕掛けで狙い、
アジは獲れなかったが船中独り勝ち状態で機嫌よく午後を迎えることとなった。

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午後船はカワハギ。
なんせ、カワハギを狙って釣るのはこれが3回目。過去の2回にしても、イサキの合間に
遊びでやった程度。餌の付け方さえ忘れているし…
船長が「あの人プロだから。」という方ご夫婦と 、アオリ狙いの計4名の乗船。
午前に釣ったアマダイを、さっそくホームページでチェックしてきたというプロの方に
声をかけてもらい、実はカワハギはまったくの初心者と告げると、餌のつけ方から
ポイントごとの誘い方までレクチャーを受けることができた。
「針が少し小さいね。型がいいから大きめがいいんだけど。」ハゲ針5号しかないし、
ま、いっか! 各ポイントの地形と釣り方の違いまで懇切丁寧に教えてもらい、
頭の中は完全に名人級。

大潮満潮、ウネリは残っているものの、午前よりはおさまってきた感じ。
カワハギ初心者と同然だというのに、しっかり住吉さん伝授のなg目の磯竿を用意。
ロッドキーパーにセットし始めると、さすがに回りも何事かと覗き始める。今回、
アオリは不発であったが、このポイントならではの狙い方を探ることができたので、
次回に生かせればいいと思う。
しばらくして潮が動き始め、最初の浅場はキュウセンとキタマクラのオンパレード。
それでもあたりと合わせの練習にはなっているように思えた。
そして待望の「ゴゴゴゴゴン!」それまでの外道の引きとは全くちがう強い引き。
上がってみれば25cm。 が、それから全くアタリがない。4時を過ぎてようやく
反応出始めるが、プロから指摘のあった「針が 少し小さい。」ことが災いしたか、
かなり強い引きで3回のバラシはくやしいが、なんとか5枚目を上げて沖上がり。
プロの方で9枚という厳しいコンディションだったことから、船長にはとりあえず
合格点をもらったが、これで活性が上がっていたら、きっと大差になったのであろう。
が、背向いのプロの手際の良さは勉強になり、中錘を使い分けているのも参考になった。
しがし、こりゃあハマリますわなぁ。