くすりと釣りと白衣と海

薬家の道を選んでから、とうとう人生の半分を過ぎてしまった。
けれど、海で遊んでいられるうちは子供の時のまま。

我は海の子2

2009-06-16 | 生い立ち
サラリーマンの父親は釣りと麻雀が好き。
週末に限らず夜に出掛け、翌朝の風呂場を覗くと収獲が転がっている。
黒鯛、メジナ、スズキ、伊勢海老…うなぎなんてときもあった。
魚と名前が一致しているのだから、よほどの回数で見ていたと思う。
蔵のあった家の記憶だから、やっぱり2~3歳の頃の記憶。

夕方、カンの虫の居所が悪いと、カブという単車のハンドルにしがみつかされ、
近くの堤防に連れて行かれたものだ。
体裁よく子守と称して出掛けたのであろうが、半袖の季節だったから、
黒鯛、キス、スズキ、そして伊勢海老の見回りだったにちがいない。

30歳になって自動二輪の免許を取り、しばらく乗っていなかったものの、
昨年、ピアジオの3mp250ccという、三輪車スクーターを購入した。
そして先日、長男を乗せて、地磯へ釣りに行ったりしたが、このときの
父親の姿に憧れていたのかもしれない。


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