碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

金沢の街歩き

2016-08-29 11:39:49 | 日記風雑感
少し見ない間に、ところどころ街並みが変わっていくのを目にすると、歩いていても退屈しない。いつも鞍月用水をたどって、駅西から永田、玉川、長町、香林坊下、本多町までが定番のコースになっていて、約一時間の距離をブラブラと歩きます。なるべく車の通らない道を行くので、裏町と言うか、裏通りと言うか、ワシにふさわしい?コースではあるのですが、最近は外人が多く目につくようになった。やはり新幹線効果なのかもしれません。高山市も外国人の観光客が多いのですが、あそこは一極集中で、密度は濃いけれど、金沢の場合は観光スポットが分散しているので、時々すれ違う程度ですが、裏道にまで現れるのは、今まであまりなかったことです。なにか知らない観光スポットが増えたのかもしれないと思っていたのですが。このごろようやく一つ理由が分かった。それはゲストハウス「ポンギー」のせいらしい。このゲストハウスは白銀町の用水沿いにある、アットホームな低価格のゲストハウスで、ロンリープラネットに乗っているのか、外人が押し寄せているのです。家族連れの外人が記念写真を撮っていたのを目撃しました。この宿は外人にとっては金沢らしい体験ができる宿で人気があるということです。長町の武家屋敷を見てここまで、用水沿いに下ってくればいいわけで、それで、外人がこの裏通りに出没するようになったのかと腑に落ちました。ワシもタイではもっぱらゲストハウスに泊まるので、その気持ちは理解できますが、金沢にゲストハウスができたというのは、かつて無かったことです。ましてやそれが繁盛しているとは、金沢市も国際化してきたようですね。











この日はついてなくて、玉川図書館は定休日、県立美術館は入れ替えのため展示なし、しょうがないので絵葉書を買って、ここまで来たので、つぎの目当てのコーヒーショップ桂珈琲店へ行ったが休みだった。どこに行っても振られっぱなしで、こうなると、意地でもコーヒーを飲みたくなって、最後は金沢城の黒門にある金澤屋珈琲店まで足を延ばしました。ここのコーヒーがうまいと以前聞いていたので、前から来てみたいと思っていたんです。ちょうどいい機会と言えばいえますが、もしここも休みだったら、金沢城に火をつけてやるぞ、いや、おしっこぐらいかけてやるぞ思っていたんですが、ラッキーにも店は開いておりました。




高級感あふれる陶器のうつわで、水出しコーヒーを飲んできました。ちょっと苦み走った味で、アイスコーヒーには適した味ではあった。が香りがなかったのは水出しではしょうがないのかもしれません。そんなわけでお城の周りをぐるっと回ってしまったのですが、金沢城の中をちょっとだけ覗いてみると、8月の暑い日差しのなかの広い芝生の木陰で外人のペアがくつろいだ様子で、ピクニックさながらに食事をしておりました。ふと印象派のマネの絵を思い出しました。



ここで一句

シケーダス 二人で聴いた サイレンス




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