遅ればせながら

遅ればせながら、先日初めてメイド喫茶へ行ってきました。
いまや、オタクの世界的メッカとなった秋葉原です
いろいろある、メイド喫茶の中でも
その進化系といわれているシャッツキステであります。
http://schatz-kiste.net/
何があるのか、時代の香りをかぐために、行って来ました。
わざわざ、そのために東京まで行ったのは、
前日鎌倉と横浜に行ったついでに寄り道したのですが
この目で、一度見ておきたいと思ったからです。
ばかばかしいと思う方もおられることと存じますが
何故、オタク文化が現実に経済的なインパクトを与え始めた
のかを、理解したいと思ったわけです。
いわゆるオタクでないものには、理解しがたい側面があるのですが
個性化、こだわり等の言葉でくくられてきた、需要の細分化に
対応することができずに苦悩する企業の、生きるヒント或いは
きっかけがあると感じました。大げさな言い方ですが、
中小企業は、オタク化しないと生き残れないぞ。
大きなマーケットはもはやなくなったと思ったほうがいい。
500円で30分紅茶つきです。メイドさんとおしゃべりしたり
本を読んだり、或いはゲームをしたりしてすごすのですが
もちろんなにもしないで過ごすこともできますが、
ちょっと居ずらい気もします。
これは演劇的空間なんです、あなたはその主人公なんです。
その主人公に仕えるのがメイドなんです。
外の現実社会では、主人公になれない、悲しいお父さん、
さみしい青年、が擬似的に主人となれる空間の価値が
どれくらいなのかは、いずれ時間が教えてくれると思います。