碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

インド紀行

2007-02-11 21:17:49 | インド紀行
長らくお待たせしました
ネパール紀行に次ぐインド紀行を始めたいと思います
インドの旅は記憶も薄くなっていく日々の自分のために
書くつもりで居りますが、前回のネパール紀行の出だしの部分
と重なりますので、ネパール出国後のバラナシからはじめます。




バラナシ(ベナレス)の飛行場についたのは昼過ぎだった。
カトマンズの飛行場を後にしたのは覚えていたが、
そのあとは、深い眠りに落ちていた。飛行機がこのまま
墜落してもおそらく気がつかないくらいの熟睡だった。
ヒマラヤの山脈を観ているうちに睡魔は、襲ってきた。
飛行機の爆音がだんだん聞こえなくなって
どれだけの時間がすぎたのだろう。
「excuse me sir」
そう呼びかけられて、目覚めたのは、乗客が既に出て行った後だった
サリーをまとった女性の大きな瞳が目の前にあった。
少し間があった。
そして彼女の顔が微笑んでいた。
「........Baranasi airport...」
その言葉が、寝ぼけた頭をつらぬいて、
意識がその一言で、直立した。
急いで、タラップを降りると、
インドの熱気が無作法に歓迎してくれている。
なつかしさと、多少のわずらわしさを感じながら
大きく息を吸い込んでみた。インドだ!
バラナシへ着いたのだ。







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