再度NSTの装置を付けられしばらく計測。
NSTの数値は、別室で先生・看護士・助産婦さんが常時見ていてくれるという。
それなら安心だとホッとした。
NSTの機械には、赤ちゃんの心拍数と陣痛が’0~MAX99’で表示される。
赤ちゃんが動くと、心拍音とは別にザザザッと砂嵐のような音が出る。
それと共にお腹がキュ~~ンと張ると、陣痛の数値が上がる。
分娩台に横になって動けない私はその数値をずっと見ていた。
お腹が張る度に、陣痛数値が0から徐々に上がっていく。
MAX99ってどんな痛みなんだろう・・と不安に感じてると、
イテテ・・と生理痛位の痛みが来た時に、99が表示された。
’えぇ? 陣痛ってこんなもんなの? まさかねぇ~’
と思っていると看護士さんがやってきて、
『tmさん、お腹よく張ってるのに平気な顔してるわねぇ』
と言われた。
えぇ?!ラッキー!
私の体ってもしかして、赤ちゃんを産むのに超適してるんじゃないかと思った。
陣痛は10分間隔で来ているのだが、子宮口が開かないので
いったん病室に移され、陣痛促進剤(錠剤)を飲む事になった。
お母さんが病室に来て、2人で高校野球を見たりゆっくり過ごした。
お昼ご飯
その後、1時間ごとに陣痛促進剤を1錠ずつ飲んだが、
子宮口が開く事はなく、1日に飲める容量6錠を飲んだので
そのまま病室で過ごす事となった。
夕方になりお母さんはいったん家に帰った。
子宮口が開いていなくても、軽い陣痛&グググッと痛みを堪える位の陣痛は
不定期に来ていて、ただひたすら耐えた。
今日産まれないとなると、明日は錠剤よりも強い点滴の陣痛促進剤を
打たなければならない。
そして今感じている陣痛の痛みはリセットされ、明日また最初からとなる。
どんどん痛みが強くなってきた。
カニ母からもらった安産お守りを握り締め、痛みを逃した。
自分なりに、陣痛が来る間隔をメモした。
『調子はどんな~?』
仕事を終えたカニ君がやってきた。
今までの経緯を話し、まだいつ産まれるか分からないと言うと、
『明日も仕事だけど、今日は病院に泊まってもいいしどっちがいい?』と聞くので、
泊まってもらって一晩、側についてもらうことにした。
たわいも無い話をしていても、
やっぱり側にいてくれると安心するな~と思った。
21時には出入り口が閉まってしまうので、カニ君は晩御飯を食べに外に出た。
入れ違いのようにカニ母とカニ弟が来てくれた。
色んな話をしていると、カニ君とお父さんが帰ってきた。
’アレ? カニ君の顔がほんのり赤い・・・’
私 『カニ君、何か顔赤くない?』
カニ弟 『オレもそう思った。』
カニ君 『・・・。』
’コイツ、ビール飲んできたっ!’(`ロ´;)
信じられない。。嫁が陣痛で苦しんでるというのに・・!
そこから私はカニ君の酔っ払った顔を見るのがイヤで目を見ずに話をした。
少し前までは、側に居てくれると安心する存在だったはずなのに、
今は側にいるだけで、イライラさせる存在へと変わった。
子宮口は開かないし、リセットされてしまう陣痛は苦痛だし、
旦那はお酒を飲んで病室に来るし、ただ我慢の1日となった。
~出産レポ3へ 続く~
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