「重症筋無力症」と闘うオジサンの日記

福岡市内在住の50歳代の普通のオジサンです。重症筋無力症を発症して現在闘病中です。発症時~現在までを日記風に報告します。

(29) 油断大敵(重症筋無力症恐るべし)

2014-08-19 03:07:58 | 日記
前回の日記で、順調と報告したばかりであるが、実を言えば、現在症状がぶり返してしまって最悪?
な状況に陥ってしまっている。

7月の終わり頃から、若干の目の症状(いわゆる複視・斜視)が少々出てきている事が気になって
いたのだが・・・お盆前から急激に悪化してしまった。
しかも、今回の目の症状は、昨年(5月に)症状を初めて発症させた時に匹敵する程の酷い複視で
あり、実を言えば、現在こうやってパソコンに向かっている事すらしんどい状況にあります。
しかも、今回の複視には、重症筋無力症の眼筋型の典型症状である、眼瞼下垂症状を伴っている
点がより辛さを増幅させている。
自身の視界がどのようになっているのか・・・実例を挙げてみると


(複視・・両目の焦点が合わず、視界がダブってしまう)

今回の複視は、この画像の通り、上下に像がダブっって見える事が多い。まあ、本当の状況は上下
中心に、斜め左右に歪んで像がズレて見える・・・


(建物の廊下を見渡した場合は、このように見える・・・像の分離の度合いはまちまち)

当然であるが、片目をつむれば複視は無くなる訳だが・・・但し、片目の状態は非常に辛い訳だが、
この複視の状態もまさしく辛い。要は気分が悪くなってしまう・・・めまい(船酔いしたような状態)
を引き起こすので、実際は片目にしていないとかなり辛い。これで、実際に外の状態(景色的に)
どういう風に見えるかというと、


(道なども歪んで・・二つに分かれて見える)
目をまっすぐに向けて神経を集中させると、複視が少し収まるが、横目にしたりするとたちまち
状況が悪化してしまう。(要するに、目・・・眼球を動かす筋肉がうまく作動していない・・・)


(複視が酷いと、このように見える・・・・当然、歩くのもしんどいし、車の運転等もできない・・・・)

階段の上り下りには、手すりをつかまないと怖くて歩けないし、通常歩行も気を抜くと、ふらっとバランス
を崩してよろめく事も(めまいによるふらつき)多々出てきた。
さすがに、これはたまらんという事で、(3月に治療入院~退院してから)一度も服用する事のなかった
症状改善薬である、メスティノンを服用し始めた。このメスティノンという薬は、入院時にも経験があった
が、症状を緩和する作用があるのはわかっているが、服用すると、下剤に似た効能があるようで・・・
(これは主治医さんからも告げられていた)服用すると決まってお腹の調子が悪くなる・・・というか、
まあいわゆる下剤効果がある・・・と言いますか・・
ただ、この複視と眼瞼下垂の不愉快さを少しでも改善させるべく、メスティノンを服用して、様子を見る
生活に入っている次第である。