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基本が一番大事

2016-05-16 | 教務

大山です.

 

難関大・医学部の受験生や,浪人生にありがちなのが,

「自分は難関大を受けるんだから,こんな基本的な問題集をやっている場合じゃない」,

「基本問題集は一周やって大体できたから,さっさとレベルアップした問題集をやり始めよう」

と考えて,基本が不十分なまま次々と難しい問題にチャレンジしようとするタイプです.

 

かつて僕の周りにも受験マニアみたいな人がいて,東大後期の伝説的に難しい問題なんかにチャレンジして,難しいことをやっている謎の安心感に包まれている人がいました(笑)

 

しかし,実際の試験で合格するために一番大事なことは何だと思いますか?

「合格者の上位しか解けないような問題を解けるようになること」でしょうか.

違います.

合格者みんなが解ける問題を確実に解けるようになること」です.

 

そのためには,夏までに受験科目すべてにおいて,苦手をなくし,基本をしっかりと固めることこそ最優先すべきです.

そうすれば,夏以降の学習で一気に成長することができるはずです(難関大の問題も,結局は基本問題の組み合わせや,少し視点を変えただけということに気づくでしょう).

 

一方,背伸びした学習ばかりして基本がおろそかなまま夏を終えてしまうと,いくら勉強しても成績が伸びないといった問題に直面し,時期的に基本に戻って学習する余裕もなくなり,グラグラの基礎のまま受験本番を迎えてしまうことになります.

 

今や,周りの受験生がどんな問題集を使って勉強しているのか,なんて情報はインターネットで検索すればいくらでも手に入ります.

全国の受験生も,よく知っているような身近な問題集で勉強しているのがわかるはずです.

それでも,同じ教材で勉強していても,大きな差がつくのはどうしてでしょうか.

それは,やり込み度の違いだと思います.

 

理系科目なら,問題文を読んだだけで解答の流れや必要な知識の背景が頭に浮かぶくらいまで,

英語の長文問題なら,1題につき10回以上音読して,すべて説明できるくらいまで,やり込んでください.

 

個人的には夏までが勝負だと思います.

頑張っていきましょう!


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