タイムマシンによろしく!!

明日は、タイムマシンがなくても、やってくるから・・。

タイムマシンによろしく116

2013-03-19 09:04:19 | 
この前、
ナポレオンの伝記を、読んでいたら、
こういう話しが、でていた。

ナポレオンが、ワーテルローの会戦に敗れ、
とうとう、イギリス軍に、とらわれ、
捕虜(ほりょ)として、船で、イギリスに向かう。

イギリスのプリマスの港(みなと)に、着いた時、
港には、20年間、世界を震撼(しんかん)させ、
イギリスに悪夢の苦しみを、味あわせた、
対敵『ナポレオン』を、見ようと、
群集で、あふれかえっていた。

ナポレオンは、見せ物になることを、
好まなかった。
船室の中で、じっとしていたが、
新鮮(しんせん)な空気を吸うために、
とうとう、船室を出て、
船尾の最高甲板(かんぱん)に、上る。

何千人の群集は、目を凝(こ)らした。
その有名な黒萌黄(くろもえぎ)の上着、
三角帽、短身、蒼白(そうはく)な顔、
全世界を、20年にわたって、
震撼(しんかん)させた巨人が、
翼(つばさ)を、もがれ、
爪(つめ)を、抜(ぬ)かれ、
単身、一個の武装なき人間として、
眼前に、立っている。

その姿の、リンとして、
敗戦失意の人に、
なんと、似ていないことか!!!

その瞬間に、説明しがたい事件が、起こった。
見渡すかぎりのイギリス人が、
船の上、陸の上、
一人も残らず、脱帽(だつぼう)したのだ。
だれの指図(さしず)ともなく、
いっせいに、脱帽したのだ。

それは、イギリスの民衆が、
この世界的天才児に、はらった、
本能的な敬意(けいい)で、あった!

人間は、人間を、知る。

イギリスの民衆は、
国籍を、超越(ちょうえつ)して、
闘争(とうそう)を、脱却(だっきゃく)して、
ただ、粛然(しゅくぜん)と、
稀世(きせい)の英雄児の、
魂(たましい)に向かって、
敬礼(けいれい)した。


スゴイと思う。
人間とは、ここまで、
偉大(いだい)になれるものかと、思う。
ナポレオンは、戦争で、敗れても、
『負けていなかった!』
そして、勝った。
武器もない。兵隊もいない。
ただ一つの誇(ほこ)り、
それは、『自分が、人間であること!』
そのことによって、
ナポレオンは、勝った。
運命に敗れたとしても、
ナポレオンは、
人間であることに、勝利していた。

『われ、人間なり!』
その生命の、ほとばしりが、
イギリスの民衆を、
敬礼(けいれい)させたんだと思う。


創価学会では、
「仏法(ぶっぽう)は、勝負」と、よく言う。
それは、人間としての勝負だ。
人生には、時として、
形勢(けいせい)が不利(ふり)なときも、ある。
風向きが、自分に向いていない時もある。
けれど、
それは、負けではない。
なぜなら、
本当の勝負は、『人間』だからだ!

だから、
創価学会では、
勝つということも、大切だけれど、
『負けない!』ことを、重視(じゅうし)する。
どんなことが、あっても負けない!
それは、人間としての、
不屈(ふくつ)の魂(たましい)だからです。


・・・・・・・・・・・・・こころ(タイムマシンによろしく)・・・・・・・・・・・・・

イギリスの民衆を、敬礼(けいれい)させた、
ナポレオンの魂(たましい)・・。

それは・・・、
ぼくたちの中にも、あると思う。
人間として、もっとも、気高(けだか)く、
おおらかで、堂々とした、
最高の魂(たましい)。

それは、ナポレオンだけでなく、
すべての人間の中にある!

その人間の中で、
最も気高(けだか)く、偉大で、
素晴らしい、最高の生命。
人間として、最も強く、おおらかで、
なにものにも負けない、
どんな困難(こんなん)も打ち破(やぶ)っていける、
最強の生命・・・!

その生命のことを、
仏法(ぶっぽう)では、
『仏界(ぶっかい)』の生命という。
あるいは、仏(ほとけ)の生命という。

この仏界(ぶっかい)の生命は、
あなたの中にも、
ぼくの中にも、
すべての人の中にある!

実は、その『仏界の生命』を引き出すために、
どうしても、必要となってくるのが、
創価学会が実践(じっせん)している、
南無妙法蓮華経をとなえる、
仏法の信仰なんです。

この仏界の生命を引き出す、
唯一(ゆいいつ)の方法が、
創価学会の、
南無妙法蓮華経をとなえる仏法の信仰なんです。

残念ながら、
これだけは、
他の何をやってもダメです。
創価学会の南無妙法蓮華経をとなえる、
仏法(ぶっぽう)の信仰しかありません。

それが、
創価学会の南無妙法蓮華経の仏法です。

どういうことかというと、
その最も気高く、最も偉大で、
もっとも強く、素晴らしい、最高の生命。
その生命を、
『仏界の生命』と呼ぶのならば、
その仏界(ぶっかい)の生命の名前が、
実は、
創価学会の人たちが、日々、となえている、
『南無妙法蓮華経』なんです・・!

だから、ぼくたちが、
南無妙法蓮華経を、となえる時、
『南無妙法蓮華経』は、
最も気高く、最も偉大で、
もっとも強く素晴らしい、最高の生命の名前なので、
その生命の名前を呼ぶことによって、
本来、自分がもっている、
気高くて、偉大で、
もっとも素晴らしい最高の生命が、
目を覚(さ)まし、引き出される!

南無妙法蓮華経を、となえることによって、
自分の中から、
気高くて、偉大で、最高に素晴らしい生命が、
引き出されたならば、
当然(とうぜん)、その人は、負けない!!
ナポレオンのように!

その自分の中にある、
生命の力(ちから)によって、
どんな悩みも解決していけるし、
どんな困難も、乗り越(こ)えて、
夢や希望を、かなえていける・・!

そして、人生の中で、
必ず、勝利していける!!



創価学会の、南無妙法蓮華経を、
となえる仏法の信仰は、
ひとりひとりの心と生命に、
ナポレオンのような、『王者の心』を、
呼び覚(さ)まし、確立していくんです。

だから、負けない・・・!
だから、勝っていける・・・!

そして、その『王者の心』は、
やがて、あらゆる幸せを
引き寄(よ)せる結果となり、
その人に、勝利と幸せを、もたらし、
人間の王者として、輝(かがや)かせていく。


それは、あたかも・・、
イギリスの民衆が、
ナポレオンを見たときに、
人間として心から、彼に、
最敬礼を、したように・・・・!


・・・・・・・・・・・・・こころ(タイムマシンによろしく)・・・・・・・・・・・・・