スポーツつれづれ観戦日記
野球、アメリカンフットボール、サッカー・・・・・実際に見て感動したことを中心に綴ってゆきます。
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 僕のblogのポリシーは、スポーツ観戦記を書くことである。試合の予想や、組織の運営のあり方については、多少は触れることはあっても、コンテンツの主眼ではない。自分が見た試合について、心に残ったことを書き留めてゆくというルールにしている(TV観戦も、いちおう可)。
 そういう点で考えると、直接のスポーツ観戦が減少する1月~3月はどうするのか。ふと心配になった。ということでせっかくなので、この「オフシーズン」には、過去に観戦した印象的な試合について、ポツポツと書いてゆこうと思う。

 2000年7月、シアトルを訪れた。
 この年からマリナーズで投げ始めた、佐々木主浩を見るためだ。

 思えば、日本人選手のメジャー挑戦について、悲観的予想をしていて、いつも裏切られて喜んでいる。
 野茂のときは、「メジャーの壁って厚いよ。1勝でも出来たらすごい。」
 それが、13勝を挙げて新人王。
 佐々木のときは、「野茂は、あの特殊なフォームだから成功した。佐々木は普通の投手。しかも抑えは先発と違い、チームにたった一人。ハードルが高すぎる。せめて中継ぎで頑張れ。」
 もちろん結果は、堂々たる抑えのエースとして君臨。
 ちなみにイチローのときは、「確かにイチローはすごいけど、メジャーの野手のレベルと比べてどうかな。レギュラーは難しい。当分は代打と守備固めかな。」
 予想は全く当たらず…。
 イチローは日本にいたときから、世界レベルの選手だったんだ…。

 シアトルで観戦したのは、インターリーグの対ドジャーズ3連戦。
 1戦目は三塁側の席。フレディ・ガルシア先発。
 印象に残っているのは、この試合でリッキー・ヘンダーソンが死球を選び、ベーブルースの通算四球数を超えてMLB新記録を作ったこと。それから、アレックス・ロドリゲスが走塁の際に負傷して退いたこと。
 そして、内野手の守備の素晴らしさ。
 二死走者なしで、マリナーズの打者がショートへの難しい打球を放った、と見えた。
 「あっ、これは止めるだけで精一杯だな。」と思った。
 しかし二塁寄りに守っていたショートはスタートよく、その三遊間の打球に向かう。
 飛びつきもせず、低い姿勢でボールをシングルハンドキャッチ。すぐさま一塁へ送球。
 体勢は逆なのだが、手首だけで送球。
 彼は送球の行方を目で追いながら、走るスピードは全く衰えず、そのままタッタッタッと三塁側ベンチに向かって行ったのだ。もちろん、ゆうゆうアウトだった。
 このプレーには、ホームのお客さんもスタンディング・オベーション。

 メジャーのすごさは、特大ホームランでも、強肩外野手のバックホームでもない。
 内野守備のスピードのものすごさである。
 その時、心の底からそう思った。

 さて…遅くなってきたので、続きはまた。
 (佐々木の話まで行き着かなかったな~)



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