ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 312 B3

2021-12-10 | F-1

Ferrari 312B3

(1974年)

2位クレイレガッオーニ (瑞)

4位ニキラウダ (墺)

2位コンストラクター

代表ルカディモンテゼーモロ

Tec.engマウロフォルギエ―リ

1974年の最終型312B3は、前年の後期型をベースに設計された。

シャシーはフルモノコックからセミモノコックに戻され、重量配分を見直した結果、

以前よりもコクピット位置が前進した。

低くフラットなシャシーに、グラマラスなアッパーカウルという構成は、

後継の312Tにも受け継がれた。

インダクションポッドは横幅の広い旧型から縦に細長いタイプに変更され、

上下に分割された経路を通じて、

ラムエアーをエンジン左右のインテークマニホールドに供給した。

この年は体制面で大きな変更があった。

スポーツカーレースから撤退してF1活動のみに絞り、ルカディモンテゼーモロが

チームマネージャーに就任した。

ドライバーは出戻りのクレイレガツォーニと若手ニキラウダという新コンビ。

第4戦スペインGPではラウダが初優勝し、チームに2年ぶりの勝利をもたらした。

ラウダは6戦連続を含めシーズン個人最多の9ポールポジションを獲得し、

開発面でも非凡な能力を見せた。レガツォーニはマクラーレンのエマーソンフィッティパルディ、

ティレルのジョディーシェクターとタイトルを争い、

フィッティパルディと同ポイント(52点)で最終戦に臨んだが、惜しくもチャンピオンを逃した。

コンストラクターズではマクラーレンに次ぐ2位に浮上した。

312B3は翌1975年の第2戦まで使用され、312Tにバトンタッチした。

ラウダは312B3は常にアンダーステア傾向を抱えていて、

思い通りにコーナリングするのに一苦労していたと語っている。

312Tでは対策として、ホイールベース内に横置きギアボックスを配置することになる。

ドライバーズタイトルは、

1位エバーソンフィッティバルディ(55P)

2位クレイレガッオーニ1勝(52P)

4位ニキラウダ1勝(38P)

3,000㏄180°V12、NA

DOHC4V ,EN,MT縦置

490PS、582㎏、5速+1速

L4,380㎜,W2,085㎜

前9.2-20-13,後14-26-13