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Wilma's Diary

2005年いきなり始まった認知症介護生活。その時々の思いを忘れないために,自分のために書き留めています。

軌道に乗ってきた

2009-03-27 14:49:51 | 本日の送り出し

オットが送別会だということで,今日の夜は私が行くことに。その代わり,朝はスタッフにお任せ。午後7時過ぎに夕食を持って到着。朝出かけたときのままの状態が保存されているわけだが,朝のパンの残りがテーブルに置いてあり,雨戸は閉まっていて,なんと,布団が敷かれたまま。もちろん,きちんとベッドメイクされてはいたけれど。そして,パンツのゴミもない。起こして,着替えてそのまま連れて行かれた~って感じ。布団や寝間着が濡れていなかったということは,パンツもとりあえずはそのままで大丈夫だったのだろうか・・・

帰ってきたらすぐに食べられるように,おかずを盛りつけたり,お茶を沸かしたりして,新聞を読みながらテレビを見ながら待っていると,ピンポーンが鳴って,ご帰還。今日の送り担当は,アノ「あなたの心の中に行きたい」と言ったお兄さん。車椅子で玄関まで入れてくださって,そのまま靴を脱いで引き上げる。今日もご機嫌で帰ってきた。ちょうどテレビでは,ポチタマをやっていて,かわいいわんちゃんが次から次へと登場。ご飯とおつゆを温めている間,おかずだけ食べ始めた。おなかが空いていたみたいで,食欲旺盛。ご飯が温まった頃には,ほとんどおかずを平らげていた。私も一緒にテレビを見ながら,食べる。「かわいい,かわいい」を連発。食べ終わった食器を,まともに!重ねてごちそうさま。洗い物をして,小さなおまんじゅうに薬を盛って,お茶を入れ替えて持っていくと,危ない危ない・・・もう少しのところで横になるところだった。おまんじゅうで釣り上げて(吊り上げて?),薬を飲ませて,再び台所で片付けをし,紙Pにパッドをセットして部屋に持っていくと,あ~あ,間に合わなかった。すでに身体を布団の中に半分入れている。布団と90度の角度に,しかも,シーツと布団の間に。でも,「着替えよう」というと,素直に服を脱ぎ始めた。上はOK。次はスカートを脱がせてパンツ換え。これは,やはり引っ張り出さないといけないので,抱えて立たせようとするけれど,重い!「へたやね~」と言われてしまった。きっと,ホームではスタッフが上手に立たせたり移動させたりして下さっているのだろう。何とか,シーツの下から引っ張り出して,向きを変えて寝転がらせた。そして,スカートを脱がせて,パンツを破って脱がせた。「おしっこに行くか?」と促したけれど,断られた。パッドが少し濡れていただけだったけれど,せっかく新しいパンツにセットしたので,取り替えることに。寝転がったままなんとかはかせた。そして,布団を掛けると,あっという間に寝てしまった。家に帰ってきてちょうど1時間。年寄りの食事時間としては,8時というのは遅すぎるとは思うけど,最近は,このパターンで,ころりとうまく寝てくれるので,まぁいいか。


主のいない家で

2009-03-21 14:38:45 | 本日の送り出し

今日から3泊のお泊まり。土曜日なので,オットと2人で朝早くから出かけた。9時過ぎに到着したが,昨夜から布団に入ったままの模様。お陰で最小限の被害で食い止められた。幸いお天気もよく,洗濯ものもよく乾きそうだ。着替えて朝食を済ませ,今日から始まった高校野球を見ていると,昨日と同じ顔ぶれのスタッフがお迎えに。男性スタッフもハグハグしてくれる。全然いやがらずに,ほいほいついていく。玄関まで車椅子で入ってくれて,そのままリフトカーに乗せられ,出かけて行った。やっと,行くことが「当たり前」になったのか。それとも,ケアマネさんが来てくれるからうまくいくのか?

その後,薬をもらいに医者と薬局に行き,オットと二人で,冷凍庫に残っていた鍋焼きうどんを食べた。義母抜きでオットと二人ここで食事をすることなど,これまで想像だにしなかったが,何かもの足らないというか,居心地が悪い。食後も彼は,義母が居るときと全く同じ姿勢でパソコンを開いている。私は修理してもらう雨戸を大工さんが取りに来てくれるのを待ちながら,庭の掃除などをした。午後1時半頃大工さんが来て,洗濯物も取り入れ,戸締まりをして家を後にした。

先月,義伯母の入っているホームに義母のことを相談に行き申し込みをしてから,約1か月。久しぶりに覗いてこようということで,帰りに寄ってみた。伯母はそれなりに落ち着いていて,今日は,リビングに一緒におりて,コーヒーをごちそうになった。帰り際,マネージャーさんが,次に空きが出来たらご案内できると思う,と告げられた。先月は3人待ちと言われていたけれど,どういう事情か,とんとんと待ち順位が上がったようだ。でも,今後どれくらい時間がかかるかわからないけれど,もし半年とかで空きができたら,どうしよう・・・せっかく今の多機能ホームでの生活が軌道に乗りだし,義母も元気になってきたところだし,雰囲気的にも,多機能ホームの方が庶民的で家庭的な雰囲気で,義母には合っていると思う。こちらは,ちょっと「きれいすぎ」る。


穏やかなお彼岸

2009-03-20 14:20:46 | 本日の送り出し

3連休ではあるけれど,オットの休日出勤などなどがあって,今来週はちょっと変則的で,今日はお泊まり小休止。朝帰りをする。11時頃のご帰還ということで,早い目に家に行って待つことに。私はお昼ご飯の用意もあって,一足遅れていったらちょうど,帰ってきたところだったようだ。ケアマネさんと,男性のスタッフが送って下さったらしいが,ご機嫌の様子。「また迎えに来てね」とか「今度はいつ来てくれる?」と聞いていたらしい。明日の朝まで,自分の言ったこと覚えておいてね~。そして,私の顔を見ると,「久しぶり」と言った。そうだね。3日ぶりだもんね。

夜までずっと機嫌良く,トイレにも2回ほど行ったらしい。寝る前もトイレ誘導したら,「朝行った」とか行って軽くキョヒられたが,連れて行くと,トイレの前で,「オシッコしたくなったわ」と言って入っていった。相変わらず,せっかくのポータブルの横をすり抜けて。しかし,和式トイレをまたいだ途端,じゃー。そのあと,しゃがんでしたみたいだったけど,下着,せっかく着替えたばかりのネグリジェのすそを濡らしており,またまたお着替え。部屋に戻る前に,口をゆすぐのもさせた。そして,お布団に入ると,なぜか今度は歌を歌い出した。「わーれーはうーみのこ,しーらなみの~」と。ホームで歌ってたのだろうか。とりあえず,平和な日でありました。


天国から地獄

2009-03-09 16:28:25 | 本日の送り出し

2回目のお泊まりから日曜日に帰ってきて,今日からまた通い。先週ケアマネさんと相談し,週の後半水曜日から3,4泊して,月曜日と火曜日は通い,というパターンでやってみようということになった。それで,通いの1日目(3月3日)のように頑張って早起きし,朝の送り出しをして,日記に書いたように半日(以上)のご奉公を厭わないことにしよう。その代わり,火曜日は,朝はスタッフにお任せして,夜泊まるオットとともに夕食時に行くことにしようと思う。朝は,家族が居ても居なくても大丈夫ですと言って下さっているので,お任せ。水曜日の朝は,オットが居るので,朝食も支度も出来ているが,お迎えが来る頃はすでにオットは出勤しているので,連れ出してもらう。という3パターンとなる。

今朝も9時半頃行くと,まだ布団で寝ていた。でも,「お・は・よ~」と声をかけると,機嫌良く起き出した。着替えもスムーズにいき,オマタを拭いてパンツをはかせるときには,「こんなことまでしてもらえてありがたい」と言ったので,ホームに行くようになって人に世話をされることに慣れてきて,心地よいと感じているのだな,と確信した。

その後,朝食を食べさせ,洗濯などをしていると,お迎えのスタッフがやってきた。一人は,2月に初めて訪問で来てくれたわりと若いスタッフだった。二人で部屋に入ってきたときは,歓迎モード。そこで,スタッフが「さぁ,朝ご飯も済んだし,そろそろ出かけましょうか~」と言った途端,

雲行きが怪しくなった。

スタッフそのものをキョヒしたわけではないが,これまでも我々が,美容院とか医者とかに連れ出すときに「行こう」「出かけよう」とことばで誘うと「行かない」と拒否する場面が多かった。「行かないモード」に突入すると,もう一筋縄ではいかない。「昨日○○して楽しかったでしょう」「お風呂があるよ」「ご飯食べに行こう」「ちょっと散歩して,すぐ帰ってこよう」・・・何を言ってもだめ。「私は家にいていろいろやることがある」「私はいろいろ忙しい」なんやかんや理屈をつけて,拒否。

とりあえず,立たせて玄関先まで行った。そこでも,あれやこれや言って口説くのだけど,ダメ。挙げ句に,私にむかって「そんなら,あんたが行きなさい」 

なんとかそのあと玄関の外へ出て車の所まで行ったので,私は家の中で耳を澄ませていた。すると,スタッフが「連れて帰らなかったら,私が怒られる」みたいなことを言った。万策尽きて,思わず出たことばだとは思うけれど,それは言っちゃいけないでしょう!そして,私はドアのすき間から,腕で×印を作って,「今日はあきらめよう」,と言いたかったけれど,伝わらず。そして,再び玄関口に戻ってきて,ケアマネに電話。ケアマネさんは本人とも話をしたけれど,本人は相手がだれかわからない。そして,ケアマネさんの指示で一旦スタッフを引き上げさせることに。あと1時間くらいしたら,もう一度来てみるということに。部屋にもどった義母は,再び私に「早く行かないと・・・」と私を行かせようとする。それで,私は,2回目のお迎えのとき,いない方がいいかもしれないと思って,「じゃぁ行ってくるわ。留守番よろしく」と言って,URに行った。

2月17日ほどじゃないけど,かなり凹んだ。
これまでがあまりにうまく行き過ぎていたので,その反動は大きい。
天国から地獄に突き落とされた気分。
連れ出すスタッフの力量とか,タイミング,勢いもあるけれど,
私自身,80過ぎた呆けばあさん一人を行かせることができなかった・・・という忸怩たる思い。
あの拒否ぶりは,4年前,我々が当地へ引っ越してきて,認知症症状が一気に出始めた義母に,
病院受診や配食サービスを勧めるために介護支援センターの相談員の方に
家に説明に来ていただいたときの様子とそっくり。
あのときは,まだ,相当しっかりした部分もあったし,元来の医者嫌いに加え
他人を家に入れるということをほとんどしなかった暮らしぶりなどから,
一緒にいた義姉には予想通りの反応だったかもしれないけれど,
私は相当ショックだった。


その後1時間ほどして,ケアマネさんから電話がかかってきて「なんとか車に乗っていただけたので,連れて行きます」と。2度目はどういう風にして連れ出して下さったのだろう。さっきのことはもう忘れていたのだろうか・・・そして,私は家に戻って,片付け戸締まりをして,帰った。この日は夜も,あんまりご機嫌麗しくなかったらしい。やっぱり,朝のスタートから躓いたのが,尾を引いていたのだろう。本人はきっと具体的なことは覚えてないにしても,いやな気分を持ち続けていたのだろうな。でも,私はもっと落ち込んだよ~。


ガス工事

2009-03-06 14:16:14 | 本日の送り出し

のち


今日はガス工事をしてもらうのだが,生憎の天気模様。しかし,電車に乗っているときにガス屋さんから携帯に電話がかかってきた。あと10分ほどで着きますからと言って切ったが,今日は工事が始まったら,トイレにもなかなか行けないみたいなので,駅でしっかりトイレをすませて家へ向かうと,既に大工さん共々待っておられた。大急ぎで家に入って,工事する場所を片付ける。工事は大きく分けて2つ。給湯器をつけて,シャワーと台所にお湯が出るようにすることと,洗濯機置き場に水栓をつけること。もう一つは,トイレの前の1畳ほどの洗面所の,スロップシンク様の洗面台をはずし,床のクッションフロアを取り替えてポータブルトイレが置けるようにすること。ついでに,サッシのクレセント錠をつけてもらう。あと,雨戸を修理してもらうつもりだったが,予想外に値段がかかるので,どの方法で直すか検討し直すのでこれは保留。とりあえず,「お湯」の出る家にしてもらうことである。

さて,工事が始まると,最悪の天候。それでも,ブルーシートをかけて,2人の職人さんが一生懸命やってくださる。そして,お昼時。彼らに声をかけると,続いてやってしまうとおっしゃる。それで,私は,義母のいるホームへ様子を見がてらお昼をいただきに行くことにする。

ちょっと遅かったので,だいたいみんな食べ終わりかけているところだった。今日のメニューは,お好み焼き山芋が効いていて美味しかったが,ちょっと小さめのお好み焼きだとしても,それにおにぎり2個に小鉢とみそ汁。私でもおなかいっぱいになった。ここの食事は,まかないの方がいて,キッチンで手づくり。とても家庭的で美味しいと思う。食後は,別に決まったプログラムやイベントもなくみんな思い思いに過ごしている感じだけれど,しばらくすると,洗われた食器が運ばれてきて,食器拭きが始まった。主にちょっとしっかりしたおばあさんがやっていた。義母にも「やってくれる?」ときくと,「いやだ」するとすかさず,スタッフが「手伝ってくださるときもあるんですよ」「じゃぁ今日はまけといたげる」と言って,ぬいぐるみやお手玉でしばし遊んで,家に戻った。このころには,雨も上がり,薄日が差していた。

家に着くと,引き続き工事をしてくれており,部屋でじっとテレビを見ているのは申し訳ない気がしたけれど,あちらは仕事なんだ!と割り切って,ひたすら待っていた。そうこうするうちに,トイレ前の床の接着剤が乾くのを待っていた大工さんが戻ってきて,仕上げをし,ガス工事の方は,足りなくなった部品・材料を事務所に取りに戻ったりして,3時半頃完了となった。お昼休みを取られなかったこともあるけれど,もっともっと大がかりな工事なのかと構えていたけれど,思いの外簡単なものであった。かといって,義母が家から出ないままであったら実現しなかったと思う。これで,洗濯機もすぐに回せるし,義母がウンちゃんお漏らしをしても,対処しやすくなる。ただ,多機能ホームに通ったり・泊まったりするようになり,家でシャンプーをする必要がほとんどなくなったので,シャワーの恩恵が実感できそうにないのが残念といえば残念。


とりあえずは順調

2009-03-04 13:48:41 | 本日の送り出し



3月4日(水)から2回目のお泊まり。今度は日曜日までの4泊。6日にやっと家のガス工事をすることになったのと,8日はオットが休日出勤であるということもあり,4泊させてもらうことにした。水曜日の朝は,オットが前日から泊まっていて,朝の支度や朝食は済ませていてくれるので,オットの出勤後しばらくしてお迎えに来てもらう手はずになっている。持っていく荷物のことや戸締まりのことあれやこれや,初めてのこともあって,ちょっとした行き違いなんかも起こったけれど,とりあえずおとなしく行ってくれればあとはこっちのもの。

今日は,義母の誕生日である。昨年の誕生日は,ケーキを買ってきてろうそくをつけてお祝いしようとしたけれど,ろうそくを気持ち悪がって,あんまり喜んでくれなかったので,今年は家では特に何もしないかわりに,ホームでいっしょにお祝いしてやってくださいという意味も込めて,お菓子を差し入れることにした。火曜日のうちに買っておくので,日持ちがするもので,人数の調整が効くものということで,バウムクーヘンを2つ買っていって,火曜日の送りのスタッフに預けた。


一夜明けて

2009-02-18 14:29:53 | 本日の送り出し

朝目覚めたら,全然知らないところで寝かされていた~

としたら,びっくりして,それこそ「目の覚める」思いをするだろうな。だけど,今の義母の意識レベルからすると,それもあまり心配ないと思える。それでも,昨夜のどたばた急展開から一夜明けて,どんな様子かとても気になるので,お昼前にホームに行った。するとスタッフが,「さっきはトランプをされたんですよ~。それでいまはちょっと疲れたのかお休みになっていますけど。」

このホームでは,靴ははいたまま。部屋の一角に3畳ほどのホットカーペットを敷いてソファを置いた場所が作ってあり,そこは普通の家のような感じでゴロリとすることもできる。ケアマネさんが,自分の家から座椅子っぽい大型クッションを持ってきてくださり,こたつテーブルも置いてあって,本当に家にいるのと同じ姿勢で過ごすことができる。最初入ったとき,義母の姿が見えなかったので,?と思っていると,そこにごろんとしていて見えなかったのだった。トランプをしているときの写真を撮っておいて下さって,穏やかな表情の義母が写っていた。そろそろお昼ご飯の時間になり,他の方たちは椅子に座ってテーブルで食べていたが,義母の分は,こたつテーブルに運んで下さった。とりあえず,なじんでいるようには見えたが,まだまだ意識レベルは低く,なかなかちゃんと座って,食事に集中できない。この日のメニューは鯖のみそ煮で,元気なときはちゃんと骨を取って上手に食べるのだが,今日はなかなか難しい。それ以前に食欲もあまりなくて,すぐにズリズリと姿勢が崩れるので,背中を支えつつ,介助しつつ,そして持参した自分のお弁当を食べながら,6割方食べさせるのが精一杯だった。

昨日のお尻の汚れはとりあえず,ウォシュレットで洗って下さったみたいで,本人も「気持ちいい」と言っていたらしい。そのうちお風呂も入れてもらえるようになるだろうか。

食後は,変形テーブルを寄せて,真ん中に出来る空間にボールを落としたら減点というボール遊びが始まった。みんな椅子に座って,ボールをテーブルの上に転がしてパスをするという単純なものではあったけれど,昔バレーボールで鳴らした義母の腕の見せ所!と思いきや,肝心の本人は,カーペットに転がって高いびき。まぁいいか。普通のデイサービス(ちゃんと見たことはないけど)みたいに,プログラムがあるわけではなく,みんなが思い思いの時間を過ごすホームなので,ずっと家で過ごしてきた義母向きだと思える。

水曜日は,義妹が来てくれることになっているので,ここでの様子や,アクセスの仕方など,メールを送って,早い目に退散した。とりあえず,一安心。