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Wilma's Diary

2005年いきなり始まった認知症介護生活。その時々の思いを忘れないために,自分のために書き留めています。

トルコ旅行#5 第4日後半

2011-09-21 10:01:21 | トルコ旅行

しばらく間が開いてしまいましたが,第4日目の続きです。
クルーズ船から下りて,次は,ジャミー巡り。

    

すでに1ヶ月以上が経ち,元々しっかり把握していなかったこともあり,
3つのジャミーを回ったことはたしかなんだけど,どれがどれだか
ジャミジャミジャミジャミ
グジャグジャグジャグジャ 
です,頭ん中は。

唯一頼りになるのは,写真の時刻だったりします。

まず,最初に行ったのは,昼前に一度行って入れなかったところ。
船着き場からもすぐよく見えている,イェニ・ジャミー。
今度も入ったら礼拝が始まってしまったのですが,
別に追い出されもしないし,写真はダメとも言われないけど,
でも,やっぱり神聖な場所。
カメラは控えました。なので,外観の写真しかありません。

コーランの,朗々たる響きにしばし聞き惚いってしまいました。
オットは,昨年比叡山で聞いた声明(しょうみょう)よりいいわ~とまで言ってました。

そして,次に向かったのは,ガイドブックにはあまり取り上げられていないけれど,
必見の,リュステム・パシャ・ジャミー。
ここは,美しいタイルで有名です。
ブルーモスクの名の由来も,青いタイルがいっぱいの壁面,から来ているらしいのですが,
実際は,あまり残っていません。でも,こちら,リュステム・パシャ・ジャミーは,
規模こそちいさいものの,タイルがとても美しいことで有名なジャミー。
こちらこそ,本当のブルーモスク。

このジャミーは,商店街の2階(屋上?)にあって,入り口何カ所かあるのですが,
全部狭い商店街の通路の奥まったところにひっそりと隠れています。
私たちも危く見逃すところでした。



思わず,こうしてしまいました,オット。
で,よく床の絨毯をご覧下さい。
ちゃんと一人分(?)ずつ,ミヒラーブみたいな形の模様が織り込まれているのです!


それと,ジャミーの中は,もちろん冷房設備などありませんが,
とても涼しいのです。なので,絨毯敷きでも,まったくチクチク
暑苦しい感じはなく,サラリとしています。
冬はどうなんでしょうね?

どのジャミーでもそうですが,信者の方は,礼拝の前に,
ちゃんと足や頭を清めるのです。
冬は冷たそう~


足を清めるからか,靴を脱いで上がるジャミーですが,
ちっとも臭くない。
あの広大な絨毯掃除は,いつ誰がどのようにやってるのでしょうねぇ??

最後に向かったのは,スレイマニエ・ジャミー。

ブルーモスクより若干大きくドームの高さは50m。
ただ,こちらは,かなり坂を上がったところに立っているので,
より大きくそびえてる,って感じ。

ここの絨毯も,お一人様ごと仕様。


ステンドグラスというと,キリスト教の教会だけと思っていたら,
イスラム教のモスク(ジャーミー)でもたくさん見られました。
とても,華やかでかつ繊細な感じのものが多かったです。

以上で,3つのジャーミー詣終了。

あとは,お待ちかね晩ご飯。

何処で食べるかガイドブックを見ながら,
エジプシャンバザールを通って
前の広場を目指して坂を下りました。

ガイドブックに「大統領も訪れたことがある伝統の味」と書いてある,レストランに行くことに。
1階の入り口に紳士風の人がいて,エレベーターで階上に案内され・・・
とそこまでは,
さすが!大統領も来たことがあるんだ~とちょっと期待が膨らんだのですが・・・・

とっても広い店内窓側に,大きな(長い)テーブルが3つ4つ並んでいて,
そちらは,団体客用。
個人客は,奥のテーブルに案内される。
で,その団体客はというと,日本人のツアー客。

メニューは,Cold Starter,Hot Starter,とメイン料理という構成。
それぞれが,Cold Starter とメインを選んだところで,
Starter が何種類も載った大きなトレーを持って,注文を聞きにきた。
で,メニューから,欲しいものを指すと,どちらもナイ,と。
そして,実際に運ばれてきたものから選べ,と。
そのあたりでのコミュニケーションがうまくいかなくて,なぜか
2品押しつけられた。

次に,メニューからメインを注文しようとすると,
これまた,我々が選んだモノはナイ,のだと。
次に指したのも,これまたsold out。
ほんまかいなぁ~??
なら,どれがあるんですか??と思わず聞いてしまったよ。
で結局,starterが2皿で結構量が多かったし,
メインは気に入ったのがナイってこともあり,1皿だけ注文して
シェアすることにした。

でも・・・ちょっとショボかった。

後の,団体客の方には,団体客用のコースメニューみたいなのがあるのか,
少しずついろんな料理が運ばれている模様。
ツアコンの人と,現地ガイドが,料理の説明やら食べ方を指南してる。
我々の個人客側には,数組の外国人(ヨーロッパ人)が。
彼らが何を注文するか見ていたら,やはり,我々と同じく,
ナイものを頼んでる~

「大統領」にだまされた感じ。
味もイマイチだったし,雰囲気も,接客も。

あんまり覚えてないけど,食後のデザートとかコーヒーはいただかずに
店を出た,と思う。



駅に行く途中,広場に立っているテントに人の列・列・列
1日のラマザンあけの食事をIfterというらしいが,
このテントでは,無料で食事が提供されるらしい。


ガラタ橋を徒歩でわたって新市街へ。
橋から,昼間クルーズで行ったボスフォラス大橋が,
ライトアップされているのがよく見えた。
(写真はイマイチですが)
  

  

    

サンセットクルーズはだめだったけど,
夕食のレストランはイマイチだったけど,

でも,いっぱいいっぱいいっぱい歩いて見て
充実した一日でありました。


トルコ旅行#5 第4日前半

2011-09-04 10:02:30 | トルコ旅行

第4日(8月17日(水))

オットは朝から仕事へ。
私は,まっ,ちょっと疲れていたのもあって,適当にするわ~と,部屋に残って,
洗濯したり,シャワー浴びたり,ガイドブックとにらめっこしたり・・・
結局,11時頃まで,外には行かなかった。

    

ガイドブックは2冊持って行ったのだけれど,
ホテルの部屋にもタウン情報誌(関西Walkみたいなの)が2冊,
オットが会議の資料でもらってきた中にも1冊。
全部,ガイジン向けではあるけれど,
それぞれに内容,情報,切り口が違っていて,
おもしろいのだけれど,うちから持って行った2冊以外は英語だし,
イマイチ情報がはっきりしなかったり,地図が載っていなかったり・・・

    

そんな中,英語の1冊にFlower Market の紹介が載っていた。
花市場
元は,花市場だったらしいけれど,
今は,魚料理を出すレストランが集まったアーケードで,
それと隣り合って,Fish Marketがあると書かれている。

そんなの,日本のガイドブックには書いてなかったよ~

でも,なんだか楽しげ~,新市街側にあるみたいだし,
オットとの待ち合わせまでに,ちょこっと覗いて来れそうだし・・・
ところが,その本には,地図が載っていない。
(後で見たら載ってましたけど,そのときは見つけられなかった)
どこだろ?どこだろ?と
考えながら,よく見てみると
Flower Market と英語で書かれた下に,
トルコ語でCicek Pasaji(綴りはCの下にひげが付く文字)。

それが,日本語のガイドブックに書いてある
「チチェキ・パサージュ」のことだと気づくのに,
ずいぶん時間がかかった

で,日本語のガイドブックで地図を見ると,
何のことはない,
前夜,探しに探してやっとたどり着いたアナトリア料理のレストランの
すぐ隣だった
そういえば,アーケードの両脇に,レストランがいっぱいならんでいる一角があったっけ。

というわけで,そこを目指して,1時間ほどの散歩に出かけました。

もちろん,レストランは昼は閑散としているし,
食事するわけでもないので,
Fish Marketの方に行ってみた。
主に,魚屋さんが並んでいるのだけれど,
1日目にガラタ橋のところで見た魚屋より,
いろんな種類の魚が並んでいた。

そして,魚屋だけでなく,八百屋や果物屋,
乾物屋,スパイス店,ピクルス屋,お菓子屋・・・
見ているだけでウキウキ。
なんと,干し椎茸(?)まで発見。
なんと言いますか~
京都の錦市場みたいな感じです。

からすみ,キャビア





ピクルス屋

ここは,観光客ではなく,地元の人を相手にしているのか,
全然客引きもありません。
ナマの魚や野菜をおみやげにするわけにはいかないので,
写真をパチパチ。  


    

気づくと,そろそろ,オットとの待ち合わせ時間が迫ってきたので,
大急ぎで,タクシム広場へ戻りました。

無事発表を終えたオットと,予定通り落ち合う事ができ,
さっそく地下ケーブルとトラムを乗り継いで,
船乗り場のある,エミノニュへ。

    


そう,この日は,ボスフォラス海峡クルーズに行くつもりだったのです。
本当は,この日の夕方から,会議のOPツアープログラムで,
サンセットディナークルーズというのに参加するつもりだったのですが,
人数が集まらなかったのか,キャンセルになったのでした
私としては,サンセット+ディナー+クルーズ の
最強の組み合わせに
それはそれは期待を抱いていたので,
とってもがっかりしていました
(お値段もそこそこだったので,きっと極上のディナーに
ベリーダンスのショーでもあるのだろうと,とても楽しみにしていたのです。)

そういうツアーは,いろんな旅行会社がやっているだろうから,
自分で申し込んで行けばいいのかな~?
と,とりあえず,桟橋のところに行ってみたわけですが・・・

昼間の2,3時間のは,いっぱい客引きがいますが,
ディナー付きというのは見あたりません。
もちろん,桟橋ではなく,どこかの旅行代理店の窓口に行けばあるのでしょうけど,
オットはそういうのを探す気もなさそう・・・
私も,少々疲れていました。

というわけで,結局,市が運営している10リラ(500円ほど)のショートクルーズに乗ることに。
私は,フルクルーズ(25リラ黒海近くまで行く)に行ってみたかったけれど,
オットはどうも乗り気ではなさそうで・・・
彼の意向を汲んで,チケットを買ったつもりだったのに
買ってから
「それでいいの?」と聞く彼!

思わず,声を荒げましたよ!

「それでいいの?」って
今更何を?
アナタがショートで良いって言うからそうしたのに・・・

と,一悶着ありました。

  

出発まで1時間ちょっとあったので,
ひとつジャミィを見ようと行ったけれど,
礼拝時間で入れなかったので,
エジプシャンバザールをちょっとだけ見て,
クルーズに備えて腹ごしらえ。
ちょっとしたバーガーチェーン店みたいなところで,
具材とパンの種類を選べる,サンドイッチの昼食。

    

そして,船着き場に戻って乗船。

第1,第2ボスフォラス大橋をくぐって,Uターンしてくる約2時間のクルーズ。
といっても,「皆様~,右手に見えますのは・・・」なんていう
船内放送があるわけではありません
もらった,パンフレットの絵入り地図で,
「あれがこれね」「あそこに見えるのが,この宮殿ね」
と自分で確認するのみ。

それで十分と言えば十分でした。




一番奥の引き返してくるところのずっと奥まで海峡は続いています。
あぁ,この先ずっと行くと,黒海かぁ~
と気持ちだけ引き込まれていきます。

いつか行ってみたいと思いました。

ボスフォラス大橋は,長く大きかったけど,とても薄くて
日本の明石海峡大橋とか瀬戸大橋とかなり違う感じがしました。

戻ってきたときに,イスタンブールの旧市街の町並みのシルエットが
すてきでした。


この辺まで戻ってくる頃には,
美しい景色に,私の気持ちも和やかになっていました


    

長くなるので,この日の続きは,また改めて・・・


トルコ旅行#4 第3日

2011-08-31 12:55:06 | トルコ旅行

第3日(8月16日(火))
この日の午後はオットが仕事に行くため
午前中に2カ所の観光。


イスタンブールの風景を特徴づけるのが,
イスラム寺院モスク。
トルコではジャミィと呼ばれる。
丸い屋根とミナレットという尖塔。
あちこちにそびえているのけれど
トプカプ宮殿などの
歴史遺産地区にある
ブルーモスクと,
それと対峙するかのように立つ
アヤソフィア
の2つははずせない。

アヤソフィアは
普通のジャミィではなく,
ローマ時代にギリシア正教の総本山として創建されが,
15世紀にメフメット2世によりコンスタンチノープルが制圧され,
聖堂がモスクへと改修され,
現在は,博物館となっています。

一方ブルーモスクは,
今も実際に使われているジャミィ。
なので,礼拝の行われる時間帯は
観光客は入れない。

先にブルーモスクに入ろうと,
入り口を探していたら,
トルコ人のおじさんが,
こっちこっち,と
案内を始めた。
ついていくと,
どうも団体専用の入り口に連れて行かれたようだった。
つまり,紛れて入れば,個人より早く入れるから,
ということだったらしい。

初めて入ったモスクは,
超でかかった。
その大きさ,高さに圧倒されそうになったけれど,
同時に,壁,天井の繊細な装飾,タイル,ステンドグラス・・・
なんでここまできれいなの?
とため息が出る。
写真も自由に撮ってよいようなので,
さっそくパシャパシャ。

 

とととっ,
バッテリー切れのサイン

昨夜ずっと充電していたはずなのに・・・

そして,一通り見て出てきたら,
案の定・・・

アノおじさんが待ちかまえてた
やっぱり!

そして,自分の店がこっちにあるから
寄っていけと

それどころじゃないのだわ~
カメラをなんとかしなきゃ~

ってわけで,
露天の土産物屋で
コダックの使い捨てカメラを早速購入。

適当にそのおじさんをまいて,
我々は,アヤソフィヤの方へ移動。
こちらは,「博物館」だけあって,
やはり行列が出来てた。
30分ほど並んで入場。



イスラム寺院に改修されたときに,
ミナレットが付けられ,
イスラム教礼拝用のミヒラーブが作られ,
(壁にメッカの方に向いて造られた祭壇みたいなもの)
そして,天井や壁にあった,
イエスキリストや聖母マリア,大天使などの
モザイクがが漆喰で塗りつぶされてしまいました。
が,
トルコが共和制になって,
再度修復されモザイク画が甦りました。

モザイク画もすばらしかったですが,
ふんだんに使われた色とりどりの大理石が
パッチワークのように組み合わされた,
柱や壁もとっても美しかったです。 


         

ここを出て,
ロカンタと呼ばれる大衆食堂でお昼を食べました。
ショーウインドウに並んだ数々のお総菜から
2,3品選んで注文し,
2階のテーブルで待ちます。
注文したものがきれいに盛りつけられ,
パンとともに供されるというスタイル。
この日は,ドルマという,
ナスやズッキーニの野菜に肉や米を詰めて煮たトルコ料理。

夕方のホテルに戻る時間を決め
オットは仕事へと向かい,
私は,1日目に行ったガラタタワー周辺に
かわいいお店があったので,
もう一度行ってみることにしました。

いわゆる土産物よりは,
ちょっとおしゃれな雑貨や服を売っているお店が
並んでいました。

その何軒かを覗いて,
トルコのレース編み「オヤ」の
アクセサリーなどをゲット。
自分用はもちろん,
お友達にプレゼントしてもいいし~。

あっちこっちフラフラ歩いていると,
あっという間に約束の時間が近づきました。
大急ぎで,ホテルに戻りました。

  
仕事に行く前にホテルに寄ったオットが
再びカメラの充電をしておいてくれました。
今度はちゃんと充電されていたようで,ホッ

ガイドブックを眺めて,
夕食を食べるレストランを決定。
  

そこを目指して,再び街へ繰り出したのですが,
昼間より人が多い。
ラマザン(断食月)というのもあるかもしれないけれど,
もう毎日が祇園祭宵山のノリ。
子供も夜遅くまでウロウロしてます。
その中を目的のレストランを探して
キョロキョロしながら歩いて行ったのだけれど
行けども行けどもナイ
ガイドブックの地図がなんともいい加減らしい。
目印になるベネトンやジーンズショップはあるのに,
そのすぐ近くのハズの店が,ナイ
つぶれたか引っ越したか・・・
何度も往復し,横道にも入ってみたけれどみつからず,
もうあきらめて,別の店にすることに決め,
気を取り直して,
ドンドルマ(トルコの伸びるアイス)の
パフォーマンスを見ていたら,
オットが,
あっ
指さしたのは,探していた店の看板。

なんと,ドンドルマはそのレストランの店先で売っていたのでした。
ガイドブックの地図は,やっぱり間違いだった。

この店は,アナトリア料理(トルコのアジア大陸側)の店で,
ミニ餃子あるいはラビオリに似た
マントウが名物。
それと,もう1品この店の名物料理(名前もどんな味だったかも忘れたけれど)を注文。

いつもお腹いっぱいになるので,
なかなかデザートまで行けません。
今回も,チャイ(紅茶)だけ注文。

でも,帰り道,
しっかりドンドルマを食べましたけどね。

         

ますますにぎやかになっていくイスタンブールの夜更け。

第3日目も,よく歩きよく食べました。


トルコ旅行#3 第2日

2011-08-31 10:13:49 | トルコ旅行

第2日(8月15日(月))
朝9時頃遅い目の朝食を取って,
早速観光に出かける。

この日の目玉は,トプカプ宮殿。
ちょっと出遅れたというのもあり,チケット売り場に長蛇の列。
30分くらいは待ったかな。
前日行ったドルマバフチェ宮殿が造られるまでの
15~19世紀の400年に渡り
オスマン帝国の国政が行われ,かつ,
君主スルタンが暮らした広大な宮殿。



見所は,
ハレム(女性たちの居住区,スルタンと皇子,黒人宦官以外の立ち入りが禁止された,いわば,プライベート空間)と,
有名なトプカプの短剣などが展示されている宝物館。
もちろん,広大な庭園は歩いていても気持ちがいい。

ドルマバフチェは,どちらかというと,建物そのものが見ものだったけれど,
こちらは,博物館的要素が強い感じ。
また,ドルマバフチェは,時間ごとにガイドツアーがあって(英語orトルコ語),
それに付いて行かなければいけないのだけれど,
こちらは,ご自由にどうぞ。
その代わり,説明がないので,
オーディオガイドの貸し出しがある。
日本語もあり,貸出窓口のお兄さんは,
すべての言語を話せるみたいだった。

ハレムの方から先に見た。
どの部屋どの部屋もタイルの装飾が美しく,
これでもか~これでもか~というくらい。


ハーレムを出て,宝物館へ向かうと,またまた行列。
でも,ちょっと木陰に入ると,汗タラタラというほどではない。


以前,日本でも,トプカプ宮殿の宝物展が行われ,
あの有名な短剣は見たことがあったけれど,
それ以外にも,お宝がザクザク。
もちろん,壁の中のガラス張りのケースに収められてはいるし,
入り口ではX線カメラのチェックあってセキュリィティはちゃんとしてる
とは思うけれど,
黒山の人だかりというほどでもなく,
ガラスに顔をつけて見られるし,
お宝がすこーし身近に!
(ただしこちらは撮影禁止)

朝10時過ぎに入って,一通り見終わったらもう2時を過ぎていたと思う。
お昼ご飯は,宮殿内にある,レストランで食べた。
ボスフォラス海峡を望むテラス席に座って,
心地よい風を感じながらのランチは最高でした。


その後,庭園内をさらに散策し,
トプカプ宮殿を出たのは,4時近くになっていたと思う。

よくツアーなどで,半日で,
トプカプ宮殿,アヤソフィア,ブルーモスク,バザール・・・を回ります
なんてのを目にするけれど,
我々はトプカプ宮殿だけでほぼ半日費やしたことに。

夕方近くもなり,足も結構疲れていたので,あと1カ所だけ見ることに。
近くて涼しそうという,ただそれだけの理由で,
行ってみたのは,「地下宮殿」。

「地下宮殿」という名前はついているが,
実際は,6世紀に造られた地下貯水施設。
20km離れたこうがいの森から引いた水を8万立方メートルも
溜めることができたという。
なんという技術!
今は観光客向けに歩道が整備され,ライトアップされて幻想的な雰囲気。

この日は,これにて観光終了。
そのままホテルに戻り,2人ともバタンキュー。
(やはり時差ぼけ?)
でも,夜10時過ぎて目覚め,
やっぱり何か食べておいた方が・・・と
シャワーだけして
タクシム広場までプラプラ。

私はちょこっと食べられればいい,
オットはビールが飲めればいい,
ということで,
歩道沿いに椅子テーブルを出して,客引きしている店に入って,
トルコのピザとトルコの肉団子キョフテを食べました。


夜食にしては,ちょっとヘビー?

これにて,第2日目終了。


トルコ旅行#2 第1日

2011-08-30 15:09:22 | トルコ旅行

第1日(8月14日(日))
早朝,イスタンブール着。
すぐに空港シャトルバス(ハバス)で,ホテルのあるイスタンブール新市街の
ターミナル,タクシムへ。
そこから,徒歩で10分ほどのホテルへ着いたのが,まだ7時過ぎ。

夕方からのオットの会議のオープニングセレモニーとレセプションまで,
ほぼ丸1日時間があるので,さっそく観光するつもりで,
チェックインの際,部屋に入れるまで荷物だけ預かって欲しいと言ったら,
ありがたいことに,もう入れるとのこと。
ラッキー

ささっと荷物を整理して,さっそく出かけることに。



まずは歩いて,ドルマバフチェ宮殿(スルタンの別荘)へ。


午後は,トラムに乗って,カラキョイへ
(イスタンブールの旧市街と新市街をつなぐガラタ橋の新市街側)。

端のたもとの屋台で鯖サンドを食べて,




ガラタタワーへ。

丘の上に立つこのタワーの8階ほどの展望台から,イスタンブールの街すべてが見渡せる。

タワーを下りて,イスティクラル通りに続く,楽器店ストリートを見て歩く。
楽器屋ストリートを抜けると,自然とイスティクラル通りへ。
その場で絞ってくれるジュースを飲んだり,お菓子屋さんでトルコ名菓(?)ロクムとバクラヴァを買う。



またまた歩いて,ホテルに戻って,シャワー着替えをして,会議場へ。
オープニングセレモニーでは,こっくりこっくり(日本時間ではちょうどお休みタイム)。
続いて,隣接する博物館の庭でレセプション。
だんだん日が傾き,帰る頃にはきれいな月が。




ホテルに戻って,ホテルのレストランでトルコ料理(ビュッフェ)を食べて

よく歩いた~
第一日目無事終了
 

 


トルコ旅行#1 概観

2011-08-30 12:07:36 | トルコ旅行

以前の私だったら,多分,詳細な旅行記を書いていたことだろう。
けど,今はもうその時間も気力もないわ~。
だけど,記憶が薄れないうちに,ちょこちょこ書いてみたいと思います。


    

まずは,今回の旅行の概要。

8月13日土曜日深夜,トルコ航空直行便にて関空出発。
6泊9日とはいえ,この出発日はカウントしないと,実質6泊8日の旅であります。

旅行会社の新聞広告によく出ているような「トルコ周遊8日間の旅」とはかなり違います。

何せ,6泊すべてイスタンブール泊。
カッパドキアにも,パムッカレにも行きません。
唯一,OPツアーみたいなので,飛行機で1時間+車で1時間ほどのエフェスという
古代都市遺跡へは行きましたが。

なので,とても楽でした

時差6時間,直行便で往路は深夜出発翌朝早朝着,帰路も深夜出発翌日夕方着
なので,時差ぼけもあまり感じず,
何よりも,目一杯時間が使えて効率がよかったです。

お天気も,帰ってきたときにゲリラ豪雨みたいな降りに遭いましたが(といってもバスの中),
トルコにいる間は,ずっと快晴で,気温は30℃前後。
直射日光は強かったけれど,日本のような湿度がないため,
暑い割には快適でした。
毎朝,私にしては,きっちり化粧してましたが,
一日化粧崩れというか,べたっと汗がにじんでくるということがなく,
かといって,乾燥してカサカサというわけでもなく,
お肌のコンディションはとてもよかったです

それには,食べ物もあったのかと。
何せ,お通じがばっちり
よく飲んで,よく食べて,よく出しました

    

13年ぶりの外国旅行。
携帯に,デジカメ・・・準備していくモノが様変わり。
オットは,仕事でもあり,パソコンは必須アイテム。
もちろん,ホテルや会議場には通信のための設備はあるので,
ケーブルなどは持って行きました・・・・


  
私は,今回は,携帯をせいぜい使おうと,事前に,携帯ショップに行って話を聞き,
海外での通信についてのマニュアルをもらってきました。
1日単位で海外パケホーダイの設定ができるというので,
1週間の間に1,2度くらいはメールをチェックしたり,ブログの更新も,なんて考えてました。
まっ,なによりもいざというときには,
自分の電話で日本に電話もかけられるし受けることもできる。
また,オットと別行動をするときも連絡が可能。

ところが,いざ,現地で海外パケホーダイの設定しようとしても,
ネットワーク暗証番号がわからず
(2度トライしたのだけれど違っていて,3度間違えるとロックされてしまう)・・・
結局あきらめました
というわけで,携帯は,時計と非常用カメラと化したのでした。
(もちろん,電話としての機能は最重要なので,いつも持ち歩いていましたよ。
結局使うことはなかったけど。)


  
それから,カメラ。
これまで使っていたのが,壊れて半年以上。
ちょうどいいタイミングなので,新しいのを買いましたが,
その使い方をちゃんとマスターせぬうちに出発だったので,
マニュアルを持って飛行機の中で研究。

荷物を用意しているときに出てきたのが,フィルムのX線防護袋。
鉛で出来ているヤツです。もう使うことはないだろうと思うのだけれど,
どうやって捨てればいいのかなぁなんて悩んでしまいました。結局,
またしまっておきましたが・・・。

2日目の夜,バッテリーがなくなったので,充電して寝ました。
そして,次の日,2,3枚写したところで,またまた電池切れ
とりあえず,その場で,使い捨てカメラを買ってしのぎましたが,
初めて充電したのが,外国ってことで,ひょっとして,
不良品?とか,外国ではうまく充電できない?とか不安になりました。
が,ちゃんと充電器がささっていなかっただけだったようで,
次の日からは問題なく使えました。
結局500枚以上写したような・・・
それに,携帯でも数枚,そして,現地調達の使い捨てカメラのは
まだ現像してない。



そして,飛行機も進化してました。
昔は,一番前の座席の前の壁にスクリーンがあって,映画が何本か上映,
というのがおきまりでしたが,
各座席にタッチパネルのスクリーンが!
そして,肘掛けのところに,リモコン風のコントロール器。
その背面は電話になってる!
ビジュアルオーディオプログラムは,音楽から映画,テレビドラマ・・・何百とあり,
もちろん,ニュースや,現在の飛行中の地図,そして,ゲームまで!
いやはや~~すっかりウラシマ状態でした!



    


ガイドブックもろくに読まずに来たので,飛行機の中では,
カメラの取説,ガイドブック,そして,飛行機のアレコレ・・
2回の食事も,自分の身体は夜中,早朝にもかかわらず,
しっかりしたディナーが出てきたし,大忙しでした。
そんなわけでほとんど寝なかったので,大丈夫かな?と思いましたが,
イスタンブールに降り立ったときが,ちょうど夜明け頃だったので,
身体もそれに合わせてリセットできたのか,
夕方のオープニングセレモニーで船こいだくらいで,
ほとんど時差ぼけを感じずに過ごすことができました。


    


移動のないこんな楽ちんな旅行でも,
やっぱり毎日あちこち歩いて回るとなると,
体力は必要。
特に西洋人はお年寄りの方も多かったですが,
時間もお金も余裕が出来て,
いざ外国旅行にでも!となったときに
それだけの体力があるか?
と考えると,
せいぜい若いうちに・・・
と思わざるを得ません。
あるいは,
歳をとってからも
そういう旅が出来るように,
今からしっかり体力をつけておくことも
必要なことだと痛感。


イスタンブールに飛ぶまで

2011-08-24 21:14:53 | トルコ旅行

別にじらすわけではないけれど,
別に言い訳するわけではないけれど,
今回の外国旅行に行くことになったいきさつ,
行くまでの思い
などをちょっと書いておこうと思います。

この旅行の話はもうずっと前(2年以上前)からありました。
オットの出張だったからです。
国際会議での発表なので,
論文が通らないと出張扱いで行くことは出来ません。

オットは,どうしてもイスタンブールに行きたかったとみえて
これにかけていました。
そして,晴れて論文が通って,出張出来ることが決まったのが,
5月か6月でした。

こちらへ来てから,丸5年,オットは外国出張を我慢していました。
そして,義母が小規模多機能ホームにお世話になるようになって1年経った昨年春,
初めて外国出張しました。でも,このときは,私も一緒にという状況ではなかったし,
そもそも,そのときの出張は奥さんが付いていくようなモノではなかったみたいです。

しかし,今回のは,3年に一度の大きな国際学会で,
同伴者(主に配偶者)連れで参加する方も大勢います。
そして,彼としても,仕事は仕事だけれど,自分自身もこれまでずっと我慢してきた
旅行を楽しみたいという思いがすごくあったようです。
また,言葉には出さないけれど,これまで6年間自分の母親の面倒を看てくれたことに
対しての労いの気持ちを込めて,誘ってくれたのだとわかりました。

それでも,私にすれば,介護の必要な年寄りを置いて,丸1週間も遊びに行くのは??
というためらいがありました。また,自分の母親も高齢で,イマイチ調子がよくありません。
もし,旅行に行っている間に2人に何かあったら,
一生後悔することになるとまでは言えないにしても,
ずっとずっと後味の悪い思いが残る,と思うと
なかなか行こうという気持ちにはなれませんでした。
それと,私にとっては,13年ぶりの外国旅行となり,
トルコというのは,あまりに異国すぎて
ちょっとハードルが高そう,というのもなかなか踏み切れない要因でした。
(実際行ってみると,なじみある欧米諸国とそんなに違わなく,ハードルは低かったですが)

で,私が,どうしよう,どうしようと思っているうちに,6月の終わり頃,突然彼が
「飛行機とホテル取れたから」と言いました。

何をするにも,なかなか決断の出来ないオットが,
今回ばかりは違っていました。
今年に入ってから,彼に対して,いろいろ不満(彼に原因がある)を持っていて,
今もまだちょっとしこりみたいなモノが残ってはいるんだけれど,
でも,外国旅行という非日常を二人で共有することで,
またやり直せるんじゃないかな,という期待もありました。

それと,義母を快く預かってもらえる場所がある,
その義母は,それなりに落ち着いていて,健康上も今どうの,というわけでもない。
母もなんとか今のところ自立して暮らしている。
逆に考えれば,これから数年を見通すと,今こそが
最後の(というと大げさだけど)チャンスかもしれない,
と考えることにしました。

いろんな方のブログを読んだり,体験を聞いていると,
その1泊ですら,ムズカシイという方もおられるし,
今度中学校の同窓会があるのですが,その出欠票のコメントに
何人かが「介護のために出られません」と書いてたことも頭をよぎります。
でも,仮に1泊だけの旅行だとしても,その間に起こるときは起きる,
突き詰めていけば,24時間ずっとずっとそばにいなくちゃいけないことになります。
だから,今回は,割り切って,羽根を延ばさせてもらおうと,
イスタンブールに飛ぼうと心を決めたのでした。